その1の続きです。

2022年8月12日(金)にネットのレコード・シティで購入したCDが届く、ほか その1

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Cocoa Teaの「Holy Mount Zion」は
1997年にUSのTamlaというレーベル
からリリースされた彼のソロ・アルバム
です。
Cocoa Teaは80年代から活躍する
「Lost My Sonia」や「Rocking Dolly」
などのヒット曲を持つレゲエ・シンガー
です。

プロデュースはBobby 'Digital' Dixon
とPhilip 'Fatis' Burrell で、バックに
Dean FraserやSly Dunbar、Danny Browne
などが参加したアルバムです。

Cocoa Tea - Holy Mount Zion


Cocoa Tea - Ready Fe Dem


Cocoa Tea feat Shabba Ranks - Love me



Deborahe Glasgowの「Legend」は
1994年にUKのWorld Recordsという
レーベルからリリースされた彼女の
セカンド・アルバムです。
ネットのWikipediaによると、
「Deborahe Glasgowは、1970年代後半から
1990年代初頭にかけて活躍した、ガイアナ
出身のイギリス人ラヴァーズ・ロック・
シンガー」とのことです。
1994年に29歳という若さで亡くなっ
ています。

今回のアルバムはその彼女の死後に発表
されたと思われるアルバムです。
正直なところ彼女が夭折したシンガーと
いう事は知りませんでした。
実はちょっと前に彼女の残した生前唯一の
アルバム89年の「Deborahe Glasgow」が
ネットのレゲエコレクター・コムで売られ
ていたのですが、買おうか迷っているうち
に売れてしまっていました。
なのでその代わりにと思って今回購入しま
した。

正直なところラヴァーズロック・レゲエと
いう音楽は私の中では「何ジャンル」の
ひとつです。
一言でいえばルーツ・レゲエの乗っていた
政治性を抜いてラヴ・ソングに限定した
イギリスで誕生した音楽という事になるの
ですが、それはまさにラヴ・ソングしか
歌わない日本の歌謡史が歩んで来た道と
すごくダブるんですね。
その不健全さがどうしても心の引っ掛かり
として残ってしまいます。

Deborahe Glasgow - The Mind is Willing


Dennis Brown & Deborah Glasgow - Too Late (World Records) 1992


Deborahe Glasgow - Ready For This (1994)



Half Pintの「Pick Your Choice」は
1993年にUSのVP Recordsから
リリースされた彼のコンピュレーション・
アルバムです。
Half Pint(ハーフ・パイント)は80年
代から活躍するダンスホール・ディー
ジェイです。

今回のアルバムは「Money Man Skank」
や「One In A Million」など彼の代表曲
を集めたアルバムです。
彼らしい独特の節回しを持った曲は、
とても親しみがあって魅力的です。

Half Pint - One In A Million


Half Pint - Money Man Skank


half pint one big family



Super Catの「Dem No Worry We」は
1992年にUSのColumbiaから
リリースされた同じ曲のミックス・
ヴァージョンが6曲収められたシングル
CDです。
Super Catは80年代から活躍するダンス
ホール・ディージェイです。

ちょっと前にこのレコード・シティで購入
した95年の「The Struggle Continues」
というアルバムが良かったのでまた購入
してみましたが、シングルCDだとは思っ
ていませんでした。
レコード・シティではそのあたりの分類が
あいまいなので、注意した方が良いかも。

Super Cat - Dem No Worry We


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Morgan Heritageの「Protect Us Jah」は
1997年にUSのVP Recordsから
リリースされた彼らの2枚目か3枚目の
アルバムです。
(ネットのDiscogsによると同年に
「One Calling」というアルバムも
リリースされています。)
Morgan Heritageはレゲエ・シンガーの
Denroy Morganの息子や娘たちから成る
3人のリード・ヴォーカルを有する
ユニットで、90年代の初め頃から活動
しています。
今回のアルバムはプロデュースはDigital-B
レーベルのBobby Dixon、エグゼクティブ・
プロデューサーに父親のDenroy Morganが
名を連ねたアルバムで、彼らの成功を決定
付けた作品のようです。

Morgan Heritage - Protect us Jah


Morgan Heritage Set yourself Free


Morgan Heritage - The King Is Coming



Morgan Heritageの「Three In One」は
2003年にUSのVP Recordsから
リリースされた彼らの7枚目ぐらいの
アルバムです。

Morgan Heritage - SHE'S STILL LOVING ME


Morgan Heritage - The Truth


Morgan Heritage - Jump Around



Papa Sanの「God & I」は2003年に
USのGospo Centric Recordsという
レーベルからリリースされた彼のソロ・
アルバムです。
Papa Sanは80年代から活躍する、早口
のトースティングを得意としたダンス
ホール・ディージェイです。

デジタルのリズムに乗せた彼の明るい
トースティングはなかなか魅力的です。

Papa San Breathe Again


God and I Papa San


Papa San - Step Pon Di Enemy (@iampapasan)



Papa Sanの「No Place Like Home」は
1995年にUSのVP Recordsから
リリースされた彼の9枚目ぐらいの
ソロ・アルバムです。
早口ディージェイとして人気を博した彼
ですが、共演盤を含めて23枚のアルバム
をリリースしており、彼の人気ぶりが
うかがえます。
ちなみに彼はダンスホール・ディージェイ
として活躍したDirtsmanの兄弟なんだそう
です。

Papa San - Heads Of Government


No Place Like Home


Papa San - Put It Down


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Apache Indianの「Make Way For The
Indian」は1995年にUKのIsland
Recordsからリリースされた彼のサード・
アルバムです。
Apache Indianは90年代から活躍する
ダンスホール・ディージェイです。

こちらは今回最安の249円で手に入れた
アルバムでした。
この値段だとかなり冒険して買う事が出来
ます。
表題曲はヒップホップを大胆に取り入れた
曲で、Tim Dogとのラップの掛け合いが
とても楽しい曲です。

Apache Indian Feat. Tim Dog - Make Way For The Indian ,Sewer Mix [HD]


Raggamuffin girl - Apache indian


Apache Indian - born for a purpose 1995



Shabba Ranksの「X-Tra Naked」は
1992年にUSのEpicよりリリースされ
た彼のソロ・アルバムです。
Shabba Ranksア80年代後半から活躍する
ダンスホール・ディージェイで、91年の
アルバム「As Raw As Ever(邦題:生で
やりたい)」を世界的にヒットさせた事で
知られるディージェイです。

今回のアルバムは前年に大ヒットした
「As Raw As Ever」の勢いに乗って発表
されたアルバムです。
今聴くとこのアルバムは意外と当時の
ジャマイカのディージェイのフォーマット
に則って作られたアルバムだという事が
解ります。
ただ当時の世界の聴衆はまだジャマイカの
ダンスホール・スタイルになれておらず、
堂々とスラックネス(下ネタ)を歌う彼の
スタイルにとても刺激を受けたのではない
でしょうか。
そう考えると彼の成功は、ジャマイカの
ダンスホール・レゲエの成功と言えるかも
しれません。
そしてその後多くのディージェイや
シンガーが、彼の後に続く事になります。

Shabba Ranks - Ting-A-ling


Shabba Ranks - Slow & Sexy ft. Johnny Gill


Shabba Ranks - Muscle Grip



Beenie Manの「Art And Life」は
2000年にUSのVirginよりリリース
された彼のソロ・アルバムです。
Beenie Manは80年代後半から活躍する
「キング・オブ・ダンスホール」とも
称された絶大な人気を誇ったダンス
ホール・ディージェイです。

このアルバムに関しては英語のWikipedia
のページがあるほどで、そこには次のよう
な事が書かれています。

Art and Life is the twelfth studio album by dancehall deejay Beenie Man,
released on July 11, 2000. He garnered commercial success in the States
with this album, with the help of the reggae fusion hit single "Girls dem Sugar".
It marked one of the first successful reggae fusion albums from a dancehall artist.
It received the Grammy Award for Best Reggae Album in 2001.It sold more than
400,000 copies.

《『アート・アンド・ライフ』は、2000年7月11日にリリースされたダンスホール・
ディージェイ、ビーニー・マンの12枚目のスタジオ・アルバムである。レゲエ・
フュージョン・シングル「Girls dem Sugar」のヒットにより、彼はこのアルバム
でアメリカでの商業的成功を収めた。ダンスホール・アーティストによるレゲエ・
フュージョン・アルバムとしては初の成功を収めた。
2001年のグラミー賞で最優秀レゲエ・アルバム賞を受賞した。40万枚以上の売り
上げを記録した。》

Art and Life - Wikipedia

Beenie Manの12枚目のアルバムで、彼の
代表作のひとつのようです。

Beenie Man - Haters & Fools [Best Quality]


Beenie Man feat. Wyclef Jean - Love Me Now


Beenie Man featuring Mya - Girls Dem Sugar (Official Music Video)



Davilleの「In Heaven」は2005年に
日本のAvex Traxからリリースされた彼の
ファースト・アルバムです。
Davilleは2000年代頃から活躍する
ダンスホール・シンガーです。
父親がディージェイでMidnight Rock
レーベルを運営するプロデューサーの
Jah Thomasである事がよく知られていま
す。

Da'Ville - In Heaven


Da'Ville - Crazy


Da'Ville - Bring It On (Hey Baby) (Trifecta Riddim 2003)



Prince Fattyの「Survival Of The
Fattest」は2008年にUKのMr Bongo
からリリースされた彼の2枚目のダブ・
アルバムです。
Prince FattyはHollie Cookの2011年
のファースト・アルバム「Hollie Cook」
のプロデュースなどで知られるUKの
プロデューサーです。

今回のアルバムは08年のアルバムです
が、興味深いのはHollie Cookのファースト
に入っていた楽曲「Milk And Honey」の
ダブがすでに収められている点です。
さらに調べてみるとこの07年にPrince
Fattyの楽曲として「Milk And Honey」が
すでにシングル・カットされているんです
ね。
Hollie Cookがソロとしてデビューするの
は11年ですが、もうその4年前にソロ・
デビューは決まっていて、「Milk And
Honey」も録音済みだったのかもしれま
せん。
今回のアルバムはこのHollie Cookを
はじめとして、彼がプロデュースした
シンガーのダブ集といったアルバムです。

このPrince Fattyは前から気になっていた
プロデューサーでしたが、一聴した感じで
は適度なポピュラリティと軽さがあって、
とても良いと思いました。
けっこう人気のある人のようで、あまり
アルバムを売っていないのが困った
ところ。

Prince Fatty - Milk And Honey (feat. Hollie Cook)


Prince Fatty - Curious - feat. Little Roy


Prince Fatty - Mr Freeze


以上が今回集めた25枚のアルバムでし
た。
1枚間違ったアルバムが混ざっていたのは
とても残念でしたが、それでもとても良い
買い物が出来たと思います。

困ったのは間違えて送ってきたアルバム
で、処分しても良いと言われてもレゲエの
アルバムを集めている人間からすると、
もしかしたらそのブルースのアルバムが
欲しい人が居るかもしれないと思うと、
そんなに簡単に処分出来ません。
中古ショップに売るのが良いのでしょう
が、ちょっと出掛けるのが面倒だな…。
まあ聴くだけ聴いてみようかなと思い
ます。


相変わらずコロナが猛威を振るっている
ようで、発熱外来にもかかれない状態が
続いているようです。
90の半ばを過ぎた母が居る我が家では
なるべく外出もせず、おとなしく家で過ご
すしか方法がありません。
今年の暑さも異常だし、ウンザリする夏を
過ごしています。


旧統一教会関連ではここのところ自民党や
旧統一教会(世界平和統一家庭連合)に
対する擁護論が目立つようになって来まし
た。
爆笑問題の太田光さんが「山上容疑者を
いい気にさせない為に自民党への批判を
控えるべき」と言い始めたり、社会学者の
古市憲寿さんが「ヒートアップすると山上
容疑者のもくろみ通りになってしまう」と
発言したりと、何とか自民党と旧統一教会
の関係を騒がないように呼び掛ける発言が
目立ちます。
極め付きはミヤネ屋に出た読売テレビ解説
委員長の高岡達之さんという人で、登場し
た時からやたらと不機嫌で夏休みの宮根
さんの代わりの若手アナウンサーを恫喝し
て、出演した女性弁護士の人を凍り付かせ
ながら何を発言するのかと思ったら、
「政治家ではなく、マスコミが悪い」と
いう、まるで他人事のような意味不明の
発言をしていました(笑)。

まあ発言をしている人の顔ぶれを見れば
明らかに亡くなった安倍晋三さんに思想的
に近い人達なので、自民党をはじめとする
政治家と旧統一教会との関係を有耶無耶に
したいという考えは解ります。
ただ有耶無耶にした事でどういう事が起き
たのか?
多くの旧統一教会の被害者を出し、ついに
は犯罪者まで生んでしまった事を考える
と、それらの意見があまり支持されないの
はむしろ当然という気がします。

岸田政権は昔は関りがあってももう関わら
なければ良いと考えているようですが、
むしろ被害の状況から見れば反社会勢力
ともいえるこの旧統一教会を野放しのまま
で良いのか?宗教団体として優遇したまま
で良いのか?本当に議論して良く考え
なければいけない所まで来ているのでは
ないでしょうか?

あいまいなままに終わらせると、もっと
大変な事が起きてしまうかもしれません。
そうならない為にも政治的な決断が必要
なのではないでしょうか。

このままでは安倍晋三という政治家は
「絶対悪」にされてしまい、山上徹也と
いう容疑者は悪を倒した「ヒーロー
(英雄)」になってしまいそうです。

皮肉なものでそういう方向に話を導いて
いるのは、太田光さんや古市憲寿さん、
高岡達之さんといった「安倍信者」の人達
なのかもしれません。
そうならない為には事実を有耶無耶にせず
に、悪かった事は悪かった事、良かった事
は良かった事と、安倍晋三という政治家の
実績を検証する必要があります。
もちろん旧統一教会との関係もまったく
無かった事には出来ません。

何だか世の中がどんどんどんどん悪い方向
へ悪い方向へと傾いているようで、とても
心配です。

ではこの辺で。


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