今回はSoul Reviversのアルバム

(帯無し)

(帯付き)
「On The Grove」です。
Soul Reviversについては、ネットの
Discogsに次のように書かれています。
Collaborative project from Nick Manasseh and David Hillfrom Rootikal
featuring musicians spanning seven decades.
《RootikalレーベルのNick ManassehとDavid Hillに
よる、70年代のミュージシャンをフィーチャーした
コラボレーション・プロジェクト。》
RootikalレーベルのNick ManassehとDavid
Hillによって結成されたバック・バンドの
プロジェクトで、このアルバムを制作する
為に作られたプロジェクトのようです。
このアルバムに参加しているアーティスト
についても簡単に紹介しておきます。
Ernest Ranglin(Ernie Ranglin、本名
同じ)はスカの時代から活躍する
ジャマイカを代表するギタリストです。
スカの時代には伝説のグループ
The Skatalitesでそのギターの腕前を披露
したほか、多くのセッションやグループに
参加し、ソロとしても多くのギタ-・
インストのアルバムを残しています。
ジャマイカを代表するギタリストのひとり
が、このErnest Ranglinなんですね。
ネットのDiscogsによると、共演盤を含め
て41枚ぐらいのアルバムと、45枚
ぐらいのシングル盤を残しています。
アーティスト特集 Ernest Ranglin (アーネスト・ラングリン)
Ken Boothe(本名:Kenneth George
Boothe)は60年代のスカやロック
ステディの時代から70年代のルーツ・
レゲエの時代にかけて活躍した名シンガー
です。
特にロックステディ期の活躍は目覚まし
く、そのソウルフルな歌唱から
「Mr. Rock Steady」と称されるほどの
人気で、Studio Oneレーベルなどに数多く
のヒット曲を残しています。
ネットのDiscogsによると、共演盤を含め
て32枚ぐらいのアルバムと、398枚
ぐらいのシングル盤を残しています。
アーティスト特集 Ken Boothe (ケン・ブース)
Earl 16(Earl Sixteen、本名:Earl John
Daley)は70年代のルーツ・レゲエの時代
はBoris GardinerのバンドThe Boris
Gardiner Happeningのリード・ヴォーカル
として活躍し、80年代のダンスホール・
レゲエの時代以降はソロとして活躍した
ルーツ・シンガーです。
ネットのDiscogsによると、共演盤を含め
て32枚ぐらいのアルバムと、306枚
ぐらいのシングル盤を残しています。
アーティスト特集 Earl Sixteen (アール・シックスティーン)
Ms. Maurice(本名:Sheila Maurice-Grey)
はネットのDiscogsでは次のように紹介
されています。
London-based trumpeter, vocalist and visual artist.
《ロンドンを拠点とするトランペット
奏者、ボーカリスト、ビジュアル・
アーティスト。》
YouTubeの映像などを見ると、ジャズの
トランぺッターでヴォーカリストの女性の
ようです。
ネットのDiscogsによると、このアルバム
に収められた「Look No Further」が
シングル盤として記録されています。
Jazz Herstory Presents... Ms Maurice
Alexia Coley(本名同じ?)は西ロンドン
を拠点とするソウル・シンガーです。
2013年にリリースした「Keep The
Faith」がヒットしたシンガーで、その後
も順調にキャリアを築いています。
ネットのDiscogsによると、1枚ぐらいの
アルバムと、4枚ぐらいのシングル盤を
残しています。
Alexia Coley - Keep the Faith - HQ (Soul)
Matic Hornsは80年代半ば頃から活躍
するホーン・セクションのグループで、
ネットのDiscogsによるとメンバーとして
Henry TenyueとPatrick Tenyue、Winston
Roseという3人の名前があります。
ネットのDiscogsによると、共演盤を含め
て6枚ぐらいのアルバムと、30枚ぐらい
のシングル盤を残しています。
Exclusive Matic Horns Jamaica Anthem For 50th Independence
Dougal(Dougal Caston)はサックス奏者
のようです。
ネットのDiscogsによると、2018年に
リリースされたオムニバス物のアルバム
「Showcase Part 3」で「Signs Sax」と
いう曲を演奏した履歴が書かれています。
Ciyo(本名:Ciyo Brown)はジャマイカ
生まれでUKで活躍するギタリストで
シンガーの人のようです。
ネットのDiscogsによると、4枚ぐらいの
アルバムと、6枚ぐらいのシングル盤を
残しています。
ciyo - jazzy mood for love
Devon Russell(本名:Devon Barrant
Russell)はロックステディの時代から
活躍する名シンガーです。
ロックステディの時代の1968年には
Lloyd Robinsonとのデュオ・グループ
Lloyd And Devonとして「Red Bum Ball」
のヒットさせ、さらに70年代のルーツ・
レゲエの時代にはThe Tartansという
グループで活躍し、80年代にはソロ・
シンガーとして、数枚のアルバムを
リリースしています。
ネットのDiscogsによると、共演盤を含め
て9枚ぐらいのアルバムと、75枚ぐらい
のシングル盤を残しています。
Devon Russell - Wikipedia
今回のアルバムは2022年にUKの
Acid Jazzレーベルからリリースされた
Soul Reviversのファースト・アルバム
です。
プロデュースはNick ManassehとDavid Hill
で、曲ごとにギタリストのErnest Ranglin
や、Ken BootheやEarl 16 、Devon Russell
といったジャマイカの伝説的なシンガー
や、ジャズのサックス奏者でシンガーの
Ms. Maurice、ソウル・シンガーの
Alexia Coleyなど、多彩なゲストを招いた
アルバムで、かなりレア・グルーヴ感の
強い、聴き心地満点のアルバムとなって
います。
手に入れたのはAcid Jazzからリリース
された日本盤のCD(新盤)でした。
CDには帯が付いていて、次のような事が
書かれていました。
「ニック・マナッサ(UKダブ/レゲエのパイオニア)と
デイヴィッド・ヒル(NUハウス・レーベル、ニュー
フォニックの創設者)によるプロジェクト、ソウル・
リヴァイヴァーズ。一連の7インチに続き、アルバム
『オン・ザ・グローヴ』をアシッド・ジャズより
リリース。」(オモテ面)
「Acid Jazz RecordsからNick ManassehとDavid Hill
によるSOUL REVIVERSのアルバム『On The Grove』が
2022年3月にリリースされる。この野心的で情熱的な
コラボレーション・プロジェクトでは、70年の期間に
及ぶミュージシャンをフィーチャー。その中には、
ERNEST RAGLIN、KEN BOOTHE、EARL 16、DEVON RUSSELL
といったジャマイカの伝説達や、ジャズ・トランペッター
のMS. MAURICE(KokorokoやNubya Garciaの作品で知ら
れる)、ボーカリストのALEXIA COLEYといったコンテン
ポラリーなアーティストも含まれる。」(ウラ面)
なおこのアルバムのダブ・アルバム
「Grove Dub」が、同じ2022年にAcid
Jazzレーベルからリリースされています。

Soul Revivers – Grove Dub (2022)
全12曲で収録時間は46分12秒。
ミュージシャンについては以下の記述が
あります。
Drums: Adrian 'Kenz' McKenzie
Bass, Keys, Guitar, Percussion, Programming: Nick Manasseh
1. No More Drama
(E. Ranglin, D. Hill, N. Raphael)
Lead Guitar: Ernest Ranglin
Tenor Saxophone: Dougal Caston
Trumpet: Dave Fullwood
Trombone: Lucas Petter
Congas: Crispin 'Spry' Robinson
2. Tell Me Why
(K. Boothe, D. Hill, N. Raphael)
Vocals: Ken Boothe
Lead Guitar and Rhythm Guitar: Charlie 'Nightdoctor' Wood
3. Got To Live
(E. Daley, F. Prendergast, D. Hill, N. Raphael)
Vocals: Earl '16' Daley
Tenor Saxophone: Dougal Caston
Trumpet: Dave Fullwood
Trombone: Lucas Petter
Percussion – Crispin 'Spry' Robinson
Kete Drum: Kheru Jahman Dan
4. Look No Further
(S. Maurice-Grey D. Hill, N. Raphael)
Trumpet: Ms. Maurice
Tenor Saxophone: Dougal Caston
5. Gone Are The Days
(A. Coley, D. Hill, N. Raphael)
Vocals: Alexia Coley
Tenor Saxophone: Dougal Caston
Trumpet: Dave Fullwood
Trombone: Lucas Petter
6. Meanwhile Shuffle
(H. Tenyue, D. Hill, N. Raphael)
Lead Trombone: Henry 'Matic Horns' Tenyue
Trumpet: Niles Hailstones
Tenor Saxophone: Dougal Caston
7. Cee Rocka
(D. Caston, C. Brown, D. Hill, N. Raphael)
Tenor Saxophone: Dougal Caston
Lead Guitar: Ciyo Brown
Trumpet: Dave Fullwood
Trombone: Lucas Petter
Congas: Crispin 'Spry' Robinson
8. The Underground
(C. Mayfield)
Lead Vocals: Devon Russell
Backing Vocals: Marcella French
Omele Drum: Crispin 'Spry' Robinson
Piano and Fender Rhodes: Gil Cang
9. Where The River
(E. Daley, D. Hill, N. Raphael)
Vocals: Earl '16' Daley
10. Harder
(E. Ranglin, D. Hill, N. Raphael)
Lead Guitar: Ernest Ranglin
Tenor Saxophone: Dougal Caston
Trumpet: Dave Fullwood
Trombone: Lucas Petter
Congas and Talking Drum: Crispin 'Spry' Robinson
11. Futile Cause
(The Heptones, A. Coley, D. Hill, N. Raphael)
Vocals: Alexia Coley
Trombone: Henry 'Matic Horns' Tenyue
Tenor Saxophone: Dougal Caston
Trumpet: Dave Fullwood
12. Down River
(S. Maurice-Grey, D. Hill, N. Raphael)
Trumpet: Ms. Maurice
Tenor and Alto Saxophone: Dougal Caston
Produced by Nick Manasseh and David Hill
Recorded and remixed at The Yard, Ladbroke Grove, London
Ernest Ranglin recorded at Hazzlemuzik Studio, Kingston, Jamaica by Dale Haslam
Ken Boothe recorded at Ken Boothe Studio, Kingston, Jamaica
Mastered by Frank Merritt at The Carvery, London
Cover Image: © Charlie Phillips Lepke sets up his sound in
Preporation for Notting Hill Carnival, London, 1970s
Design: the-unknown.co.uk
となっています。
演奏はドラムにAdrian 'Kenz' McKenzie、
ベースとキーボードギター、パーカッ
ション、プログラミングにNick Manasseh
で、その他は参加するアーティストが曲
ごとに変わっています。
長くなるのでここでは省略します。
レコーディングとリミックスはロンドンの
Ladbroke GroveにあるThe Yardという
スタジオで行われています。
Ernest Ranglinのレコーディングは
ジャマイカのキングストンにある
Hazzlemuzik Studioで行われ、エンジニア
はDale Haslamが担当しています。
Ken Bootheのレコーディングはジャマイカ
のキングストンにあるKen Boothe Studio
で行われています。
カヴァー・イメージはCharlie Phillips
Lepkeで、70年代のロンドンのNotting
Hill Carnivalでサウンドをセット・
アップする様子を描いています。
デザインはthe-unknown.co.ukとなって
います。

裏ジャケ

ジャケット内側(左ページ)
さて今回のアルバムですが、一聴すると
洗練されたレア・グルーヴ感のある
レゲエ・サウンドで、聴き込んでみると
ジワリとその良さが解って来る、ちょっと
面白いアルバムです。
このSoul Reviversですが、いろいろと
ネットの販売サイトのこのアルバムの記事
を探してみると、「ニュールーツ、UK
ダブのパイオニアNick Manassehと、
ディープ・ハウスの名門レーベルNuphonic
創設者David Hillによるレゲエ・バンド」
などと書かれており、ニュー・ルーツや
ダブの制作者と他ジャンルのハウスの名門
レーベルの創始者という、あまり「レゲエ
ど真ん中」という人達で無いプロジェクト
である事が解ります。
またそうした販売サイトの記事には
「Idris Elba監督の映画『Yardie』の音楽
制作をきっかけに結成された」と書かれた
文章もありました。
そうした事もあってか、このアルバムを
最初に聴いた時の印象は、あまり強くあり
ませんでした。
普段レゲエばかり聴いている私からすると
Ken BootheやEarl 16 、Devon Russellと
いった人達が参加しているので70年代の
ルーツ・レゲエの味わいはあるものの、
全体に洗練されたサウンドでとても淡白な
印象がして、何か違和感を感じてしまい
ました。
ただ今回このブログを書く為にあらためて
ジックリと聴いてみると、「これはこれで
有りなのかな」と思い返しました。
一見洗練された淡白な味わいのアルバム
ですが、けっこう丁寧に作られていて、
繰り返し聴いても飽きないレア・グルーヴ
の味わいのあるアルバムなんですね。
根を詰めて聴くというよりは、日常の中で
さりげなく流して楽しむ、そういう感じの
アルバムだと思いました。
こういう感覚のアルバムは、UKなどの
ヨーロッパだからこそのアルバムなのかも
しれません。
レゲエの前はジャズのギタリストとしても
活躍しているErnest Ranglinや、ロック
ステディの時代にはソウルフルな歌声で
人気を博したKen Booth、ルーツから
ニュー・ルーツまで幅広くこなすEarl 16、
アフリカン・ジャズのトランぺッターで
歌手のMs. Maurice、ソウル・シンガーの
Alexia Coley、ルーツ・シンガーでコア
な人気のDevon Russellなど、幅のある
質の高いゲストの人選も、このアルバムの
大きな魅力となっています。
特に2曲目のKen Boothe「Tell Me Why」
は、このアルバムの中でも絶品の1曲
です。
ミスター・ロックステディと呼ばれた彼
ですが、今の時代でも変わらぬ輝きを放っ
ているのはとても嬉しいところ。
彼に限らず参加したアーティストが、自分
らしい魅力を放っています。
架空の映画のサウンド・トラックという
コンセプトのアルバムのようですが、よく
出来たコンピュレーション・アルバムだと
思います。
1曲目はErnest Ranglinの「No More
Drama」です。
心地良いドラミングに、Ernest Ranglin
のギターとキーボード、サックスの
メロディのレア・グルーヴ感がタップリの
曲です。
Soul Revivers Ft. Ernest Ranglin - Harder
2曲目はKen Bootheの「Tell Me Why」
です。
スローなリズムのドラミングに、浮遊感の
あるキーボードとギターのメロディ、
Ken Bootheの枯れた味わいのあるソウル
フルなヴォーカルがとても魅力的。
soul revivers tell me why (feat. ken boothe)
3曲目はEarl 16の「Got To Live」です。
心地良いパーカッションのドラミングに、
ホーンとギターを中心つぃたメロディ、
感情を乗せたEarl 16のヴォーカルがイイ
感じ。
Got to Live Ft Earl 16
4曲目はMs. Mauriceの「Look No
Further」です。
心地良いドラミングにギターとキー
ボード、Ms. Mauriceのトランペットの
ダブワイズしたメロディがイイ感じ。
Soul Revivers ft. Ms Maurice - Look No Further
5曲目はAlexia Coleyの「Gone Are
The Days」です。
刻むようなギターとサックス、浮遊感の
あるキーボードのメロディに、Alexia
Coleyの優しいヴォーカルが心地良い曲
です。
Gone Are The Days Featuring – Alexia Coley
6曲目はMatic Hornsの「Meanwhile
Shuffle」です。
心地良いドラミングに、刻むようなギター
とトロンボーン、サックスのメロディが
ナイスなインスト曲です。
Meanwhile Shuffle
7曲目はDougal & Ciyoの「Cee Rocka」
です。
心地良いドラミングに、Ciyoのアーバンな
ギターとDougalのアダルトなサックスの
取り合わせが素晴らしい曲です。
Cee Rocka Featuring – Ciyo, Dougal
8曲目はDevon Russellの
「The Underground」です。
心地良いドラミングに、ギターとキー
ボードを中心としたスマートなメロディ、
Devon Russellのソウルフルなヴォーカル
がとても魅力的。
The Underground
9曲目はEarl 16の「Where The River」
です。
心地良いワン・ドロップのドラミングに、
クールな浮遊感のあるキーボードとギター
のメロディ、情感のあるEarl 16の
ヴォ-カルがイイ感じ。
Soul Revivers ft. Earl 16 (Sixteen) - Where The River - On The Grove - Acid Jazz AJXCD604
10曲目はErnest Ranglinの「Harder」
です。
思わず聴き惚れてしまうほどの
Ernest Ranglinのギター・ワークが
とても魅力的。
Soul Revivers Ft. Ernest Ranglin - Harder
11曲目はAlexia Coleyの
「Futile Cause」です。
歯切れの良いドラミングに、ホーンと
ギターのメロディ、Alexia Coleyの情感の
あるヴォーカルがとても魅力的。
Futile Cause Featuring – Alexia Coley
12曲目はMs. Mauriceの「Down River」
です。
歯切れの良いドラミングに、浮遊感のある
キーボードとMs. Mauriceの哀愁のある
トランペット、ホーンのメロディ…。
Soul Revivers –Down River Featuring...Ms. Maurice
ざっと追いかけて来ましたが、ちょっと
普通のレゲエとは異質なレア・グルーヴ感
の強い内容で、その感覚が解って来ると
より深く楽しめるアルバムだと思いまし
た。
このSoul Reviversというユニットがこの
アルバムの為のユニットなのか、それとも
これからも続くユニットなのかは解りま
せんが、70年代のルーツ・レゲエの
サウンドを新しい視点から見直した、
なかなか面白い試みのユニットだと思い
ました。
機会があればぜひ聴いてみてください。
○アーティスト: Soul Revivers
○アルバム: On The Grove
○レーベル: Acid Jazz
○フォーマット: CD
○オリジナル・アルバム制作年: 2022
○Soul Revivers「On The Grove」曲目
1. No More Drama - Feat. Ernest Ranglin
2. Tell Me Why - Feat. Ken Boothe
3. Got To Live - Feat. Earl 16
4. Look No Further - Feat. Ms. Maurice
5. Gone Are The Days - Feat. Alexia Coley
6. Meanwhile Shuffle - Feat. Matic Horns
7. Cee Rocka - Feat. Dougal & Ciyo
8. The Underground - Feat. Devon Russell
9. Where The River - Feat. Earl 16
10. Harder - Feat. Ernest Ranglin
11. Futile Cause - Feat. Alexia Coley
12. Down River - Feat. Ms. Maurice
●今までアップしたErnest Ranglin(Ernie Ranglin)関連の記事
〇Ernest Ranglin「Ranglin Roots」
〇Ernie Ranglin (Ernest Ranglin)「A Mod A Mod Ranglin」
〇Ernie Ranglin (Ernest Ranglin)「Boss Reggae」
●今までアップしたKen Boothe関連の記事
〇Ken Boothe「Everything I Own」
〇Ken Boothe「Freedom Street」
〇Ken Boothe「Got To Get Away Showcase」
〇Ken Boothe「I'm Just A Man」
〇Ken Boothe「You're No Good」
●今までアップしたEarl Sixteen関連の記事
〇Earl Sixteen「Babylon Walls」
〇Earl Sixteen「Showcase」
〇Earl Sixteen「Soldier Of Jah Army」
〇Earl Sixteen「Wondrous Works」
〇Earl Cunningham, Earl Sixteen「Earl Cunningham / Shining Star」
〇Riddim Tuffa「Deh Yah」
●今までアップしたDevon Russell関連の記事
〇Devon Russell & The Cultural Roots「Money, Sex & Violence」
〇Devon Russell「Prison Life」
〇Devon Russell「Roots Music」

(帯無し)

(帯付き)
「On The Grove」です。
Soul Reviversについては、ネットの
Discogsに次のように書かれています。
Collaborative project from Nick Manasseh and David Hillfrom Rootikal
featuring musicians spanning seven decades.
《RootikalレーベルのNick ManassehとDavid Hillに
よる、70年代のミュージシャンをフィーチャーした
コラボレーション・プロジェクト。》
RootikalレーベルのNick ManassehとDavid
Hillによって結成されたバック・バンドの
プロジェクトで、このアルバムを制作する
為に作られたプロジェクトのようです。
このアルバムに参加しているアーティスト
についても簡単に紹介しておきます。
Ernest Ranglin(Ernie Ranglin、本名
同じ)はスカの時代から活躍する
ジャマイカを代表するギタリストです。
スカの時代には伝説のグループ
The Skatalitesでそのギターの腕前を披露
したほか、多くのセッションやグループに
参加し、ソロとしても多くのギタ-・
インストのアルバムを残しています。
ジャマイカを代表するギタリストのひとり
が、このErnest Ranglinなんですね。
ネットのDiscogsによると、共演盤を含め
て41枚ぐらいのアルバムと、45枚
ぐらいのシングル盤を残しています。
アーティスト特集 Ernest Ranglin (アーネスト・ラングリン)
Ken Boothe(本名:Kenneth George
Boothe)は60年代のスカやロック
ステディの時代から70年代のルーツ・
レゲエの時代にかけて活躍した名シンガー
です。
特にロックステディ期の活躍は目覚まし
く、そのソウルフルな歌唱から
「Mr. Rock Steady」と称されるほどの
人気で、Studio Oneレーベルなどに数多く
のヒット曲を残しています。
ネットのDiscogsによると、共演盤を含め
て32枚ぐらいのアルバムと、398枚
ぐらいのシングル盤を残しています。
アーティスト特集 Ken Boothe (ケン・ブース)
Earl 16(Earl Sixteen、本名:Earl John
Daley)は70年代のルーツ・レゲエの時代
はBoris GardinerのバンドThe Boris
Gardiner Happeningのリード・ヴォーカル
として活躍し、80年代のダンスホール・
レゲエの時代以降はソロとして活躍した
ルーツ・シンガーです。
ネットのDiscogsによると、共演盤を含め
て32枚ぐらいのアルバムと、306枚
ぐらいのシングル盤を残しています。
アーティスト特集 Earl Sixteen (アール・シックスティーン)
Ms. Maurice(本名:Sheila Maurice-Grey)
はネットのDiscogsでは次のように紹介
されています。
London-based trumpeter, vocalist and visual artist.
《ロンドンを拠点とするトランペット
奏者、ボーカリスト、ビジュアル・
アーティスト。》
YouTubeの映像などを見ると、ジャズの
トランぺッターでヴォーカリストの女性の
ようです。
ネットのDiscogsによると、このアルバム
に収められた「Look No Further」が
シングル盤として記録されています。
Jazz Herstory Presents... Ms Maurice
Alexia Coley(本名同じ?)は西ロンドン
を拠点とするソウル・シンガーです。
2013年にリリースした「Keep The
Faith」がヒットしたシンガーで、その後
も順調にキャリアを築いています。
ネットのDiscogsによると、1枚ぐらいの
アルバムと、4枚ぐらいのシングル盤を
残しています。
Alexia Coley - Keep the Faith - HQ (Soul)
Matic Hornsは80年代半ば頃から活躍
するホーン・セクションのグループで、
ネットのDiscogsによるとメンバーとして
Henry TenyueとPatrick Tenyue、Winston
Roseという3人の名前があります。
ネットのDiscogsによると、共演盤を含め
て6枚ぐらいのアルバムと、30枚ぐらい
のシングル盤を残しています。
Exclusive Matic Horns Jamaica Anthem For 50th Independence
Dougal(Dougal Caston)はサックス奏者
のようです。
ネットのDiscogsによると、2018年に
リリースされたオムニバス物のアルバム
「Showcase Part 3」で「Signs Sax」と
いう曲を演奏した履歴が書かれています。
Ciyo(本名:Ciyo Brown)はジャマイカ
生まれでUKで活躍するギタリストで
シンガーの人のようです。
ネットのDiscogsによると、4枚ぐらいの
アルバムと、6枚ぐらいのシングル盤を
残しています。
ciyo - jazzy mood for love
Devon Russell(本名:Devon Barrant
Russell)はロックステディの時代から
活躍する名シンガーです。
ロックステディの時代の1968年には
Lloyd Robinsonとのデュオ・グループ
Lloyd And Devonとして「Red Bum Ball」
のヒットさせ、さらに70年代のルーツ・
レゲエの時代にはThe Tartansという
グループで活躍し、80年代にはソロ・
シンガーとして、数枚のアルバムを
リリースしています。
ネットのDiscogsによると、共演盤を含め
て9枚ぐらいのアルバムと、75枚ぐらい
のシングル盤を残しています。
Devon Russell - Wikipedia
今回のアルバムは2022年にUKの
Acid Jazzレーベルからリリースされた
Soul Reviversのファースト・アルバム
です。
プロデュースはNick ManassehとDavid Hill
で、曲ごとにギタリストのErnest Ranglin
や、Ken BootheやEarl 16 、Devon Russell
といったジャマイカの伝説的なシンガー
や、ジャズのサックス奏者でシンガーの
Ms. Maurice、ソウル・シンガーの
Alexia Coleyなど、多彩なゲストを招いた
アルバムで、かなりレア・グルーヴ感の
強い、聴き心地満点のアルバムとなって
います。
手に入れたのはAcid Jazzからリリース
された日本盤のCD(新盤)でした。
CDには帯が付いていて、次のような事が
書かれていました。
「ニック・マナッサ(UKダブ/レゲエのパイオニア)と
デイヴィッド・ヒル(NUハウス・レーベル、ニュー
フォニックの創設者)によるプロジェクト、ソウル・
リヴァイヴァーズ。一連の7インチに続き、アルバム
『オン・ザ・グローヴ』をアシッド・ジャズより
リリース。」(オモテ面)
「Acid Jazz RecordsからNick ManassehとDavid Hill
によるSOUL REVIVERSのアルバム『On The Grove』が
2022年3月にリリースされる。この野心的で情熱的な
コラボレーション・プロジェクトでは、70年の期間に
及ぶミュージシャンをフィーチャー。その中には、
ERNEST RAGLIN、KEN BOOTHE、EARL 16、DEVON RUSSELL
といったジャマイカの伝説達や、ジャズ・トランペッター
のMS. MAURICE(KokorokoやNubya Garciaの作品で知ら
れる)、ボーカリストのALEXIA COLEYといったコンテン
ポラリーなアーティストも含まれる。」(ウラ面)
なおこのアルバムのダブ・アルバム
「Grove Dub」が、同じ2022年にAcid
Jazzレーベルからリリースされています。

Soul Revivers – Grove Dub (2022)
全12曲で収録時間は46分12秒。
ミュージシャンについては以下の記述が
あります。
Drums: Adrian 'Kenz' McKenzie
Bass, Keys, Guitar, Percussion, Programming: Nick Manasseh
1. No More Drama
(E. Ranglin, D. Hill, N. Raphael)
Lead Guitar: Ernest Ranglin
Tenor Saxophone: Dougal Caston
Trumpet: Dave Fullwood
Trombone: Lucas Petter
Congas: Crispin 'Spry' Robinson
2. Tell Me Why
(K. Boothe, D. Hill, N. Raphael)
Vocals: Ken Boothe
Lead Guitar and Rhythm Guitar: Charlie 'Nightdoctor' Wood
3. Got To Live
(E. Daley, F. Prendergast, D. Hill, N. Raphael)
Vocals: Earl '16' Daley
Tenor Saxophone: Dougal Caston
Trumpet: Dave Fullwood
Trombone: Lucas Petter
Percussion – Crispin 'Spry' Robinson
Kete Drum: Kheru Jahman Dan
4. Look No Further
(S. Maurice-Grey D. Hill, N. Raphael)
Trumpet: Ms. Maurice
Tenor Saxophone: Dougal Caston
5. Gone Are The Days
(A. Coley, D. Hill, N. Raphael)
Vocals: Alexia Coley
Tenor Saxophone: Dougal Caston
Trumpet: Dave Fullwood
Trombone: Lucas Petter
6. Meanwhile Shuffle
(H. Tenyue, D. Hill, N. Raphael)
Lead Trombone: Henry 'Matic Horns' Tenyue
Trumpet: Niles Hailstones
Tenor Saxophone: Dougal Caston
7. Cee Rocka
(D. Caston, C. Brown, D. Hill, N. Raphael)
Tenor Saxophone: Dougal Caston
Lead Guitar: Ciyo Brown
Trumpet: Dave Fullwood
Trombone: Lucas Petter
Congas: Crispin 'Spry' Robinson
8. The Underground
(C. Mayfield)
Lead Vocals: Devon Russell
Backing Vocals: Marcella French
Omele Drum: Crispin 'Spry' Robinson
Piano and Fender Rhodes: Gil Cang
9. Where The River
(E. Daley, D. Hill, N. Raphael)
Vocals: Earl '16' Daley
10. Harder
(E. Ranglin, D. Hill, N. Raphael)
Lead Guitar: Ernest Ranglin
Tenor Saxophone: Dougal Caston
Trumpet: Dave Fullwood
Trombone: Lucas Petter
Congas and Talking Drum: Crispin 'Spry' Robinson
11. Futile Cause
(The Heptones, A. Coley, D. Hill, N. Raphael)
Vocals: Alexia Coley
Trombone: Henry 'Matic Horns' Tenyue
Tenor Saxophone: Dougal Caston
Trumpet: Dave Fullwood
12. Down River
(S. Maurice-Grey, D. Hill, N. Raphael)
Trumpet: Ms. Maurice
Tenor and Alto Saxophone: Dougal Caston
Produced by Nick Manasseh and David Hill
Recorded and remixed at The Yard, Ladbroke Grove, London
Ernest Ranglin recorded at Hazzlemuzik Studio, Kingston, Jamaica by Dale Haslam
Ken Boothe recorded at Ken Boothe Studio, Kingston, Jamaica
Mastered by Frank Merritt at The Carvery, London
Cover Image: © Charlie Phillips Lepke sets up his sound in
Preporation for Notting Hill Carnival, London, 1970s
Design: the-unknown.co.uk
となっています。
演奏はドラムにAdrian 'Kenz' McKenzie、
ベースとキーボードギター、パーカッ
ション、プログラミングにNick Manasseh
で、その他は参加するアーティストが曲
ごとに変わっています。
長くなるのでここでは省略します。
レコーディングとリミックスはロンドンの
Ladbroke GroveにあるThe Yardという
スタジオで行われています。
Ernest Ranglinのレコーディングは
ジャマイカのキングストンにある
Hazzlemuzik Studioで行われ、エンジニア
はDale Haslamが担当しています。
Ken Bootheのレコーディングはジャマイカ
のキングストンにあるKen Boothe Studio
で行われています。
カヴァー・イメージはCharlie Phillips
Lepkeで、70年代のロンドンのNotting
Hill Carnivalでサウンドをセット・
アップする様子を描いています。
デザインはthe-unknown.co.ukとなって
います。

裏ジャケ

ジャケット内側(左ページ)
さて今回のアルバムですが、一聴すると
洗練されたレア・グルーヴ感のある
レゲエ・サウンドで、聴き込んでみると
ジワリとその良さが解って来る、ちょっと
面白いアルバムです。
このSoul Reviversですが、いろいろと
ネットの販売サイトのこのアルバムの記事
を探してみると、「ニュールーツ、UK
ダブのパイオニアNick Manassehと、
ディープ・ハウスの名門レーベルNuphonic
創設者David Hillによるレゲエ・バンド」
などと書かれており、ニュー・ルーツや
ダブの制作者と他ジャンルのハウスの名門
レーベルの創始者という、あまり「レゲエ
ど真ん中」という人達で無いプロジェクト
である事が解ります。
またそうした販売サイトの記事には
「Idris Elba監督の映画『Yardie』の音楽
制作をきっかけに結成された」と書かれた
文章もありました。
そうした事もあってか、このアルバムを
最初に聴いた時の印象は、あまり強くあり
ませんでした。
普段レゲエばかり聴いている私からすると
Ken BootheやEarl 16 、Devon Russellと
いった人達が参加しているので70年代の
ルーツ・レゲエの味わいはあるものの、
全体に洗練されたサウンドでとても淡白な
印象がして、何か違和感を感じてしまい
ました。
ただ今回このブログを書く為にあらためて
ジックリと聴いてみると、「これはこれで
有りなのかな」と思い返しました。
一見洗練された淡白な味わいのアルバム
ですが、けっこう丁寧に作られていて、
繰り返し聴いても飽きないレア・グルーヴ
の味わいのあるアルバムなんですね。
根を詰めて聴くというよりは、日常の中で
さりげなく流して楽しむ、そういう感じの
アルバムだと思いました。
こういう感覚のアルバムは、UKなどの
ヨーロッパだからこそのアルバムなのかも
しれません。
レゲエの前はジャズのギタリストとしても
活躍しているErnest Ranglinや、ロック
ステディの時代にはソウルフルな歌声で
人気を博したKen Booth、ルーツから
ニュー・ルーツまで幅広くこなすEarl 16、
アフリカン・ジャズのトランぺッターで
歌手のMs. Maurice、ソウル・シンガーの
Alexia Coley、ルーツ・シンガーでコア
な人気のDevon Russellなど、幅のある
質の高いゲストの人選も、このアルバムの
大きな魅力となっています。
特に2曲目のKen Boothe「Tell Me Why」
は、このアルバムの中でも絶品の1曲
です。
ミスター・ロックステディと呼ばれた彼
ですが、今の時代でも変わらぬ輝きを放っ
ているのはとても嬉しいところ。
彼に限らず参加したアーティストが、自分
らしい魅力を放っています。
架空の映画のサウンド・トラックという
コンセプトのアルバムのようですが、よく
出来たコンピュレーション・アルバムだと
思います。
1曲目はErnest Ranglinの「No More
Drama」です。
心地良いドラミングに、Ernest Ranglin
のギターとキーボード、サックスの
メロディのレア・グルーヴ感がタップリの
曲です。
Soul Revivers Ft. Ernest Ranglin - Harder
2曲目はKen Bootheの「Tell Me Why」
です。
スローなリズムのドラミングに、浮遊感の
あるキーボードとギターのメロディ、
Ken Bootheの枯れた味わいのあるソウル
フルなヴォーカルがとても魅力的。
soul revivers tell me why (feat. ken boothe)
3曲目はEarl 16の「Got To Live」です。
心地良いパーカッションのドラミングに、
ホーンとギターを中心つぃたメロディ、
感情を乗せたEarl 16のヴォーカルがイイ
感じ。
Got to Live Ft Earl 16
4曲目はMs. Mauriceの「Look No
Further」です。
心地良いドラミングにギターとキー
ボード、Ms. Mauriceのトランペットの
ダブワイズしたメロディがイイ感じ。
Soul Revivers ft. Ms Maurice - Look No Further
5曲目はAlexia Coleyの「Gone Are
The Days」です。
刻むようなギターとサックス、浮遊感の
あるキーボードのメロディに、Alexia
Coleyの優しいヴォーカルが心地良い曲
です。
Gone Are The Days Featuring – Alexia Coley
6曲目はMatic Hornsの「Meanwhile
Shuffle」です。
心地良いドラミングに、刻むようなギター
とトロンボーン、サックスのメロディが
ナイスなインスト曲です。
Meanwhile Shuffle
7曲目はDougal & Ciyoの「Cee Rocka」
です。
心地良いドラミングに、Ciyoのアーバンな
ギターとDougalのアダルトなサックスの
取り合わせが素晴らしい曲です。
Cee Rocka Featuring – Ciyo, Dougal
8曲目はDevon Russellの
「The Underground」です。
心地良いドラミングに、ギターとキー
ボードを中心としたスマートなメロディ、
Devon Russellのソウルフルなヴォーカル
がとても魅力的。
The Underground
9曲目はEarl 16の「Where The River」
です。
心地良いワン・ドロップのドラミングに、
クールな浮遊感のあるキーボードとギター
のメロディ、情感のあるEarl 16の
ヴォ-カルがイイ感じ。
Soul Revivers ft. Earl 16 (Sixteen) - Where The River - On The Grove - Acid Jazz AJXCD604
10曲目はErnest Ranglinの「Harder」
です。
思わず聴き惚れてしまうほどの
Ernest Ranglinのギター・ワークが
とても魅力的。
Soul Revivers Ft. Ernest Ranglin - Harder
11曲目はAlexia Coleyの
「Futile Cause」です。
歯切れの良いドラミングに、ホーンと
ギターのメロディ、Alexia Coleyの情感の
あるヴォーカルがとても魅力的。
Futile Cause Featuring – Alexia Coley
12曲目はMs. Mauriceの「Down River」
です。
歯切れの良いドラミングに、浮遊感のある
キーボードとMs. Mauriceの哀愁のある
トランペット、ホーンのメロディ…。
Soul Revivers –Down River Featuring...Ms. Maurice
ざっと追いかけて来ましたが、ちょっと
普通のレゲエとは異質なレア・グルーヴ感
の強い内容で、その感覚が解って来ると
より深く楽しめるアルバムだと思いまし
た。
このSoul Reviversというユニットがこの
アルバムの為のユニットなのか、それとも
これからも続くユニットなのかは解りま
せんが、70年代のルーツ・レゲエの
サウンドを新しい視点から見直した、
なかなか面白い試みのユニットだと思い
ました。
機会があればぜひ聴いてみてください。
○アーティスト: Soul Revivers
○アルバム: On The Grove
○レーベル: Acid Jazz
○フォーマット: CD
○オリジナル・アルバム制作年: 2022
○Soul Revivers「On The Grove」曲目
1. No More Drama - Feat. Ernest Ranglin
2. Tell Me Why - Feat. Ken Boothe
3. Got To Live - Feat. Earl 16
4. Look No Further - Feat. Ms. Maurice
5. Gone Are The Days - Feat. Alexia Coley
6. Meanwhile Shuffle - Feat. Matic Horns
7. Cee Rocka - Feat. Dougal & Ciyo
8. The Underground - Feat. Devon Russell
9. Where The River - Feat. Earl 16
10. Harder - Feat. Ernest Ranglin
11. Futile Cause - Feat. Alexia Coley
12. Down River - Feat. Ms. Maurice
●今までアップしたErnest Ranglin(Ernie Ranglin)関連の記事
〇Ernest Ranglin「Ranglin Roots」
〇Ernie Ranglin (Ernest Ranglin)「A Mod A Mod Ranglin」
〇Ernie Ranglin (Ernest Ranglin)「Boss Reggae」
●今までアップしたKen Boothe関連の記事
〇Ken Boothe「Everything I Own」
〇Ken Boothe「Freedom Street」
〇Ken Boothe「Got To Get Away Showcase」
〇Ken Boothe「I'm Just A Man」
〇Ken Boothe「You're No Good」
●今までアップしたEarl Sixteen関連の記事
〇Earl Sixteen「Babylon Walls」
〇Earl Sixteen「Showcase」
〇Earl Sixteen「Soldier Of Jah Army」
〇Earl Sixteen「Wondrous Works」
〇Earl Cunningham, Earl Sixteen「Earl Cunningham / Shining Star」
〇Riddim Tuffa「Deh Yah」
●今までアップしたDevon Russell関連の記事
〇Devon Russell & The Cultural Roots「Money, Sex & Violence」
〇Devon Russell「Prison Life」
〇Devon Russell「Roots Music」
コメント