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6月27日(土)にネットのタワー・
レコードで注文したClancy Ecclesの
アルバムを、近所のセブンイレブンで購入
しました。

●近所のセブンイレブンで購入したCD
○Clancy Eccles「Top Of The Ladder」

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このアルババムは1973年にBig Shotと
いうレーベルからリリースされた、
Clancy Ecclesの3枚目ぐらいにあたる
ソロ・アルバムです。
73年にLPでリリースされた以降は永く
眠っていたアルバムですが、2020年に
UKのDoctor Birdというレーベルから
オリジナル曲12曲に、ボーナス曲が
13曲、さらに「Sounds From Kingston
Town, 1979・1972」と名付けられた
全25曲入りのボーナスCDまで付いて、
CD2枚組でリイシューされたアルバム
です。

実際のオリジナル・アルバムの12曲の
ラインナップを見ると、Clancy Eccles
名義の曲は1曲のみで、残りはキーボード
奏者のWinston Wright名義の曲が6曲、
Clancy Ecclesのバック・バンドの
The Dynamites名義の曲が2曲、Joe Higgs
名義の曲が1曲、Higgs & Wilson(Joe
Higgs & Roy Wilson)名義の曲が1曲、
スカの時代に活躍したトリニダード・
トバゴ出身のシンガーLord Creatorの曲が
1曲という構成になっています。
印象としてはインスト曲が多く入った
コンピュレーション・アルバムという内容
なんですね。

それでも初期レゲエからルーツ・レゲエに
至る時代の楽曲が収められたアルバムで、
当時の空気感が堪能出来るのが魅力的な
アルバムだと思います。
また多くのボーナス曲が付いているのも、
このアルバムに関しては悪くないんじゃ
ないかと思います。

まあこの時代の楽曲だと、音質はあまり
期待しない方が良いと思います。
実際にいろいろなレゲエの曲を聴いている
と、70年代半ばぐらいから音質はグッと
向上して来るんですね。
それまではチャンネル数も少なく録音も
かなり苦労して行っていたのが、録音技術
の向上で70年半ばぐらいからサウンドの
幅が拡がってだいぶ聴き易くなってくるん
ですね。

Clancy Eccles "Hits Medley"


JOE HIGGS - Captivity


Love That Builds - Higgs and Wilson


The Dynamites - Nyah Rock


チラッと聴いた感じではWinston Wright
の初期レゲエらしいハモンド・オルガンが
印象的な楽曲が揃っている印象です。
初期レゲエらしい弾けぶりも、その時代
ならではのところがあり、ちょっと面白い
ところ。


相変わらずアメリカではBLM運動が盛り
上がっているようですが、今週号の
Newswweek日本版(7/7号)にはその
「Black Lives Matter」の運動が特集され
ていました。

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今回の号は特にアメリカの黒人が置かれて
いる現状がよく書かれているので、
ちょっとおススメです。
黒人の公民権運動について書かれた文章
では、あのマーカス・ガーヴィの名前も
出て来ます。
この本に書かれている文章で読む限りで
は、アメリカの警察というのは日本で考え
る治安を守る為の警察とは組織がだいぶ
違うようです。
白人優位を守る為の組織に近く、黒人は
常に迫害され続けていて、1日に3人
ぐらい(だったかな?)の黒人が警察官に
殺害され続けているらしいです。
あの頃された47歳のGeorge Lloydさん
は、その地域の中では「長老」の方だった
とのこと。
それほど黒人が長く生きる事は、アメリカ
という国では大変らしいです。

私たち日本人はアメリカを「自由と平等の
国」という幻想を抱いてみていますが、
実際には国内と国外ではダブル・スタン
ダードで、国外的にはどの国に対しても
平等を訴えるけれど、国内的にはあくまで
も白人の特権を認めて黒人やその他の有色
人種はひどい差別を受ける国なんだそう
です。
トランプという酷い差別主義者の大統領が
誕生したのも、そうしたアメリカの国柄が
あったからの事のようです。

正直今回のレポートには、私自身もかなり
ビックリした部分がありました。
まだ70年代のアメリカならそうした状態
なのは解るけれど、それから半世紀ぐらい
が経って黒人の大統領も誕生したアメリカ
がまだこんな状態だったなんて、さすがに
思ってもいませんでした。
ジョージア州では黒人の投票権はほぼ無い
に等しく、共和党の黒人の上院議員は
なんと!たった1人!しか居ないのだと
か…。
むしろよく黒人の大統領が誕生したと
不思議に思える国が、今のアメリカという
国なんですね。
これじゃ暴動や略奪が起きても不思議は
ありません。
ただ大きな変革は今回の警察官による殺人
事件をきっかけに、確実に起き始めている
ようです。

なかなか興味深い記事なので、社会問題に
興味のある人はぜひ読んでもらいたいと
思います。


ここのところどうも文章があまり書け
ない。
初めはコロナでしばらく家に籠っていたら
少し気持ちが鬱気味になってしまったと
いう事だったのだが、正直なところ書く事
にもちょっと疲れて来たし、そろそろ何か
別の事を始めるべきなのかなぁと思い始め
て来ました。
まあそれが何かはまだよく解らないけれ
ど…。

最近65歳になり、そろそろ残りの自分の
人生も残りが少なくなって来たし、何か
始めるなら今かなぁと思っています。
正直なところパソコンなどデジタルなもの
が年々面倒くさくなって来て、酒の肴に
料理を用意してそれをキレイに盛り付ける
とかアナログなものの方が楽しく感じる
ようになって来ているんですね(笑)。

まあボチボチでもこのブログは続けて
行こうかとは思っていますが、自分の
生きる方向性は徐々に変えて行こうかと
思っています。


近々Welton IrieやRingoのアルバムが
手に入る予定です。
どちらも80前半のアーリー・ダンス
ホールで活躍したディージェイですが、
やはり私はこのアーリー・ダンスホールや
70年代後半のルーツ・レゲエの時代が
一番好きなんだと思います。
この時代のレゲエ・サウンドに、一番豊か
さを感じるんですね(笑)。

そういえば個人的にとても注目していた
Dre Islandが「Now I Rise」という
デジタル配信のアルバムを出したようだ。
Popcaanとのコラボ曲「We Pray」や
Jesse Royalとのコラボ曲「Be Okay」、
Chronixxとのコラボ曲「Days Of Stone」
など、もうテッパンの内容のアルバムの
ようです。

Now I Rise


Dre Island - BE OKAY (Audio Visual) ft. Jesse Royal


Days of Stone


書いたようにデジタルが苦手な私としては
ぜひCDでもリリースしてもらいたいもの
なんですが、どうなんでしょうね(笑)。

このDre IslandやVershonなどはずっと
マークしているアーティストなんですが、
最近はどうもデジタル配信で済ませて
しまう人が多くて、ものとして
コレクションしたい私のような人間は
ちょっと困ります。
まあそれも時代の流れなのでしょうが…。


そういえば誕生日に飲んだラム酒の
キャプテン・モルガン・プライヴェート・
ストック、ラム酒らしい華やかな香りに、
ホンノリとした甘みがとても美味しかった
です。
そうしたちょっとした喜びを積み重ねる事
が、きっと「人生の糧」になるんですね。

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まだまだコロナの感染が続き、90を過ぎ
た母と暮らす私としてはなかなか東京など
街中に出る事が出来ません。
そろそろDub Storeやディスクユニオンと
いったレゲエを売っているショップにも
行ってみたかったのですが、当分はネット
注文などで我慢しようと思っています。
まあ当分といってもまだコロナが安全に
なるまでにはだいぶ時間がかかりそうなの
で、ヘタをすれば1年以上東京に出られ
ないかもしれませんが…(笑)。
それを笑い飛ばせるほど明るく楽しく
生きていたいものですね。

辛い日々が続きますが、皆さんもご自愛
ください。

ではこの辺で。

Chronixx - Dela Move (Official Video)


JonnyGo Figure - Vinyl Lover [Official Video]


JonnyGo Figure - Unemployment (videoclip)