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2021年6月4日(金)にネットの
ディスクユニオンで注文したアルバムが
我が家に届きました。

●ネットのディスクユニオンで注文したCD
○Billy Boyo「Zim Zim」
○The Wailing Souls「Back A Yard」
○Derrick Harriott & The Crystalites「The Undertaker」
○Various「Duke Reid International Disco Series」
○Don Carlos「Just A Passing Glance」
○Culture & Don Carlos「Roots & Culture」
○Lee Perry「Upsetters 14 Dub Blackboard Jungle」
○Scratch And Company「The Upsetters Chapter 1」
○Toots & The Maytals「Funkey Kingston」
○Alton Ellis「Be True To Yourself: Anthology 1965-1973」
○Pablo Moses「Revolutionary Dream」
○Dennis 'Blackbeard' Bovell「I Wah Dub」
○Tu Shang Peng「Trouble Time」
○Diplo「Riddimentary」

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●ネットのディスクユニオンで注文したLP
○Lone Ranger「Barnabas In Collins Wood」
○Sugar Minott & The Black Roots Players「Meet The People In A Lovers Dubber Style」
○Sugar Minott「The Leader For The Pack」
○Sugar Minott「Live Loving」

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正直なところ買い物に出ていろいろ探す方
が見つける楽しさがあって好きなのです
が、ここのところコロナの変異株なども
出て来ているようだし、もうじきワクチン
も打てるようになりそうな時にコロナに
かかるのもイヤだしで、今回はネットの
ディスクユニオンで新盤旧盤を検索して、
手に入れたいアルバムを着払いでまとめ
買いしました。
CDを14枚(うち新盤が4枚)とLPが
4枚(うち新盤が3枚)の計18枚の購入
でした。

Billy Boyoの「Zim Zim」は、202年に
USのSilver Kamel Audioからリリース
されたアルバムです。
ネットのDiscogsにはこのアルバムに
ついて次のような英文の記載がありまし
た。

2002 CD issue of the previously unreleased 1983 album
《1983年の未発表アルバムの
2002年CD盤》

このBilly Boyoですが、80年代前半の
アーリー・ダンスホールの時代に活躍した
子供ディージェイなんですね。
Billy Boyoというのはそのまま訳すと、
「ビリー坊や」という意味なんですね。
そうしたまだ声変わりをする前の子供時代
に人気を博したBilly Boyoでしたが、失踪
事件を起こした事が原因か、その後音楽界
から消えてしまった人なんですね。
今回のアルバムは83年の録音という事の
ようなので、失踪事件が無ければもしか
したらリリースされていたアルバムなの
かもしれません。

実はこのアルバム今回買い集めたアルバム
の中でも特に手に入れたいと思っていた
アルバムのひとつでした。
理由は単純で、前に彼のベスト盤として
2006年にL & R Recordsからリリース
された「The Very Best Of Me」という
LPを聴いていたからなんですね。

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Billy Boyo – The Very Best Of Me (2006)

これが「子供ディージェイの企画もの」と
思って聴いたらとても良い内容で、バック
はRoots Radics、ミックスはScientistと
いう当時絶好調の布陣をバックに、Billy
Boyoのまだ子供らしい拙いヴォーカルが
乗るという組み合わせなんですが、その
当時大流行のスローなワン・ドロップに
違和感ありありの拙いトースティング、
Scientistのダブワイズの効いたミックス
がブッ飛び級の面白さなんですね。
おそらくScientistのミックスの中でも、
特に記憶しておきたい名仕事のひとつなん
じゃないかと思います。

ちなみにネットのDiscogsには

B-side complies tracks from the Zim Zim CD on Silver Kamel.
《B面はSilver Kamelの「Zim Zim」CD
からのトラックに準拠しています。》

と書かれていたので、いくつかの曲は
ベスト盤の「The Very Best Of Me」と
ダブっているようですが、ぜひ手に入れ
たいアルバムでした。
活躍期間が短かったようなので、やはり
録音自体が少ないのでしょう。
ネットのDiscogsなどを見ると、
これらの2000年代に出た2枚の
コンピュレーション・アルバムと、83年
にからリリースされたLittle Harryとの
クラッシュ・アルバム「DJ Clash Volume
2」しか履歴が無いんですね。
それだけ活動期間が限定された、レアな
アーティストのようです。

Billy Boyo - Jamaica Nice


Billy Boyo - Zim Zim


Billy Boyo - Dreadlocks Party


ちなみにジャマイカの音楽界ではこうした
まだ子供と言える年齢のアーティストが
よくデビューしています。
あのDennis Brownやその師匠ともいえる
Delroy Wilsonも、まだ声変わりする前に
デビューしているんですね。
特に80年代のアーリー・ダンスホールの
時代には、Little JohnやTristan Palmer、
Toyanなどが、かなり若い年齢でデビュー
しています。

The Wailing Soulsの「Back A Yard」は
今年2021年にUKのGreensleeves
Recordsからリリースされたアルバム
です。
プロデュースはイタリア人アーティストの
Alborosieで、バックにRoots Radicsで
活躍したベーシストのErrol 'Flabba'
Holtなども参加したアルバムです。

70~80年代にかけて4人組の
コーラス・グループとして大活躍した彼ら
ですが、今は2人組のデュオとして活躍
しているようです。
ルーツ・サウンドを愛するAlborosieの
プロデュースだけに、どういう仕上がりに
なっているのか、とても楽しみではあり
ます。
ちなみにこのアルバムのダブ・アルバム
が、Alborosie名義の「Back-A-Yard Dub」
としてリリースされています。

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Alborosie ‎– Back-A-Yard Dub (2021)

Wailing Souls - Shark Attack


Wailing Souls - This Is The Time (New Song 2020)


Derrick Harriott & The Crystalitesの
「The Undertaker」は、1970年に
UKのTrojan Recordsからリリースされた
アルバムです。
ネットのディスクユニオンのこのアルバム
の紹介ページによると、「イギリスの
レゲエ・ファンの間で瞬く間にベスト
セラーとなった」アルバムなんだそう
です。

手に入れたのは今年2021年にUKの
Doctor BirdからCD2枚組でリイシュー
されたアルバムで、Disc 1にはオリジナル
曲12曲に加えてボーナス・トラックと
してThe Crystalitesの曲が14曲、
Disc 2にはボーナストラックとして当時
活躍したRudy MillsやKeith & Tex、
The Ethiopiansなどの楽曲が23曲、
計49曲が収められたアルバムです。

The Crystalites - The Undertaker (1970) Song Bird 1017 A


Crystalites - Bombshell


Various(オムニバス物)の「Duke
Reid International Disco Series」は、
今年2021年にUKのDoctor Birdから
リリースされたCD3枚組のアルバム
です。
ネットのディスクユニオンによると、
「76年DUKE REID死後、TREASURE ISLEの
事業を引き継いだ女性プロデューサー
SONIA POTTINGERが偉大なバックカタログ
を掘り下げ、新しいダンスホールの
スタイルに合わせて音作りをした傑作を
まとめた」アルバムだそうで、12インチ
仕様のロング・ヴァージョンのディスコ・
ミックス曲がDisc 1に12曲、Disc 2に
13曲、Disc313曲、計38曲収められ
たアルバムです。

Treasure Isleレーベルといえばスカ、
ロックステディ、初期レゲエの時代に
Studio Oneレーベルと共にジャマイカの
音楽界をけん引したレーベルとして知られ
ていますが、主催者でプロデューサーの
Duke Reidの死後はHigh NoteやGay Feet
などのレーベルを主催したプロデューサー
のSonia Pottingerと、Duke Reidの甥で
ミキサーのErrol Brownがこのレーベルを
支えたんですね。
今回のアルバムはそうしたDuke Reidの
死後の80年代前半のアーリー・ダンス
ホールの時代頃の音源を集めたアルバムの
ようで、Treasure Isleの保有するロック
ステディや初期レゲエの頃のバックの音源
に、新しくヴォーカルやディージェイを
挿入したりとダンスホール用のロング・
ヴァージョンの楽曲に作り直したアルバム
だと思われます。
おそらくミックスはErrol Brownだと思わ
れますが、そうした古い音源を再生する
努力が、今回のアルバムの面白さではない
かと思います。

phillis dillon - right track 12 inch - high note records 1978


Alton Ellis - Breaking Up & Papa Richie - Phantom Of The Jungle


ここまでが新盤のCDで、後の10枚は
中古のCDでした。

Don Carlos「Just A Passing Glance」は
1984年にUKのReal Authentic Sound
からリリースされたアルバムです。
このアルバムはあのレゲエ本「Roots Rock
Reggae」にも紹介されたアルバムで、前
から手に入れたいと思っていたアルバム
です。
今回は購入前にネットのディスクユニオン
でしつこいくらい検索をして、目ぼしい
アルバムにあたりを付けてから購入したの
で、うまく購入する事が出来ました。

Don Carlos - Just A Passing Glance + DJ Version


Don Carlos - You Are My Sunshine - (Just A Passing Glance)


Culture & Don Carlosの「Roots &
Culture」は82年にジャマイカの
Jah Guidanceレーベルからリリースされた
CultureとDon Carlosのクラッシュ・
アルバムです。
元々はLPのA面にCultureの楽曲が5曲、
B面にDon Carlosの楽曲が5曲収められた
アルバムで、手に入れたのは2007年に
UKの17 North Paradeからリイシュー
されたCDで、オリジナル10曲にプラス
してDon Carlosの楽曲が2曲つかされた
アルバムでした。
プロデュースはHenry 'Junjo' Lawes、
バックはHigh Times BandやRoots Radics、
ミックスはErrol ThompsonやSoldgieが
担当したアルバムで、ジャケット・
デザイン(Tennison Smithが担当)も
なかなか面白いアルバムなので、こちらも
ちょっと欲しかったアルバムです。

Culture - Tell Me Who Jah


Don Carlos & Culture- Street Life


Lee Perryの「Upsetters 14 Dub
Blackboard Jungle」は、1973年に
ジャマイカのLee PerryのレーベルUpsetter
よりリリースされたアルバムで、Lee Perry
のダブの原点となったと言われるアルバム
です。

実はこのアルバムと81年にリリースされ
た「Blackboard Jungle Dub」を同じ
アルバムというようにブログに書いたのだ
が、このアルバムが「Blackboard Jungle
Dub」の元となったアルバムである事は
間違いなさそうなのだが、どうも完全に
同じアルバムとは言い切れないような気が
して来ました…。

lee_perry_01a
The Upsetters ‎– Blackboard Jungle Dub (1981)

そこでその事を確認したくて、今回この
アルバムを購入しました。

Lee Perryの70年代のBlack Ark Studio
時代の仕事は、やはりレゲエ好きとしては
絶対に押さえておきたいところではない
でしょうか。
それまではスキンヘッド・レゲエの
グループとして知られていたThe Upsetters
を、彼のプロデュースするダブのバンドへ
と変換させた彼の手口はあまりにも鮮やか
で、この時代のLee Perryは誰も同じ地平
に立てない鬼才プロデューサーとして
大活躍しています。

Upsetters- Black Panta


Upsetters - Khasha Macka (Upsetters 14 blackboard Jungle 1973)


Scratch And Companyの「The Upsetters
Chapter 1」は、81年にUSの
Clocktower Recordsからリリースされた
Lee Perryのプロデュースした
The Upsettersなどの音源を集めた
コンピュレーション・アルバムです。

こちらもLee PerryのBlack Ark Studio
時代の音源と思われます。
彼のこのBlack Ark時代の呪術的とも
いえる音源は、他の誰も生み出しえない
サウンドなんですね。
当のLee Perry本人も、このBlack Ark
Studio焼失以降は作り出す事が出来ない
サウンドです。
その為このBlack Ark Studio時代の
サウンドは、いまだにたくさんの発掘音源
がリリースされ続けているんですね。
ちなみにこのBlack Ark Studioは、一説
にはあのKing Tubbyが電気技師の能力を
活かして設備を作ったと言われています。

JOHNNY LOVER - Who You Gonna Run To [1976]


BUNNY & RICKY - Bushweed Corntrash [1975]


Toots & The Maytalsの「Funkey Kingston」
は、73年にUKのDragonというレーベル
からリリースされたアルバムです。
60年代のスカの時代からThe Maytals
として活躍した彼らですが、72年からは
Toots Hibbertのソウルフルなヴォーカル
を前面に押し出してToots & The Maytals
として活躍しています。
最近そのToots Hibbertが新型コロナで
残念ながら亡くなったのは、記憶に新しい
ところです。

今回このアルバムを購入したのは、あの
ローリングストーン誌で『ローリング
ストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」
500選』に選ばれたレゲエのアルバム5枚
のうちの1枚です。
ちなみにこのアルバムは344位で、他
には48位にBob Marley & the Wailersの
「Legend」、71位にBob Marley &
The Wailers の「Exodus」、140位に
Bob Marley & The Wailersの「Catch A
Fire」、174位にJimmy Cliff主演の
映画のサントラ盤「The Harder They Come
: Original Soundtrack」が選ばれていま
す。

まあレゲエ・ファンとしてはBob Marley
の死後に出たコンピュレーションの
「Legend」が選ばれていたり、Jimmy
Cliff主演映画のサントラ盤だったりと
ちょっと不満の残るチョイスですが、
そういえばToots & The Maytalsのこの
アルバム持っていなかったなぁと思ったの
で、今回購入してみました。

Toots & The Maytals - Pomp & Pride


Toots & The Maytals - Funky Kingston


Alton Ellisの「Be True To Yourself:
Anthology 1965-1973」は、「Anthology
1965-1973」とあるように、Alton Ellisの
1965年から73年までの楽曲を集めた
2004年にUKのTrojan Recordsから
リリースされた、CD2枚組のコンピュ
レーション・アルバムです。

Alton Ellisといえばスカの時代から活躍
するジャマイカの大スター・シンガーです
が、どうもこの人のアルバムをあんまり
持っていないんですね。
そこでとりあえずはコンピからと思い購入
しました。

ALTON ELLIS AND THE FLAMES - Cry Tough [1967]


Alton Ellis - Breaking Up


Pablo Mosesの「Revolutionary Dream」
は、1975年にジャマイカの
Tape Specialistからリリースされた、
彼のファースト・アルバムです。
手に入れたのはUSのShanachieという
レーベルからリリースされたアルバムで、
オリジナルからジャケットと曲順が変更
されたアルバムのようです。

実はこのPablo Mosesという人、個人的
には3枚目の「Pave The Way」ぐらい
しか聴いた事が無いのだが、どこが良いの
か?あんまり解らなかった人なんですね。
こうしたブログを書いていると、その
「良さが解らない」という事が逆に気に
なってしまって、彼のアルバムの中でも
評価の高いこのファーストを前から聴いて
みようと思っていました。
ちょっと変な動機ですが…(笑)。

Pablo Moses - Revolutionary Dream


Pablo Moses - We should be in Angola


Dennis 'Blackbeard' Bovellの「I Wah
Dub」は、1980年にUKのMore Cut
RecordsからBlackbeard名義でリリース
されたアルバムです。
手に入れたのはUKのLKJ Recordsから
リリースされたアルバムで、オリジナルの
宇宙船のコントロール・パネルから地球を
見ているBlackbeardのイラストの
ジャケットではなく、ターバンを巻いて
ギターを弾いているDennis Bovellの
ジャケットのアルバムでした。

今回購入したアルバムの中で唯一失敗した
と思ったのがこのアルバムで、本当は
イラストのジャケットのアルバムが欲し
かったんですね(笑)。
中古で絵柄がブランクになっていたのです
が、おそらくイラストのジャケットが送ら
れて来るだろうと思って購入してしまい
ました。
やはりこうしたアルバム評を書いている
と、アルバム・ジャケットはなるべく
オリジナルに近いものを選ぶようになって
来ます。
その方がアルバムが解り易いかなと、気に
なるんですね。

Black Beard (Dennis Bovell) - Electrocharge


BLACKBEARD - Steadie


ちなみに今回のアルバムは、Dennis Bovell
がまだMatumbiに在籍していた時代の
アルバムではなかったかと思います。

Tu Shang Pengの「Trouble Time」は、
2008年にフランスのMakafreshという
レーベルからリリースされた彼らの
セカンド・アルバムです。

Tu Shang Pengは最近出たレゲエ本
「Reggae Definitive」によると、70年
代のルーツ・レゲエに心酔するフランスの
白人のオタクのバック・ミュージシャン
集団という事らしいです。
そのユニットがバックを務め、ゲストに
ルーツ系のシンガーを呼び、録音したのが
今回のアルバムのようです。
ゲストとして参加したのはClinton Fearon
にMichael Rose、Rod Taylor、Ras Daniel
Ray、Derrick Harriott、Bunny Brown
(The Chosen Few)、Stix Dan、
Joseph Cotton、U Roy、Ranking Joe、
Prince Jazzbo、Tappa Zukie、U Brown、
Johnny 'Dizzy' Mooreといった面々です。
中にはあまり名前を聴いた事の無い人も
居ますが、これだけいろいろな人を揃えた
のはさすがといえるかもしれません。

Tu Shung Peng - Songs Of Praises (feat. Clinton Fearon)


Babylon Pressure (feat. Michael Rose)


おそらく「Reggae Definitive」を読んで
なければ購入する事の無かったと思われる
アルバムですが、どんなものかジックリと
聴いてみようと思います。

Diploの「Riddimentary」は、2011年
にUKのGreensleeves Recordsから
リリースされたアルバムです。
副題に「Diplo Selects Greensleeves」
とあるように、Major Lazerの
プロデューサーとして知られるDiploが
Greensleeves Recordsのカタログの中から
自分の好きなレゲエのアーティストの楽曲
をセレクトしたアルバムです。
Major Lazerとして活躍するDiploの、
レゲエという音楽に対するし好が解る
アルバムです。
Tristan Palmaの「Joker Smoker」や
John Holtの「Police In Helicopter」、
Gregory Isaacsの「Night Nurse」などの
定番曲のほか、Alpha & Omegaの「Who Is
The Ruler」やRankin Dreadの「Fattie
Boom Boom」、Prince Jammyの
「Interface」など、ちょっとマニアック
な選曲が混じっているのが面白いところ。

Alpha & Omega - Who Is The Ruler


Ranking Dread - Fattie Boom Boom


Prince Jammy - Interface


後の4枚はLPレコードで、Sugar Minott
の「Live Loving」のみ中古で、残りの
3枚は新盤で購入しました。

Lone Rangerの「Barnabas In Collins
Wood」は1979年にジャマイカのWaveと
いうレーベルからリリースされた、彼の
セカンド・アルバムです。
ジャケットはドラキュラに扮したLone
Rangerの写真が使われたアルバムで、
「Barnabas Collins」や「Hell Driver」、
「Frankinstine」などのタイトルの楽曲が
並ぶアルバムで、アーリー・ダンスホール
の時代らしいホラーのギミックが施された
アルバムのようです。
手に入れたのは2021年にフランスの
Patate Recordsというレーベルから
リイシューされたアルバム(新盤)でし
た。

ちなみに「Barnabas Collins」という曲の
タイトルですが、以下のサイトに由来が
書かれていました。
「1966年から1971年に放映されたABCの
昼間の連続番組『ダークシャドウ』で
主役」を務めた架空の人物の名前なんだ
そうです。

Barnabas Collins - Wikipedia

プロデュースはGG's RecordsのAlvin
Ranglinで、バックはThe Revolutionaries
(GG's All Stars?)が務めたアルバムの
ようです。
ルーツ・レゲエからアーリー・ダンス
ホールに移行する時代に作られたアルバム
のひとつのようです。

Lone Ranger - Barnabas in collins wood (79) - 01 - Barnabas Collins


Lone Ranger Barnabas in collins wood 79) 05 African Continent


Sugar Minott & The Black Roots Players
の「Meet The People In A Lovers Dubber
Style」は、1981年にUKのSugar
MinottのレーベルBlack Rootsから
リリースされたダブ・アルバムです。
プロデュースはSugar Minottで、バック
はThe Black Roots Playersが担当し、
ミックスはKing Tubby'sに在籍していた
Ranking BarnabasやScientistなどが担当
したアルバムのようです。

手に入れたのは2020年にフランスの
Black Rootsレーベルからリイシューされ
たLP(新盤)でした。

Sugar Minott & The Black Roots Players - Strictly Rub A Dub


Sugar Minott - Sleepy Lovers


Sugar Minottの「The Leader For The
Pack」は、1985年にUKのStriker
Leeからリリースされたアルバムです。
プロデュースはBunny 'Striker' Leeと
Sugar Minott本人、バックとアレンジに
Jackie Mittooが参加したアルバムです。

手に入れたのは2019年にイタリアの
Radiation Rootsからリイシューされた
LP(新盤)でした。
ネットのディスクユニオンで770円と
いうかなり廉価で売られていたので購入
しました。
私の場合、なるべく多くのアルバムを収集
したいので、こうした廉価盤を見つけると
ついでに購入する事がよくあります。

Sugar Minott - The Dance Hall King


06. Sugar Minott - The Leader For The Pack.wmv


Sugar Minottの「Live Loving」は、
1977年にジャマイカのStudio One
レーベルからリリースされた彼の
ファースト・アルバムです。
彼のファースト・ステップとなった
アルバムで、こちらは前から手に入れたい
と思っていたアルバムでした。

たびたび書いていますが、70年代半ば
以降のStudio Oneはかなり没落していて、
エンジニアのSylvan Morris(別名:
Dub Specialist)が古いStudio Oneの音源
を再生して、ダブや新しい歌手に歌わせ
たりして曲を作っていた時代だったんです
ね。
その時代にこのStudio Oneからソロとして
デビューしたシンガーのひとりが彼で、彼
が古い音源を活かしてどういう楽曲に作り
直しているかがこのアルバムの注目点
です。

Sugar Minott - 1. Jahoviah


Sugar Minott - Live Loving


Sugar Minott Jah Jah Lead Us


以上が今回購入したアルバムです。
コロナ禍でここのところ東京まで出かけて
購入する事も無くなり、たいていはネット
のタワーレコードで注文したアルバムを
セブンイレブンで購入する事が多かった
ですが、今回は久々にまとめ買いをしまし
た。
これからジックリと聴いて楽しもうと思い
ます。


ようやく私の90を過ぎた母親も、1回目
のコロナのワクチンの接種が出来ました。
兄に車で送ってもらい、借りた車椅子に
母親を乗せて会場に行きましたが、かなり
スムーズに接種が出来ました。
接種後腕と腰の痛みが少しあったようです
が、発熱も無くほぼ無事に1回目を終える
事が出来ました。

私や兄も近々接種を行う予定で、おそらく
2回接種すればかなり重症化のリスクは
減るようなので、ワクチンの効果が出る
はずの8月いっぱいぐらいまで我慢すれ
ば、かなり元の生活に戻れるのではと期待
しています。
それまではマスクをして、ひたすら
おとなしく暮らして行こうと思います。

オリンピックもあと1ヶ月ぐらいになって
来て、ここのところの政府の方針も
ダブル・スタンダードがだいぶ目立つよう
になって来ました。
今まで飲食業は酒の提供がずっと出来な
かったのに、スポンサーのアサヒビールが
オリンピック会場で飲めるとか、無観客
開催なのかと思ったら1万人+大量の
オリンピック関係者とか、それまでコロナ
の為に国の方針に従って来た多くの人々の
心を逆なでするような出来事が起きようと
しています。

まあそれ以上は言いますまい。

今の私達に出来る事は、とにかく家から
なるべく外出せずに、感染リスクのある
飲食店やオリンピックの東京にも行かず、
なるべく家に籠り、出掛ける時には2重
マスクで極力人と距離を取り、このコロナ
禍を自分たちの努力で乗り越える事だけ
です。

もうアテにならない人達の事は、それこそ
「別の惑星」に住んでいる人の話だと
思って忘れましょう。

ではこの辺で。

Busy Signal, Bounty Killer - Bang Bung [Visualizer]