今回はDelroy Wilsonのアルバム

「Money」です。
Delroy Wilson(本名:Delroy George Wilson)はスカの時代からロック
ステディ、レゲエと活躍し続けた名シンガーです。
13歳という若さでデビューした彼は、スカ→ロックステディ→レゲエ
の時代と活躍を続け、「Riding For A Fall」や「Rain From The Sky」、
「Dancing Mood」など、素晴らしい楽曲を残し続けて来た偉大なシンガー
としてよく知られています。
1995年に肝硬変からの合併症で亡くなっています。
ネットのDiscogsによると、共演盤を含めて40枚ぐらいのアルバムと、
548枚ぐらいのシングル盤をリリースしています。
アーティスト特集 Delroy Wilson
今回のアルバムは1979年にUSのClocktower Recordsからリリース
された彼のソロ・アルバムです。
プロデュースはBunny LeeとClocktower RecordsのBrad Osbourne
で、バックにRobert ShekespeareやCarlton 'Santa' Davis、
Sly Dunbar、Ansel Collins、Tommy McCookなどが参加したアルバム
で、表題曲の「Money」や「You're Riding For A Fall」、Bob Dylanの
カヴァー「I Shall Be Released」、Bob Marley & The Wailersの
カヴァー「Sun Is Shining」など、多くのカヴァー曲と自身のセルフ・
カヴァーが収められた、Delroy Wilsonのベテランらしい聴かせどころ
を心得たヴォーカルが楽しめる、好内容のアルバムとなっています。
手に入れたのはClocktower RecordsからリリースされたCDの中古盤
でした。
全10曲で収録時間は37分58秒。
ミュージシャンについては以下の記述があります。
Special Thanks to the following Musicians...
Bass: Robert Shekespeare
Drums: Carlton 'Santa' Davis, Sly Dunbar
Piano: Ansel Collins
Organ: Burnard 'Touter' Harvey, Ossie Hibbert
Lead Guitar: Tony Chin, Chinna
Horn Section: Tommy McCook, Bobby Ellis, Dirty Harry
Edited by Brad Osbourne at Bullwackie Studio.
Produced by: B. Lee & B. Osborne
となっています。
バックのミュージシャンはベースにRobert Shekespeare、ドラムに
Carlton 'Santa' DavisとSly Dunbar、ピアノにAnsel Collins、
オルガンにBurnard 'Touter' HarveyとOssie Hibbert、リード・ギター
にTony ChinとEarl 'Chinna' Smith、ホーン・セクションにTommy McCook
とBobby Ellis、Dirty Harryという布陣です。
編集はBullwackie StudioでBrad Osbourneが行っています。
プロデュースはBunny LeeとBrad Osbourneが行っています。
残念ながらジャケット・デザインに関する記載はありません。

裏ジャケ
さて今回のアルバムですが、スカの時代から活躍したDelroy Wilson
らしい老練なヴォーカルがとても魅力的なアルバムで、内容は悪くない
と思います。
このDelroy Wilsonですが自身が少年だった60年代のスカの時代から
活躍している大シンガーで、ネットのDiscogsの一番古いシングル盤の
履歴を見ると63年で、その年にはすでに11枚ぐらいのシングル盤の
履歴があり、彼が人気のシンガーであった事がうかがえます。
実際にネットのYouTubeでそれらの楽曲を探してみるとマニアがあげた
とみられる音源がけっこうありました。
Delroy Wilson - One, Two and Three (1963 age15)
delroy wilson & paulette -can't you see (muzik city 1963 )
delroy wilson - voodoo man ( blackswan 405 1963 )
彼の生まれたのは1948年10月5日なので、この63年で15歳
ぐらいだったようです。
ちなみに彼のデビューは13歳の時という事なので、61年ぐらいには
すでにデビューしていたようです。
(残念ながらデビューした年の楽曲は「不明」扱いになっているのか
見つかりませんでした。)
この60年代の初めはジャマイカではスカが流行していた時代でした
が、そのスカで人気となったDelroy Wilsonはその後も活躍を続け、
「Riding For A Fall」や「Rain From The Sky」、「Dancing Mood」
など多くのヒット曲を生み続け、ロックステディからレゲエの時代へと
変わって行くジャマイカの音楽界で常に第一線の歌手として活躍を続け
る事となります。
そしてその活動の中でDennis Brownなど多くの歌手を先輩として育てて
いるんですね。
彼がジャマイカの音楽界の中でもっとも偉大な歌手のひとりであった事
は、誰も否定はしないでしょう。
ネットの販売サイトなどの記述を見ると、今回のアルバムはそうした
彼の「セルフカヴァーを多数収録した」アルバムのようです。
収められた曲目を見てみるとBob Dylanの「I Shall Be Released」や
Bob Marley & The Wailersの「Sun Is Shining」などの有名曲のカヴァー
のほか、自身のヒット曲「You're Riding For A Fall」や「I'm Not
A King」など自身がロックステディの時代などに歌った曲のセルフ・
カヴァーも収められているんですね。
Delroy Wilson - Riding For A Fall (1967 age19)
Delroy Wilson - I Am Not a King - Original Studio One 1967
曲のアレンジもロックステディからレゲエへと少し変わっていて、
そのあたりも面白いところかもしれません。
ちなみに彼は1977年に他のアーティストのカヴァー曲ばかりを
集めた「Sarge」というアルバムをリリースしており、それが後に
あのレゲエ博士と呼ばれたSteve Barrow氏に絶賛されているんです
ね。

Delroy Wilson – Sarge (1977)
おそらく「Sarge」をリリースした当時もカヴァー曲が好評だったと
考えられ、それが今回のセルフ・カヴァーも含めたアルバムに繋がった
のかもしれません。
ちなみにネットのDiscogsのこのアルバムの紹介ページには次のような
事も書かれていました。
A collection of tunes recorded between 1976-78 and somewhat of a U.S. issue of Delroy's "True Believer In Love"
LP released on Carib Gems in the UK in 1978 and on Micron in Canada the following year. Brad's collection
features just one number from the former and the complete b-side from the ladder.
《1976年から78年の間に録音された曲のコレクションで、1978年
にイギリスのCarib Gems社から、翌年にはカナダのMicron社からリリース
されたDelroyのLP「True Believer In Love」の米国版のようなものです。
Bradのコレクションには、前者から1曲だけと、ラダーからのB面曲がすべて
が収録されています。》
同じ79年にリリースされたDelroy WilsonのLP「True Believer In Love」
のSide 2の5曲の楽曲と今回のアルバムに収められて曲がほぼ同じなん
ですね。
同じアルバムでは無いかもしれませんが、「似たアルバム」と言えるかも
しれません。
ちなみに参考資料として一番最後に「True Believer In Love」の曲目も
表記しておきましたので、気になる人は確認してみてください。
実際に今回のアルバムを聴いてみた感想ですが、やはりDelroy Wilson
のベテランらしい味わいのあるヴォーカルはとても魅力的で、誰もが
聴いて楽しめる内容となっています。
正直なところ目新しさはあまりありませんが、彼の魅力的な歌唱が
大きなセールス・ポイントとなっています。
1曲目は表題曲の「Money」です。
歯切れの良いドラミングに、浮遊感のあるキーボードとピアノ、ギター
のメロディ、味わいのあるDelroy Wilsonのヴォーカルがイイ感じ。
DELROY WILSON - Money [1978]
2曲目は「You're Riding For A Fall」です。
言わずもがなの彼自身のヒット曲のセルフ・カヴァーです。
心地良いパーカッションも交えたドラミングに、ギターとホーンを中心
としたメロディ、伸びやかなDelroy Wilsonの想いのこもったヴォーカル
がイイ感じ。
Delroy Wilson - You're Riding For A Fall
3曲目は「I Shall Be Released」です。
フォーク・シンガーBob Dylanの名曲のカヴァーです。
心地良いパーカッションのドラミング、ズシっとしたベースに浮遊感の
あるキーボード、ギターのメロディ、伸びやかに情感を込めて歌う
Delroy Wilsonのヴォーカルがイイ感じ。
Delroy Wilson - I Shall Be Released
4曲目は「Sun Is Shining」です。
Bob Marley & The Wailersの名曲のカヴァーです。
刻むようなギターと不穏な空気感のキーボード、ドスの効いたベースの
メロディに、感情を乗せたDelroy Wilsonのヴォーカルがとても魅力的。
Delroy Wilson - Sun is Shining
5曲目は「So Long Baby」です。
心地良いドラミングに、ホーンと刻むようなギター、ベースのメロディ、
表情豊かに歌うDelroy Wilsonのヴォーカルがイイ感じ。
Delroy Wilson – So Long Baby
6曲目は「Just Call On Me」です。
歯切れの良いドラミングに、ホーンと刻むようなギター、浮遊感のある
キーボードのメロディ、語るように歌うDelroy Wilsonのヴォーカルが
イイ感じ。
Delroy Wilson - Call on Me
7曲目は「How Could I Leave」です。
歯切れの良いドラミングに、ズシっと重いベースとギター、キーボード
のメロディ、伸びやかに歌うDelroy Wilsonのヴォーカルがイイ感じ。
Delroy Wilson - How Could I Leave
8曲目は「Got To See My Baby」です。
心地良いドラミングに、刻むようなギターと重いベース、ピアノの
メロディ、軽快に歌うDelroy Wilsonの伸びやかなヴォーカルがイイ感じ。
Delroy Wilson - Got To See My Baby
9曲目は「Have Some Mercy」です。
歯切れの良いドラミングに、刻むようなギターとキーボードを中心と
したメロディ、伸びやかなDelroy Wilsonのヴォーカルがイイ感じ。
Delroy Wilson - Have Some Mercy
10曲目は「I'm Not A King」です。
心地良いドラミングに、ギターとベース、キーボードのメロディ、
伸びやかに歌うDelroy Wilsonのヴォーカルがイイ感じ。
Delroy Wilson - I'm Not A King
ざっと追いかけて来ましたが、目新しさは無いもののDelroy Wilsonの
風格のあるヴォーカルは唯一無二の魅力があり、内容は悪くないと思い
ます。
あなたは知っていますか?
「Rain From The Sky」という名唱を残した、Delroy Wilsonという
偉大なシンガーが居た事を…。
デルロイ・ウィルソン(Delroy Wilson) - Rain From The Sky
機会があればぜひ聴いてみてください。
Delroy Wilson - Rain From The Skies | Rare Video VHS
Delroy Wilson – Conquer Me ( Live Brooklyn 1983 )
delroy wilson dancing mood 1993
○アーティスト: Delroy Wilson
○アルバム: Money
○レーベル: Clocktower Records
○フォーマット: CD
○オリジナル・アルバム制作年: 1979
○Delroy Wilson「Money」曲目
1. Money
2. You're Riding For A Fall
3. I Shall Be Released
4. Sun Is Shining
5. So Long Baby
6. Just Call On Me
7. How Could I Leave
8. Got To See My Baby
9. Have Some Mercy
10. I'm Not A King
(参考資料)
●Delroy Wilson「True Believer In Love」(1979)
Side 1
1. True Believer In Love
2. Hold Me Tight
3. Please Stop Your Lying
4. Going To A Ball
5. Somebody Stole My Girl
Side 2
1. I'm Not A King
2. How Can I Leave
3. Riding For A Fall
4. I Shall Be Released
5. Sun Is Shining
●今までアップしたDelroy Wilson関連の記事
〇Delroy Wilson「Dancing Mood」
〇Delroy Wilson「Dub Plate Style: Remixed Prince Jammy 1978」
〇Delroy Wilson「Sarge」
〇Delroy Wilson「The Best Of Delroy Wilson: Original Twelve」
〇King Tubby's (Prince Jammy) And The Agrovators, (Delroy Wilson)「Dubbing In The Back Yard / (Go Away Dream)」
〇Delroy Wilson「Better Must Come」
〇Various「Can't Stop The Dread」
〇Various「Different Fashion: The High Note Dancehall Collection」

「Money」です。
Delroy Wilson(本名:Delroy George Wilson)はスカの時代からロック
ステディ、レゲエと活躍し続けた名シンガーです。
13歳という若さでデビューした彼は、スカ→ロックステディ→レゲエ
の時代と活躍を続け、「Riding For A Fall」や「Rain From The Sky」、
「Dancing Mood」など、素晴らしい楽曲を残し続けて来た偉大なシンガー
としてよく知られています。
1995年に肝硬変からの合併症で亡くなっています。
ネットのDiscogsによると、共演盤を含めて40枚ぐらいのアルバムと、
548枚ぐらいのシングル盤をリリースしています。
アーティスト特集 Delroy Wilson
今回のアルバムは1979年にUSのClocktower Recordsからリリース
された彼のソロ・アルバムです。
プロデュースはBunny LeeとClocktower RecordsのBrad Osbourne
で、バックにRobert ShekespeareやCarlton 'Santa' Davis、
Sly Dunbar、Ansel Collins、Tommy McCookなどが参加したアルバム
で、表題曲の「Money」や「You're Riding For A Fall」、Bob Dylanの
カヴァー「I Shall Be Released」、Bob Marley & The Wailersの
カヴァー「Sun Is Shining」など、多くのカヴァー曲と自身のセルフ・
カヴァーが収められた、Delroy Wilsonのベテランらしい聴かせどころ
を心得たヴォーカルが楽しめる、好内容のアルバムとなっています。
手に入れたのはClocktower RecordsからリリースされたCDの中古盤
でした。
全10曲で収録時間は37分58秒。
ミュージシャンについては以下の記述があります。
Special Thanks to the following Musicians...
Bass: Robert Shekespeare
Drums: Carlton 'Santa' Davis, Sly Dunbar
Piano: Ansel Collins
Organ: Burnard 'Touter' Harvey, Ossie Hibbert
Lead Guitar: Tony Chin, Chinna
Horn Section: Tommy McCook, Bobby Ellis, Dirty Harry
Edited by Brad Osbourne at Bullwackie Studio.
Produced by: B. Lee & B. Osborne
となっています。
バックのミュージシャンはベースにRobert Shekespeare、ドラムに
Carlton 'Santa' DavisとSly Dunbar、ピアノにAnsel Collins、
オルガンにBurnard 'Touter' HarveyとOssie Hibbert、リード・ギター
にTony ChinとEarl 'Chinna' Smith、ホーン・セクションにTommy McCook
とBobby Ellis、Dirty Harryという布陣です。
編集はBullwackie StudioでBrad Osbourneが行っています。
プロデュースはBunny LeeとBrad Osbourneが行っています。
残念ながらジャケット・デザインに関する記載はありません。

裏ジャケ
さて今回のアルバムですが、スカの時代から活躍したDelroy Wilson
らしい老練なヴォーカルがとても魅力的なアルバムで、内容は悪くない
と思います。
このDelroy Wilsonですが自身が少年だった60年代のスカの時代から
活躍している大シンガーで、ネットのDiscogsの一番古いシングル盤の
履歴を見ると63年で、その年にはすでに11枚ぐらいのシングル盤の
履歴があり、彼が人気のシンガーであった事がうかがえます。
実際にネットのYouTubeでそれらの楽曲を探してみるとマニアがあげた
とみられる音源がけっこうありました。
Delroy Wilson - One, Two and Three (1963 age15)
delroy wilson & paulette -can't you see (muzik city 1963 )
delroy wilson - voodoo man ( blackswan 405 1963 )
彼の生まれたのは1948年10月5日なので、この63年で15歳
ぐらいだったようです。
ちなみに彼のデビューは13歳の時という事なので、61年ぐらいには
すでにデビューしていたようです。
(残念ながらデビューした年の楽曲は「不明」扱いになっているのか
見つかりませんでした。)
この60年代の初めはジャマイカではスカが流行していた時代でした
が、そのスカで人気となったDelroy Wilsonはその後も活躍を続け、
「Riding For A Fall」や「Rain From The Sky」、「Dancing Mood」
など多くのヒット曲を生み続け、ロックステディからレゲエの時代へと
変わって行くジャマイカの音楽界で常に第一線の歌手として活躍を続け
る事となります。
そしてその活動の中でDennis Brownなど多くの歌手を先輩として育てて
いるんですね。
彼がジャマイカの音楽界の中でもっとも偉大な歌手のひとりであった事
は、誰も否定はしないでしょう。
ネットの販売サイトなどの記述を見ると、今回のアルバムはそうした
彼の「セルフカヴァーを多数収録した」アルバムのようです。
収められた曲目を見てみるとBob Dylanの「I Shall Be Released」や
Bob Marley & The Wailersの「Sun Is Shining」などの有名曲のカヴァー
のほか、自身のヒット曲「You're Riding For A Fall」や「I'm Not
A King」など自身がロックステディの時代などに歌った曲のセルフ・
カヴァーも収められているんですね。
Delroy Wilson - Riding For A Fall (1967 age19)
Delroy Wilson - I Am Not a King - Original Studio One 1967
曲のアレンジもロックステディからレゲエへと少し変わっていて、
そのあたりも面白いところかもしれません。
ちなみに彼は1977年に他のアーティストのカヴァー曲ばかりを
集めた「Sarge」というアルバムをリリースしており、それが後に
あのレゲエ博士と呼ばれたSteve Barrow氏に絶賛されているんです
ね。

Delroy Wilson – Sarge (1977)
おそらく「Sarge」をリリースした当時もカヴァー曲が好評だったと
考えられ、それが今回のセルフ・カヴァーも含めたアルバムに繋がった
のかもしれません。
ちなみにネットのDiscogsのこのアルバムの紹介ページには次のような
事も書かれていました。
A collection of tunes recorded between 1976-78 and somewhat of a U.S. issue of Delroy's "True Believer In Love"
LP released on Carib Gems in the UK in 1978 and on Micron in Canada the following year. Brad's collection
features just one number from the former and the complete b-side from the ladder.
《1976年から78年の間に録音された曲のコレクションで、1978年
にイギリスのCarib Gems社から、翌年にはカナダのMicron社からリリース
されたDelroyのLP「True Believer In Love」の米国版のようなものです。
Bradのコレクションには、前者から1曲だけと、ラダーからのB面曲がすべて
が収録されています。》
同じ79年にリリースされたDelroy WilsonのLP「True Believer In Love」
のSide 2の5曲の楽曲と今回のアルバムに収められて曲がほぼ同じなん
ですね。
同じアルバムでは無いかもしれませんが、「似たアルバム」と言えるかも
しれません。
ちなみに参考資料として一番最後に「True Believer In Love」の曲目も
表記しておきましたので、気になる人は確認してみてください。
実際に今回のアルバムを聴いてみた感想ですが、やはりDelroy Wilson
のベテランらしい味わいのあるヴォーカルはとても魅力的で、誰もが
聴いて楽しめる内容となっています。
正直なところ目新しさはあまりありませんが、彼の魅力的な歌唱が
大きなセールス・ポイントとなっています。
1曲目は表題曲の「Money」です。
歯切れの良いドラミングに、浮遊感のあるキーボードとピアノ、ギター
のメロディ、味わいのあるDelroy Wilsonのヴォーカルがイイ感じ。
DELROY WILSON - Money [1978]
2曲目は「You're Riding For A Fall」です。
言わずもがなの彼自身のヒット曲のセルフ・カヴァーです。
心地良いパーカッションも交えたドラミングに、ギターとホーンを中心
としたメロディ、伸びやかなDelroy Wilsonの想いのこもったヴォーカル
がイイ感じ。
Delroy Wilson - You're Riding For A Fall
3曲目は「I Shall Be Released」です。
フォーク・シンガーBob Dylanの名曲のカヴァーです。
心地良いパーカッションのドラミング、ズシっとしたベースに浮遊感の
あるキーボード、ギターのメロディ、伸びやかに情感を込めて歌う
Delroy Wilsonのヴォーカルがイイ感じ。
Delroy Wilson - I Shall Be Released
4曲目は「Sun Is Shining」です。
Bob Marley & The Wailersの名曲のカヴァーです。
刻むようなギターと不穏な空気感のキーボード、ドスの効いたベースの
メロディに、感情を乗せたDelroy Wilsonのヴォーカルがとても魅力的。
Delroy Wilson - Sun is Shining
5曲目は「So Long Baby」です。
心地良いドラミングに、ホーンと刻むようなギター、ベースのメロディ、
表情豊かに歌うDelroy Wilsonのヴォーカルがイイ感じ。
Delroy Wilson – So Long Baby
6曲目は「Just Call On Me」です。
歯切れの良いドラミングに、ホーンと刻むようなギター、浮遊感のある
キーボードのメロディ、語るように歌うDelroy Wilsonのヴォーカルが
イイ感じ。
Delroy Wilson - Call on Me
7曲目は「How Could I Leave」です。
歯切れの良いドラミングに、ズシっと重いベースとギター、キーボード
のメロディ、伸びやかに歌うDelroy Wilsonのヴォーカルがイイ感じ。
Delroy Wilson - How Could I Leave
8曲目は「Got To See My Baby」です。
心地良いドラミングに、刻むようなギターと重いベース、ピアノの
メロディ、軽快に歌うDelroy Wilsonの伸びやかなヴォーカルがイイ感じ。
Delroy Wilson - Got To See My Baby
9曲目は「Have Some Mercy」です。
歯切れの良いドラミングに、刻むようなギターとキーボードを中心と
したメロディ、伸びやかなDelroy Wilsonのヴォーカルがイイ感じ。
Delroy Wilson - Have Some Mercy
10曲目は「I'm Not A King」です。
心地良いドラミングに、ギターとベース、キーボードのメロディ、
伸びやかに歌うDelroy Wilsonのヴォーカルがイイ感じ。
Delroy Wilson - I'm Not A King
ざっと追いかけて来ましたが、目新しさは無いもののDelroy Wilsonの
風格のあるヴォーカルは唯一無二の魅力があり、内容は悪くないと思い
ます。
あなたは知っていますか?
「Rain From The Sky」という名唱を残した、Delroy Wilsonという
偉大なシンガーが居た事を…。
デルロイ・ウィルソン(Delroy Wilson) - Rain From The Sky
機会があればぜひ聴いてみてください。
Delroy Wilson - Rain From The Skies | Rare Video VHS
Delroy Wilson – Conquer Me ( Live Brooklyn 1983 )
delroy wilson dancing mood 1993
○アーティスト: Delroy Wilson
○アルバム: Money
○レーベル: Clocktower Records
○フォーマット: CD
○オリジナル・アルバム制作年: 1979
○Delroy Wilson「Money」曲目
1. Money
2. You're Riding For A Fall
3. I Shall Be Released
4. Sun Is Shining
5. So Long Baby
6. Just Call On Me
7. How Could I Leave
8. Got To See My Baby
9. Have Some Mercy
10. I'm Not A King
(参考資料)
●Delroy Wilson「True Believer In Love」(1979)
Side 1
1. True Believer In Love
2. Hold Me Tight
3. Please Stop Your Lying
4. Going To A Ball
5. Somebody Stole My Girl
Side 2
1. I'm Not A King
2. How Can I Leave
3. Riding For A Fall
4. I Shall Be Released
5. Sun Is Shining
●今までアップしたDelroy Wilson関連の記事
〇Delroy Wilson「Dancing Mood」
〇Delroy Wilson「Dub Plate Style: Remixed Prince Jammy 1978」
〇Delroy Wilson「Sarge」
〇Delroy Wilson「The Best Of Delroy Wilson: Original Twelve」
〇King Tubby's (Prince Jammy) And The Agrovators, (Delroy Wilson)「Dubbing In The Back Yard / (Go Away Dream)」
〇Delroy Wilson「Better Must Come」
〇Various「Can't Stop The Dread」
〇Various「Different Fashion: The High Note Dancehall Collection」
コメント