今回はVarious(オムニバス)ものの
ライヴ・アルバム

Strictly_Live_stock_01a

「Powerhouse Presents Strictly Live Stock」です。

まずはこのアルバムに参加している
アーティストを、簡単に紹介しておき
ます。

Frankie Paul(本名:Paul Blake)は、
80年代のダンスホール・レゲエの時代
から、近年までで活躍したシンガーです。
生まれた時から盲目に近い状態だった彼
は、「ジャマイカのスティービー・
ワンダー」と形容されるほどの実力で、
このダンスホール・レゲエの時代に活躍
し、人気シンガーとなるんですね。
ネットのDiscogsによると、彼は共演盤
を含めて86枚ぐらいのアルバムと、
700枚を超えるシングル盤をリリース
しています。

その後も長く活躍をつづけたFrankie Paul
でしたが2017年に腎臓病のため亡く
なっています。

ネットのDiscogsによると共演盤を含めて
89枚ぐらいのアルバムと、788枚
ぐらいのシングル盤を残しているのが、
このFrankie Paulという人です。

アーティスト特集 Frankie Paul (フランキー・ポール)

Sugar Minott(本名:Lincoln Barrington
Minott)はレゲエを代表するシンガーの
一人です。
70年代のルーツ・レゲエの時代にDerek
'Eric Bubbles' HowardとWinston 'Tony
Tuff' MorrisとAfrican Brothersという
3人組コーラス・グループAfrican Brothers
として音楽キャリアをスタートさせた彼は、
グループ解散後もStudio Oneをはじめと
して多くのレーベル、多くのプロデューサー
の元に素晴らしい楽曲を残し活躍した人
です。
そのかたわら「ゲットーの兄貴」として、
多くの若者をシンガーとして育てる事にも
尽力した事でも知られています。

そうした彼ですが2010年に54歳で
亡くなっています。

ネットのDiscogsによると、共演盤を含め
て57枚ぐらいのアルバムと、659枚
ぐらいのシングル盤を残しているのが、
このSugar Minottという人です。

アーティスト特集 Sugar Minott (シュガー・マイノット)

Half PintHalf Pint(本名:Lindon Andrew
Roberts)は80年代のダンスホール・
レゲエの時代に活躍したシンガーです。

ネットのDiscogsには彼について次のよう
に書かれています。

A product of West Kingston, Half Pint got into Jamaica's music industry in 1976.
Pint toured the island with various sound systems including Black Scorpio, Jammys,
Gemini, Lee's Unlimited and Killimanjaro, earning respect along the way as a
talented vocalist and performer.

《西キングストンに生まれたHalf Pintは
1976年にジャマイカの音楽業界に入り
ました。
Black ScorpioやJammys、Gemini、 Lee's
Unlimited、Killimanjaroといった様々な
島中のサウンド・システムでツアーを行い、
優秀なヴォーカリスト、パフォーマーと
して尊敬を集める存在となりました。》

ネットのDiscogsによると、共演盤を含め
て13枚ぐらいのアルバムと、173枚
ぐらいのシングル盤をリリースしている
シンガーです。

アーティスト特集 Half Pint (ハーフ・パイント)

Half Pint - Wikipedia

Junior Reid(本名:Delroy Reid)は
ユニットVoice Of Progressでの活動や、
Michael Rose脱退後のBlack Ufuruでの
活動が有名なシンガーです。

また若くして亡くなったHugh Mundellと仲が
良かった事でも有名です。
ソロとしても「One Blood」など素晴らしい
アルバムを残している、ルーツ系のシンガー
として知られています。

ネットのDiscogsによると、共演盤を含め
て19枚ぐらいのアルバムと、260枚
ぐらいのシングル盤をリリースしている
シンガーです。

アーティスト特集 Junior Reid (ジュニア・リード)

Welton Irie(本名:Welton Dobson)は
80年代前半のアーリー・ダンスホール・
レゲエの時代に活躍したディージェイ
です。
ネットのWikipediaの彼のページには、次
のような紹介文が書かれています。

Welton Irie (born Welton Dobson, 1961 in Jamaica),
sometimes credited simply as Welton, is a Jamaican
reggae deejay, best known for his work in the late
1970s and early 1980s.

《Welton Irie(本名Welton Dobson。
1961年ジャマイカ生まれ。)は時に
シンプルにWeltonとクレジットされる事の
ある、70年代後期から80年代初期に
活躍したジャマイカのレゲエ・
ディージェイです。》

ネットのDiscogsで彼の履歴を調べてみる
と、その言葉通り彼のリリースした8枚の
アルバムのうち7枚が80~83年までに
リリースしたアルバムなんですね。
この経歴を見ても彼が80年代前半の
アーリー・ダンスホールの時代に、人気の
あったディージェイであった事が解り
ます。

ネットのDiscogsによると、共演盤を含めて
8枚ぐらいのアルバムと、62枚ぐらいの
シングル盤をリリースしているのが、この
Welton Irieという人です。

Welton Irie - Wikipedia

Echo Minott(本名:Noel Phillips)は
80年代から活躍するダンスホール・
シンガーです。

ネットのDiscogsには彼の
「プロフィール」として、次のような事が
書かれています。

Echo Minott grew up in the Maverley area of Kingston, Jamaica.
He started singing from an early age, appearing in local talent
contests and school concerts.
His first break came in 1980 when he recorded the album
"Youthman Vibration" for legendary producer Prince Jammy at
the age of 17 years.

《Echo Minottは、ジャマイカのキング
ストンのMaverley地区で育ちました。彼は
幼い頃から歌い始め、地元のタレント
コンテストや学校コンサートに出演しま
した。
彼の最初のブレイクは、彼が17歳で伝説
のプロデューサーPrince Jammyのために
アルバム「Youthman Vibration」を
レコーディングした1980年の時に
起こりました。》

調べてみると本名のNoel Phillips名で、
Discogsの履歴では81年に「Youth Man
Vibrations」というアルバムをリリース
しているんですね。
なお80年に「Youth Man」という
シングルをリリースしており、そのあたり
からずっとダンスホール・シンガーとして
活躍している人のようです。

ネットのDiscogsによると、Echo Minott名
で5枚ぐらいのアルバムと、104枚
ぐらいのシングル盤、Noel Phillips名で
1枚のアルバム(81年の「Youth Man
Vibrations」)と、5枚ぐらいのシングル
盤をリリースしているのが、このEcho
Minottという人です。

Michael Palmer(本名同じ)は80年代の
アーリー・ダンスホールの時代頃から活躍
するダンスホール・レゲエのシンガー
です。
Power Houseからリリースの「Lick Shot」
が大ヒットしたシンガーで、アーリー・
ダンスホールの人気シンガーとしてよく
知られています。

ネットのDiscogsによると、共演盤を含め
て14枚ぐらいのアルバムと、116枚
ぐらいのシングル盤をリリースしていま
す。

アーティスト特集 Michael Palmer(マイケル・パーマー)

Tenor Saw(本名:Clive Bright)は
80年代後半のダンスホ-ル・レゲエ・
シーンで活躍したシンガーです。

「Stalag」リディムを使った「Ring The
Alarm」や、「Sleng Teng」リディムを
使った「Pumpkin Belly」、「Roll Call」
などのヒット曲を持ち、ルート音より5度
上の高音のキーで歌い切る「アウト・
オブ・キー」という唱法の使い手として
人気を博したシンガーです。

そうした活躍をした彼でしたが、88年に
アメリカのテキサスで腐乱死体で発見され
るというちょっと不幸な亡くなり方をして
います。
1984年から88年というわずか4年、
まだ22歳という活動歴だったそうです。

ネットのDiscogsによると、共演盤を含め
て6枚ぐらいのアルバムと、66枚ぐらい
のシングル盤をリリースしています。

アーティスト特集 Tenor Saw (テナー・ソウ)

Nitty Gritty(本名:Glen Augustus
Holness)は80年代のダンスホール・
レゲエで活躍したシンガーです。
ルート音より5度高いキーで歌い切る、
この時代に流行った独特の歌唱法アウト・
オブ・キーの使い手として知られる
シンガーで、「Hog In A Minty」などの
ヒット曲があります。
ネットのDiscogsによると、生涯で共演盤
を含めて6枚ぐらいのアルバムと、96枚
ぐらいのシングル盤を残しています。

そうした活躍をしたNitty Grittyでした
が、1991年に34歳で凶弾に倒れて
亡くなっています。

ネットのDiscogsによると、共演盤を含め
て6枚ぐらいのアルバムと、97枚ぐらい
のシングル盤をリリースしています。

アーティスト特集 Nitty Gritty (ニッティ・グリッティ)

今回のアルバムは1985年にUKの
Greensleeves Recordsからリリースされた
多くのアーティストを集めたライヴ・
アルバムです。

タイトルに「Powerhouse Presents」と
付いているように、Powerhouseレーベルが
主催で、また副題に「Jamaica's Top
Vocalists Recorded Live At House Of
Stars」となっているように、会場は
ジャマイカのキングストンにある
House Of Starsという場所で85年頃に
行われたライヴのようで、プロデュース
はPowerhouseレーベルのGeorge Phang、
ミキシング・エンジニアはPrince Jammy
が担当しています。

Sugar MinottやFrankie Paul、Half Pint、
Tenor Saw、Nitty Gritty、Wayne Smith
などの、当時のジャマイカのトップ・
アーティストたちが出演したライヴで、
彼らの当時のパフォーマンスが楽しめる
アルバムとなっています。

手に入れたのはGreensleeves Recordsから
リリースされたLPの中古盤でした。

Side 1が8曲、Side 2が7曲の全15曲。

ミュージシャンについては以下の記述が
あります。

Produced by George Phang
Recorded Live at House Of Stars
On Youthman Promotion Sound
Selector: Jah Wise
Operator: Jah Stitch
Mixed & Engineered: Prince Jammy
Mastered: Steve Angel
Design: Tony McDermott

となっています。

プロデュースはGeorge Phangで、
ジャマイカのキングストンにある
House Of Starsという会場で行われた
ライヴの模様を収めたアルバムで、
セレクターはJah Wise、オペレーターは
Jah Stitch、ミックス・エンジニアは
Prince Jammyとなっています。

また「On Youthman Promotion Sound」
となっているので、主催はPowerhouse
レーベルですが、Sugar Minottの主催
するYouthman Promotionも協力した
ライヴのようです。

デザインはこの時代のGreensleeves
Recordsのデザインを多く手掛けている
Tony McDermottが行っています。

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裏ジャケ

さて今回のアルバムですが、まだ80年代
前半のアーリー・ダンスホールから
デジタルのダンスホールへと移行するか
しないかの境目ぐらいの時代のライヴ盤
で、当時の空気感がよく味わえる好内容の
アルバムとなっています。

レゲエという音楽は70年代は黒人の差別
を訴えたプロテスト・ソング的なルーツ・
レゲエが主流でしたが、80年代頃になる
とスラックネス(下ネタ)やガン・トーク
(暴力ネタ)などのダンスホールの現場で
聴かれる音楽のダンスホール・レゲエが、
ジャマイカの音楽の中心になって来るん
ですね。
ジャマイカではサウンド・システムや
ダンスホールで、レコードのカラオケを
バックにシンガーやディージェイが、その
日の客の反応を見ながら日夜新しい曲や
リリックが生まれていたんですね。
おそらくそうした現場に直結した音楽が
ダンスホール・レゲエというもので、その
現場でシンガーやディージェイの即興を
楽しみ事が、その音楽の楽しみ方だったの
ではないかと思われます。

ではそうした当時のライヴの空気感が楽し
めるライブ盤は無いものか?最近そんな事
を考えるようになり、最近ネットの中古
レコードを扱うレゲエコレクター・コムで
80~90年代のライヴ・アルバムを買い
集めたのですが、その中にあったのが今回
のアルバムでした。

実際にこのアルバムを聴いてみると、なか
なか内容の良いライヴ・アルバムなんです
ね。
今回はアーティスト単独のライヴでは
なく、多くのアーティストが参加して
マイクを渡して行くようなジャマイカ
らしいライブ盤を中心に購入したのです
が、この時代のアルバムを聴いている人
なら名前を知っているSugar Minottや
Frankie Paulなどのビッグ・ネームが
揃ったライヴ盤で、内容がとても良い
です。
それぞれのアーティストが1曲か2曲を
歌っては次々に入れ替わって行くライヴ盤
なんですが、Sugar MinottとFrankie Paul
がラバダブ・スタイルで共演したり、同じ
曲を引き継いで歌ったりと、その雰囲気が
とても良いです。
ある意味ジャマイカらしい、ジャマイカ
ならではのライヴ盤といえるかもしれま
せん。

大きな会場のライヴだった為か、バック
には生演奏のバンドが付いているようで、
そのバックのワン・ドロップのリズムに
合わせて、アーティストが順番に入れ替わ
りながら、見事なパフォーマンスを見せて
います。
特に極めつけはSide 2の2曲目Tenor Saw
の「Love Your Brother And Sister」の
パフォーマンスです。
あの彼のヒット曲「Ring The Alarm」と
同じ「Stalag」リディムで歌われるこの曲
には、他のアーティストと一線を画した
ちょっとムーディーで独特のアウト・
オブ・キーの歌いぶりには、他のシンガー
と一線を画した、何とも言えない魅力が
あります。
まさに彼Tenor Sawがもっとも輝いていた
瞬間をうまく切り取った音源で、この
アルバムの大きな目玉曲となっています。

またSide 1の7曲目はWelton Irieの
「Karma Chameleon / Dally Over Here」
と、8曲目はEcho Minottの「Come A
Cecilia」という曲ですが、こちらは
UKのビジュアル系ロック・バンド
Culture Clubのヒット曲「Karma
Chameleon」のリディムが使われていま
す。

Culture Club - Karma Chameleon (Official Music Video)


このCulture Clubはヴォーカリストでゲイ
のBoy Georgeを中心としたビジュアル系の
グループで、他に「Do You Really Want
To Hurt Me」(こちらの方がけっこう名曲
です)などのヒット曲があるグループなん
ですね。
「Karma Chameleon(邦題:カーマは
気まぐれ)」は日本でもヒットした曲で、
けっこう懐かしさを感じる人も多いのでは
ないかと思います。
こうした曲からも80年代らしさが感じ
られるのも、面白いところかもしれま
せん。

Side 1の1曲目はFrankie Paulの「Like
A Soldier / Closer I Get To You /
Tidal Wave」です。
彼のヒット曲のメドレーです。
観客とのやり取りを交えながら、ベースを
軸とした演奏に、伸びやかなrankie Paul
のヴォーカルが冴える曲です。

2曲目はFrankie Paulの「Fire De
Mus-Mus Tail」です。
ディージェイの口上から、ガシっとした
ワン・ドロップのドラミングに、キー
ボードのメロディ、表情豊かに歌う
Frankie Paulのヴォーカルがイイ感じ。

3曲目はSugar Minott & Frankie Paul
の「She Too Hot」です。
2人の語りから、掛け合いを交えた
ヴォーカル…。

4曲目はSugar Minott & Frankie Paul
の「Vanity」です。
Sugar Minottの初期のヒット曲で、
「Vanity」リディムとして有名ですが、
オリジナルはAlton Ellisの「I'm Just
A Guy」という曲です。
ピアノとギターのリリカルなメロディに、
ラバダブ・スタイルのSugar Minottと
Frankie Paulヴォーカルがイイ感じ。

--- STRICTLY LIVE STOCK --- SUGAR MINOTT & FRANKIE PAUL , HALF PINT , JUNIOR REID


リズム特集 I'm Just A Guy (アイム・ジャスト・ア・ガイ)

5曲目はHalf Pintの「What More Can I
Really Do」です。
4曲目のSugar Minott の「Vanity」
リディムを、Half Pintが繋いで歌って
います。
同じ曲なのにシッカリとHalf Pintの個性
が出ているのがちょっと面白いところ
です。

6曲目はJunior Reidの「No Touch The
Style」です。
さらにこの「Vanity」リディムを、
Junior Reidが引き続いて歌っています。

4~6曲目は、ほぼくっ付いている印象
です。

7曲目はWelton Irieの「Karma Chameleon
/ Dally Over Here」で、8曲目はEcho
Minottの「Come A Cecilia」です。
こちらはUKのビジュアル系ロック・
バンドCulture Clubのヒット曲「Karma
Chameleon」のリディムです。
こちらも繋がっていて、どこからが
Welton Irieで、どこからがEcho Minottが
歌っているのかよく解りません。

Side 2の1曲目はMichael Palmerの
「Ready Me Ready / Jubie Rock」です。
Michael Palmerの口上から、ワン・
ドロップのドラミングにギターとキー
ボード、ホーンのメロディ、合間にうまく
ブレイクを入れたりしながら徐々に観客を
盛り上げる、Michael Palmerのパフォー
マンスがイイ感じ。

2曲目はTenor Sawの「Love Your Brother
And Sister」です。
このTenor Sawの登場で会場の雰囲気が
一変するんですね。
このアルバムの中でも白眉と言えるような
1曲です。
リディムはTechniquesレーベルのヒット・
リディム「Stalag」です。
ズシっとしたベース音に、Tenor Sawの
アウト・オブ・キーが冴える曲です。

Tenor Saw - Love Your Brother and Sister - Greensleeves LP


リズム特集 Stalag (スタラグ)

3曲目はMichael Palmerの「We Rule」
です。
Tenor Sawの曲に続いて入って来る短い曲
です。

4曲目はSugar Minottの「Born And
Raised In The Ghetto」です。
こちらはピアノとギターのメロディに乗せ
た、Sugar Minottの渋めのヴォーカルが
イイ感じの曲です。

5曲目はHalf Pintの「Milky Highway」
です。
アカペラのヴォーカルから、ホーンと
ギターのメロディのワン・ドロップに乗せ
た、Half Pintの伸びやかなヴォーカルが
イイ感じ。

6曲目はNitty Grittyの「Trial And
Crosses」です。
ホーンとギターのワン・ドロップに、
伸びやかなアウト・オブ・キーで歌う
Nitty Grittyのヴォーカルがイイ感じ。
Tenor Sawとは微妙に個性が違うのが
面白いところ。

7曲目はWayne Smithの「I'm Not A
Slave」です。
ギターのワン・ドロップのメロディに乗せ
た、Wayne Smithの伸びやかなヴォーカル
がイイ感じ。

Wayne Smith - I'm Not A Slave


ざっと追いかけてきましたが、時に誰が
歌っているのか解らなくなるほど短く人が
入れ替わっていたり、次々に歌い手が
替わって行くライヴ盤で、そのあたりが
いかにもジャマイカのライヴという感じが
します。
観客と同じフロアで歌い、時に仲間の
アーティストとマイクを回し、時に
ライバルとマイクを奪い合いながらスキル
を磨いて来た彼らには、こうした
タイミングを見てうまく入れ替わるスキル
が身についているのでしょう。
そして彼らの届けようとしているのは、
レゲエという音楽のヴァイブスなんです
ね。

一見ちょっとグチャッとしたライヴ盤なん
ですが、それがいかにもこの時代のダンス
ホール・レゲエであり、いかにもこの時代
のジャマイカでもあります。

機会があればぜひ聴いてみてください。

YOUTH PROMOTION 1985 SUGAR MINOTT YAMI BOLO...JACKIE KNOCKSHOT


Michael Palmer LIVE in Kingston, Jamaica Performing Ready Me Ready | 1985



○アーティスト: Various
○アルバム: Powerhouse Presents Strictly Live Stock:
Jamaica's Top Vocalists Recorded Live At House Of Stars
○レーベル: Greensleeves Records
○フォーマット: LP
○オリジナル・アルバム制作年: 1985

○Various「Powerhouse Presents Strictly Live Stock」曲目
Side 1
1. Like A Soldier / Closer I Get To You / Tidal Wave - Frankie Paul
2. Fire De Mus-Mus Tail - Frankie Paul
3. She Too Hot - Sugar Minott & Frankie Paul
4. Vanity - Sugar Minott & Frankie Paul
5. What More Can I Really Do - Half Pint
6. No Touch The Style - Junior Reid
7. Karma Chameleon / Dally Over Here - Welton Irie
8. Come A Cecilia - Echo Minott
Side 1
1. Ready Me Ready / Jubie Rock - Michael Palmer
2. Love Your Brother And Sister - Tenor Saw
3. We Rule - Michael Palmer
4. Born And Raised In The Ghetto - Sugar Minott
5. Milky Highway - Half Pint
6. Trial And Crosses - Nitty Gritty
7. I'm Not A Slave - Wayne Smith

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