今回はKristine Aliciaのアルバム

kristine_alicia_01a

「RoryStoneLove Black Dub Music
Presents: Songs From Zion」です。

Kristine Aliciaの履歴については調べた
けれど、(おそらくジャマイカの)女性
シンガーである事以外あまりよく解りま
せんでした。

ネットのDiscogsの彼女の履歴を見ると、
2016年にJesse Royalとのカップリング
で「Freedom Fighters」という7インチ・
シングル盤を1枚リリースしている事と、
2017年に今回のアルバム「Songs From
Zion」を1枚リリースしている事以外に
履歴はありませんでした。
(いずれもRoryStoneLoveのBlack Dub
Musicレーベルからのリリースです。)

今回のアルバムは2017年にUSの
RoryStoneLoveが主催するBlack Dub
レーベルからリリースされたKristine
Aliciaのファースト・アルバムです。

プロデュースはRoryStoneLoveで、バック
はBlackitesというバンドが担当した
アルバムで、表題曲ともいえる「Zion」
をはじめとして、Kristine Aliciaの心に
染み渡るような美しい歌声が強く印象に
残るアルバムとなっています。

手に入れたのはBlack Dubからリリース
されたCDの中古盤でした。

全11曲で収録時間は約49分。

ミュージシャンについては以下の記述が
あります。

Musicians & Players of instruments: Blackites
Drums: Kirk Bennett
Bass: Donald Dennis, Aeion Hoillett
Keyboards: Franklin Michael Waul, Kevin Webster
Guitar: Courtland White, Mitchum Khan Chin, Lamont Savory
Percussion: Denver Smith, RoryStoneLove
Horns: Dean Frazer, Nambo Robinson, Dwight Richards,
Everald Gayle, Everol 'Stingray' Wray
Vocal Arrangement: Michael Bennett, RoryStoneLove
Studio Engineers: Rohan Dwyer, Romel Marshall, Micah Henry,
Delroy 'Phatta' Pottinger, RoryStoneLove
Background Vocals: Roslyn Williams, Sherita Lewis, Chevaughn Clayton,
Carol Dexter, Ruth-Ann Sterling, Tokigui Russell, Nathaniel Hewitt
Studios: Grafton Recording Studio; Anchor Recording Studio; Black Dub Recording Studio
Photography: David I. Muir
Cover Design: Kevin Ricketts, David I. Muir
Album Artwork Design: Doran Francis

となっています。

バックはBlack Dubのバンドと思われる
Blackitesで、ドラムにKirk Bennett、
ベースにDonald DennisとAeion Hoillett、
キーボードにFranklin Michael Waulと
Kevin Webster、ギターにCourtland White
とMitchum Khan Chin、Lamont Savory、
パーカッションにDenver Smithと
RoryStoneLove、ホーンにDean Frazerと
Nambo Robinson、Dwight Richards、
Everald Gayle、Everol 'Stingray' Wray
バック・ヴォーカルにRoslyn Williamsと
Sherita Lewis、Chevaughn Clayton、
Carol Dexter、Ruth-Ann Sterling、
Tokigui Russell, Nathaniel Hewittと
いう布陣です。

スタジオはGrafton Recording Studioと
Anchor Recording Studio、Black Dub
Recording Studioが使われています。
ヴォーカル・アレンジメントをMichael
BennettとRoryStoneLoveが担当し、
スタジオ・エンジニアはRohan Dwyerと
Romel Marshall、Micah Henry、Delroy
'Phatta' Pottinger、RoryStoneLoveが
担当しています。

写真はDavid I. Muir、カヴァー・
デザインはKevin RickettsとDavid I.
Muir、アルバムのアートワーク・
デザインはDoran Francisが担当して
います。

kristine_alicia_02a
裏ジャケ

ジャケットに写るKristine Aliciaは
とても魅力的に写っています。
ただYouTube上にあるKristine Alicia
の動く姿などを見ると、「えっ!これが
同一人物!?」というくらいに、かなり
イメージ違う、ポッチャリとした人なん
ですね。
「パネマジ(パネル・マジック)」という
言葉が頭をよぎりました(笑)。
これは写真を撮った人の技術を、誉めた方
が良いのかもしれません。

さて今回のアルバムですが、Kristine
Aliciaの透明感のある歌声はとても魅力的
で、内容はなかなか悪くありません。

やはり今回のアルバムの大きな注目点は、
このアルバムを出したRoryStoneLoveが
主催するレーベルBlack Dubです。
このRoryStoneLoveが主催するレーベル
からはSamory Iのファースト・アルバム
「Black Gold」や、Jah9のファースト・
アルバム「New Name」がリリースされて
いるんですね。
(Jah9のアルバム「New Name」はBlack
Dubレーベルでは無くて、Rorystonelove
というレーベル名でリリースされていま
す。)

samory_i_01a
RoryStoneLove Presents Samory I ‎– Black Gold (2017)

jah9_06a
Jah9 ‎– New Name (2013)

そうしたラスタ・リヴァイヴァル・ムーヴ
メントなどのルーツ系のアーティストを
発掘して来ているのが、このRoryStoneLove
という人なんですね。
特にこのアルバムと同年にリリースされた
「Black Gold」は、このアルバムと録音の
時期が同じだったのか、今回のアルバムの
2曲目の「Rising Sun」という曲と、
Samory Iの歌ったソウルの名曲「Is It
Because I'm Black」のギターのイントロ
がほぼ同じなんですね。

Samory I - Is it Because I'm Black (Official Music Video)

↑このヴィデオ最高に良いです!サックス
を吹いているのはDean Frazerで、あの
Kabaka Pyramidも出てます。最後に涙を
流す男性はなんとKen Bootheです。

そうした今注目のRoryStoneLoveの
Black Dubレーベルからデビューしたのが
このKristine Aliciaなんですね。
残念ながらアルバム1枚とシングル1枚の
リリースしか今のところありませんが、
その歌声は本物で、1曲目の「Zion」など
を聴いてもその透明感ある歌声は心に
ズシンと響く魅力を持っています。
ルーツ系の女性シンガーとして、もっと
もっと活躍して欲しい人なんですね。

1曲目は「Zion」です。
ユッタリとしたギターとキーボード、
ピアノのメロディに、思い切り感情を乗せ
たKristine Aliciaのヴォーカルがとても
心に沁みる曲です。
書いたようにYuoTube上にあるKristine
Aliciaのプロモ・ヴィデオではジャケット
写真とイメージがちょっと違いますが、
その歌声はすごく説得力があります。

Kristine Alicia - Zion [Official Video 2017]


2曲目は「Rising Sun」です。
書いたようにSamory Iの歌ったソウルの
シンガーSyl Johnsonの名曲「Is It
Because I'm Black」と同じイントロの曲
です。
印象的なギターのイントロから、ジワっと
染み出て来るようなKristine Aliciaの
ヘヴィーなヴォーカルが印象的。
間奏に入って来るホーン・セクションも
魅力的。

RISING SUN - KRISTINE ALICIA [OFFICIAL LYRIC VIDEO]


3曲目は「Cry」です。
漂うようなキーボードのイントロから、
ホーン・セクションとキーボード、ピアノ
のメロディ、ジックリと歌い込むような
Kristine Aliciaのソフトなヴォーカル。

Kristine Alicia - Cry ( reggae music to the world )


4曲目は「Valley Song」です。
Kristine Aliciaと男性のハミングから、
重量感のあるドラミングにベースやキー
ボード、サックスなどの重厚なメロディ、
一言一言語るようなKristine Aliciaの
丁寧なヴォーカルが魅力的。

5曲目は「My King」です。
重量感のあるドラミングにベースと
ギター、キーボードのメロディ、よく通る
Kristine Aliciaのヴォーカルが魅力的。

6曲目は「Key Lock」です。
キーボードのメロディに乗せたソフトな
女性コーラス、心地良いドラミング、
語りかけるようなKristine Aliciaの
ヴォーカルが魅力的。

KEYLOCK - KRISTINE ALICIA [OFFICIAL MUSIC VIDEO]


7曲目は「My Story」です。
ソフトな女性コーラスに、伸びやかでハリ
のあるKristine Aliciaのヴォーカルが
とても魅力的な曲です。
間奏のトロンボーン・ソロもイイ感じ。

8曲目はZiaとの共演曲「Come Home Natty」
です。
重量感のあるドラミングに、ギターと
リリカルなピアノ、ハリのあるKristine
Aliciaの力強い歌声とZiaの語るような
歌声の対比がイイ感じ。

9曲目は「Roll It」です。
伸びやかなトロンボーンのメロディから、
ピアノとギター、キーボードに乗せた、
Kristine Aliciaの伸びやかなヴォーカル
が魅力的。

ROLL IT RoryStoneLove featuring Kristine Alicia


10曲目は「Blessed」です。
抒情的なサックスとキーボードメロディ
に、女性コーラスに乗せたKristine
Alicia感情を乗せた伸びやかなヴォーカル
が魅力的。

11曲目は「Follow」です。
男性コーラスに歯切れの良いドラミング、
漂うようなキーボードのメロディに、
Kristine Aliciaの伸びやかなヴォーカル
がイイ感じ。

ざっと追いかけて来ましたが、Kristine
Aliciaのよく通る歌声はとても魅力的
です。

また現行のルーツ系のミュージックの流れ
の中で、このRoryStoneLoveの主催する
Black Dubレーベルの役割の重要さを感じ
させるアルバムでもあります。
このレーベルはこれからも注目です。

機会があればぜひ聴いてみてください。

Kristine Alicia - ROLL IT - LIVE - ALBUM LAUNCH



○アーティスト: Kristine Alicia
○アルバム: RoryStoneLove Black Dub Music Presents: Songs From Zion
○レーベル: Black Dub
○フォーマット: CD
○オリジナル・アルバム制作年: 2017

○Kristine Alicia「RoryStoneLove Black Dub Music Presents: Songs From Zion」曲目
1. Zion
2. Rising Sun
3. Cry
4. Valley Song
5. My King
6. Key Lock
7. My Story
8. Come Home Natty - featuring Zia
9. Roll It
10. Blessed
11. Follow