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〇アーティスト: Phillip Fraser(フィリップ・フレイザー)
〇別名: Phillip Frazer
〇職種: シンガー、プロデューサー
〇おもなジャンル: ルーツ・レゲエ、ダンスホール・レゲエ
〇活動時期: 1969年頃~

Phillip Fraser(Phillip Frazer)は70年
代のルーツ・レゲエの時代から80年代の
ダンスホール・レゲエの時代にかけて活躍
したシンガーであり、プロデューサーでも
ある人です。
自身の主催するレーベルRazer Soundsや、
Errol 'Don' Maisの率いるレーベル
Roots Traditionなどで活躍をし、おもに
ジャマイカ国内の小さなレーベルから
アルバムを出している人なんですね。
ルーツからダンスホールの時代にかけて、
ジャマイカ国内ではかなり目覚ましい活躍
をしています。

ネットのDiscogsによると、共演盤を含め
て13枚ぐらいのアルバムと、188枚
ぐらいのシングル盤、2枚ぐらいの
コンピュレーション・アルバムをリリース
しています。

このPhillip Fraserという人は、まさに
ジャマイカのローカルで活躍した人なん
ですね。
ネットのDiscogsの彼の履歴を見ると、
一番古い曲は1969年のシングル盤
「This Time」という曲のようです。

Phillip Fraser - This time


69年というとジャマイカではロック
ステディの時代が終わり、初期レゲエの
時代に入ったあたりの時代なんですね。
この時代に彼はTrampというレーベルから
このシングル盤を発表していて、ホーンと
刻むようなロックステディの香りの残る
ギターの音色をバックに、なかなか素晴ら
しい歌唱を披露しています。

ただその後は数年記録が飛んで、75年に
Errol 'Don' Maisの率いるレーベルRoots
TraditionからKen Bootheのカヴァー曲
「You Are No Good」をシングル・リリース
しています。
(バックはThe Soul Syndicate。)

Philip Fraser - You're No Good


Ken Bootheは「ミスター・ロックステディ」
と呼ばれたほど、66年から68年までの
わずか3年間ほどジャマイカで流行した、
レゲエの前身となった音楽ロックステディ
で人気のあった人ですが、そのロック
ステディの時代の66年の名曲をカヴァー
しているんですね。
ジャマイカのローカルで活躍した人
らしく、こうしたカヴァー曲の多いのも
このPhilip Fraserの特徴のひとつです。

他にも77年にRoots Traditionレーベル
からリリースしたシングル盤「Ain't No
Sunshine」は、ソウルの名シンガー
Bill Withersの超名曲です。

Phillip Frazier Aint No Sunshine


ネットのYouTubeでこの曲を見つけました
が、メロディカか何かが入った、なかなか
シビレる1曲です。

他に79年にAlton Allisのロック
ステディのヒット曲「Breaking Up」など
をカヴァーしています。

PHILLIP FRAZER - breaking up + staying kind (1979 Freedom sounds)


こうしたところもこの時代にローカルから
出て来たシンガーの特徴ですが、カヴァー
曲を多く歌っているんですね。

77年あたりからはコンスタントに
シングル盤をリリースしていますが、こう
した曲をYouTubeなどで探して聴いてみる
とよく解りますが、カヴァー曲なども多く
けっして目新しさは無いものの、曲の歌い
回しが非常にうまくとても良いシンガーだ
という事がよく解ります。
おそらく地元で愛され、地元に根差した
シンガーだったのではないでしょうか。

彼のアルバムの中でもっともルーツ・
レゲエの時代のサウンドが聴けるのが、
「Come Ethiopians」というアルバム
です。
このアルバムはネットのDiscogsでは
84年となっていましたが、レゲエ
レコード・コムなどでは78年となって
おり、シングル盤の発売日などは70年代
だったので、アルバム評では78年という
事にしました。
その方がつじつまが合うんですね。
この70年代のPhillip Fraserからは
70年代に流行したルーツ・レゲエの影響
が強く感じられます。

このアルバム「Come Ethiopians」や
82年のアルバム「Blood Of The Saint」
のイメージからか、Phillip Frazerは
ルーツ・レゲエのシンガーとして語られる
事が多いのですが、実はローカルの
タレントらしく、その時代に合わせて
スタイルを変えていっているんですね。
80年代に入りダンスホール・レゲエが
流行り出すと、徐々にスタイルを変えて
いつの間にかダンスホール・レゲエの
シンガーになっているんですね(笑)。
そのあたりが憎めないというか、いかにも
この時代の地元ローカルの歌手という感じ
の人なんですね。

ただそれでも歌心のある彼の曲は、充分に
魅力的です。
むしろしっかりと地元のシンガーとして
根付いているところに、この人のしたたか
さを感じます。

ダンスホール・レゲエの時代に入ってから
のアルバムでは、73年のラヴ・ソングを
集めた82年の「Loving You」や、いか
にもダンスホール・シンガーらしい92年
の「Never Let Go」など。なかなか魅力的
なアルバムを残しているのが、このPhilip
Fraserというヴォーカリストなんですね。

ある意味レゲエという大きな歴史の中では
忘れられてしまうかもしれないシンガー
ですが、それゆえに敢えてここで取り上げ
ているシンガーなんですが、こういう
ローカルで活躍するシンガーが居るから
こその面白さが、レゲエという音楽には
あるんですね。

意外とその音楽の基礎を作っているのは、
その音楽で地道に活躍している人だという
事を忘れてはいけません。
名盤と呼ばれるアルバムの裏にはそう呼ば
れなかったたくさんのアルバムがあり、
それを聴かずしてその音楽の真実を知る事
は出来ないんですね。
やたら名盤と呼ばれるアルバムをジャンル
を問わず集めているような人も居ますが、
それですべての音楽を知った気になって
いるのは大間違いなんですね。
そのジャンルのアルバムをジックリと聴き
込んで、このアルバムのどこが良かったの
か?どこが悪かったのか?その事を試行
錯誤する事からしか、その音楽の本当の
魅力に辿り着く事が出来ません。

今回のPhillip Fraserという人ですが、
おそらくこの人はレゲエという大きな歴史
の中ではあまり名前の残る人では無いの
かもしれません。
しかしだからこそ今回の「Artist File」
の1番に取り上げたところがあります。

私は今までにけっこうな数のレゲエの
アルバム評を聴き、それを書いています
が、書けば書くほど思うのですが、レゲエ
の歴史を作っているのは有名な人だけの
力だけではなく、実は無名で消えた多くの
アーティストに支えられての事なんです
ね。
そういう視点で見た時にはたとえその
アルバム自体のアルバムの出来が必ずしも
良くなかったとしても、アルバムを出す
ところまでいったアーティストの実力が
無かったとは言えないと思います。
成功するかしないかの境目は、意外と微妙
なんですね。

そのジャンルの「名盤」と呼ばれる音楽
だけを聴いて、その音楽をすべて解った事
に本当になるのか?それはちょっと疑問
なんですね。

ひとつの音楽を良い部分も悪い部分も
出来るだけ聴いて理解する事は、かなり
手間のかかる大変な作業です。
ただそうした地道な努力無しでは、本当の
その音楽の面白さに辿り着く事はありま
せん。
たくさんの音楽にはそれぞれの歴史が
あり、それを理解するにはそれなりの多大
な時間とその音楽に対する多くの知識と
労力を必要とするんですね。

レゲエの場合でもそれは然りで、こうした
Philip Fraserのような地道に活動した
アーティストの音源を聴く事は、とても
重要なんだと思います。

このPhillip Fraserというアーティスト
は、そうした「新幹線の車窓」から風景を
見てすべての風景を見たと思っているよう
な人からは、おそらくあまり理解されない
アーティストなのかもしれません。
ローカルに生きた彼は、おそらくユックリ
と自分の足でひとつひとつを理解する人
のみが解るような、地元の人の為に歌い、
地元に解る「地元の心」を素直に歌って
いるシンガーなんですね。
そこがおそらくこのシンガーの最大の魅力
だと思います。

最大の誉め言葉で言えば「偉大でも何でも
ないシンガー」。
それがこのPhilip Fraserという人です。


●オリジナル・アルバム履歴

〇Phillip Frazer ‎– Come Ethiopians (1978)

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Earl 'Chinna' SimithのレーベルHigh
Timesからリリースされたアルバムです。
バックはHigh Times Bandが務めている
ものと思われます。
表題曲の「Come Ethiopians」ほか、
「John Saw Them Coming」や「2000 Years」
など、陰影の濃いルーツ色の強い良曲が
多数収められたアルバムです。

Phillip Frazer 1978 Come Ethiopians 06 2,000 years


↑の「2000 Years」などを聴いてもよく
解りますが「泣きの名曲」が多く集め
られたアルバムで、これを聴いて
Philip Fraser=ルーツ・シンガーという
評価になったのも、納得出来る部分が
あります。
やはりルーツ期の素晴らしいアルバムの
1枚といえるでしょう。

Phillip Frazer「Come Ethiopians」 : つれづれげえ日記

もしかしたら84年のアルバムという
可能性もありますが、内容的に見るとこの
アルバムがPhilip Fraserのファースト・
アルバムといえるアルバムなんですね。
ジャケットの衣を着たPhilip Fraserの
モノクロ写真も印象的。

〇Earth And Stone Featuring Philip Fraser ‎– Back To Africa (1978)
このアルバムは残念ながら未聴です。
UKのDifferentというレーベルから
リリースされたアルバムで、Side 1に
Philip Fraserの曲が5曲、Side 2に
Earth And Stoneの曲が2曲と、
The Gayladsの曲が2曲収められた全9曲
の共演盤のようです。

Earth & Stone Featuring Phillip Frazer Back To Africa 1978 A3 Back to Africa


〇Phillip Fraser ‎– Blood Of The Saint (1982)

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オリジナルは82年にUKのSilver Camel
というレーベルからリリースされた
10インチLPのミニ・アルバムのよう
です。
Side 1に「Blood Of The Saint」と
「Bad Boys」、Side 2に「Writing On
The Wall」と「Mr. Wicked Man」の全4曲
入りのアルバムだったようです。
まるで十字架に張り付けられたゾンビの
ようなイラストが印象的なジャケットの
なアルバムです。

それが制作年不詳ですが、Corner Stone
レーベルから、「Stop The Fussing And
Fighting」と「Moses Moses」が追加され
た全6曲のアルバムとなり、さらに
2004年にはSilver Kamel Audio
レーベルから全13曲入りのほとんど
コンピュレーション・アルバムともいえる
内容へと変化しています。

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Corner Stone盤

そうした変化はあるものの、2004年盤
のこのアルバムは、彼の代表作ともいえる
アルバムとなっています。
初めのアルバムに収められた「Blood Of
The Saint」や「Bad Boys」、「Writing
On The Wall」、「Mr. Wicked Man」と
いった曲は、彼のもっとも代表的な曲と
認知されているようです。

Phillip Fraser - Blood of the Saint


Phillip Fraser「Blood Of The Saint」 : つれづれげえ日記

Phillip Fraser「Blood Of The Saint Vintage: Phillip Fraser Showcase 79-80-81-82 : つれづれげえ日記

〇Phillip Fraser ‎– Loving You (1982)

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タイトルからも解るように、完全にラヴ・
ソングを中心としたダンスホール・レゲエ
のアルバムとなっています。
82年にUKではSilver Camelレーベル、
ジャマイカではPhillip Fraser本人の
レーベルRazor Soundなどからリリース
されたアルバムで、バックは
The Soul Syndicate Bandが務めています。
ただメンバーを見るとEarl 'Chinna' Smith
の他は、Bingy BunnyやStyle Scott、
Flabba Holtなどが居るので、ほぼ
Roots Radicsのような布陣です。
「Holding On」や「Lonely Feeling」、
「Tonight」など、このアーリー・ダンス
ホールの時代らしいスローなワン・
ドロップのリズムに乗せた、Phillip
Fraserのナイスなヴォーカルが堪能出来る
アルバムです。

なお上にあげたジャケットはRazor Sound
盤ですが、Silver Camel盤のジャケット
は白いスーツを着て座っているPhillip
Fraserを2人の女性が囲んでいる写真が
使われています。

Phillip Frazer - tonight


Phillip Fraser「Loving You」 : つれづれげえ日記

〇Phillip Frazer ‎– I Who Have Nothing (1983?)

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このアルバムもネットのDiscogsでは
「Unknown(制作年不詳)」となっていま
したが、レゲエレコード・コムでは83年
となっていたので、その記述に従いまし
た。
Phillip FraserのレーベルRazor Sound
からリリースされたアルバムで、バックは
Roots Radicsが担当しています。
この時代らしいスローなワン・ドロップの
リズムにPhillip Fraserののヴォーカルが
冴える、地味ながら好盤という印象の
アルバムです。

Phillip Frazer - I Who Have Nothing


Phillip Frazer (Phillip Fraser)「I Who Have Nothing」 : つれづれげえ日記

〇Phillip Fraser, Triston Palma ‎– The Big Showdown (1985)
このアルバムは残念ながら未聴です。
85年にジャマイカのTriston Palmaの
レーベルBlack Solidarityからリリース
されたPhillip FraserとTriston Palma
のクラッシュ・アルバム(対決盤)のよう
です。
Side 1にPhillip Fraserの曲が4曲、
Side 2にTriston Palmaの曲が4曲収め
られています。

〇Triston Palmer And Phillip Frazer ‎– I And I In Inity (1987)
このアルバムは残念ながら未聴です。
87年にUSのDrum & Bass Production
というレーベルからリリースされた
クラッシュ・アルバム(対決盤)です。
Side 1にTriston Palmaの曲が6曲、
Side 2にPhillip Fraserの曲が6曲収め
られています。

〇Mr. Phillip Frazer ‎– Never Let Go (1992)

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92年にPhillip Fraserのレーベル
Razor Soundからリリースされたアルバム
で、バックはFire House Crewなどが務め
たアルバムです。
レゲエの世界は80年半ばからデジタルの
ダンスホール・レゲエの世界に急激に変化
しますが、そのデジタルの世界になっても
Phillip Fraserは相変わらず素晴らしい
歌声を披露しています。
このアルバムは表題曲の「Answer」
リディムの「Never Let Go」や、
「I'll Be Lonely」、「I'm Holding On」
など、すっかりダンスホール・シンガーと
なったPhillip Fraserの歌声が楽しめる
アルバムとなっています。

Phillip Frazer - never let go


Phillip Frazer(Fraser)「Never Let Go」 : つれづれげえ日記

〇Phillip Frazer ‎– Sharp Like A Razor (1994)
このアルバムは残念ながら未聴です。
94年にRoots Traditionからリリース
されたアルバムで、バックはメンバーから
見てRoots Radicsのようです。

〇Phillip Fraser ‎– Dancing Time (2007)
このアルバムは残念ながら未聴です。
2007年にSilver Kamel Audioレーベル
からリリースされたアルバムで、歌とダブ
が交互に収められた、ショーケース・
スタイルのアルバムのようです。

〇Tony Screw, U Brown, Phillip Fraser, Brigadier Jerry ‎– Downbeat The Ruler: Live In Uk (2019)
このアルバムは残念ながら未聴です。
内容はよく解りませんが、曲が56曲も
入っている事から見て、Tony Screwという
セレクターのU BrownやPhillip Fraser、
Brigadier Jerryなどを使った、UKでの
ミックス・アルバムのライヴのようです。

〇Phillip Frazer – Classic (Unknown)
このアルバムは残念ながら未聴です。
こちらは制作年不明のジャマイカのReggae
Master International というレーベル
からリリースされたアルバムです。
「Never Let Me Go」や「Mr. Wicked Man」
などが収められているところから見て、
実質的にはコンピュレーション・アルバム
なのではないかと思われます。

〇Phillip Fraser And Ras Fraser Jr ‎– Roots Man Time (Unknown)
このアルバムは残念ながら未聴です。
Ras Fraser Jrという人の正体は不明です
が、Phillip Fraserの息子さんか何か
なのでしょうか?
Side 1にPhillip Fraserの曲が5曲、
Side 2にRas Fraser Jrの曲が5曲収め
られたクラッシュ・アルバム(対決盤)
です。

●コンピュレーション・アルバム履歴

〇Phillip Frazer ‎– In A Dance Hall Style (Unknown)
このアルバムは残念ながら未聴です。
制作年は不詳ですが、Corner Stone
レーベルからリリースされたアルバムで、
タイトルから解るようにPhillip Frazerの
ダンスホール・レゲエの時代の音源を集め
たコンピュレーション・アルバムのよう
です。
「Blood Of The Saint」や「Mr. Wicked
Man」など、全10曲が収められていま
す。

〇Phillip Frazer ‎– Early Days 79-80-81 (Unknown)
このアルバムは残念ながら未聴です。
制作年は不詳ですが、Corner Stone
レーベルからリリースされたアルバムで、
タイトルから解るようにPhillip Frazerの
79~81年の初期の音源が集められた
アルバムのようです。
「Tonight」や「Holding On」、
「Breaking Up」など、全10曲が収め
られています。

また多くのアーティストが収められた
コンピュレーション・アルバムにも
Phillip Frazerは多く収録されており、
ネットのDiscogsでは102枚ぐらいの
アルバムに収録されているようです。
その中の手持ちのアルバムを、紹介して
おきます。

〇Various ‎– Razor Sound Presents : Various Artistes (1987)

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87年にRazor Soundからリリースされた
「Death In The Arena」リディムのワン
ウェイ・アルバムで、Phillip Fraser
が「River Jordan」を歌っているほか、
Triston PalmerやTipper Lee & Rappa
Roberts、Devon Russell、Ashanti Waugh、
Daddy I Cook、Frankie Jonesなどの楽曲が
収められています。
なお同じ87年にTriston Palmerの
レーベルSolidarity Internationalから、
同じ内容で別ジャケットの「Death In The
Arena」というアルバムがリリースされて
います。

Various「Razor Sound Presents Various Artists」 :つれづれげえ日記

〇Various ‎– Untold Reggae History Vintage Classics Volume One (Unknown)

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こちらは制作年は不詳ですが、ジャマイカ
のCorner Stone Church Of Music Congress
というレーベルからリリースされた
アルバムで、Phillip Fraserが「Life Is
So Funny」という曲を歌っているほか、
Frankie PaulやFrankie Jones、Sylvan
White、Rod Taylor、Prince Allahなどが
参加したアルバムです。
Sylvan Whiteの名曲「Africans Unite」が
圧巻な1枚。

Various「Corner Stone Church Of Music Recording Congress Presents: ‎Untold Reggae History Vintage Classics Volume One」


ざっと追いかけてきましたが、ジャマイカ
のローカル・シンガーといった活躍の
Phillip Fraserですが、その残した楽曲は
どれもが味わいがあり、意外とも思える
ほど内容は悪くないんですね。
特に70年代後半のルーツ・レゲエの時代
から80年代のダンスホール・レゲエの
時代の活躍は素晴らしく、アルバムの内容
も特に充実しています。
こうした時代のアルバムが、すでにレゲエ
レコード・コムなどでも品切れになって
おり、手に入れづらいのが非常に残念
です。

ジャマイカ・ローカルに生きた人ゆえの、
ジャマイカのベース・ミュージックとして
のレゲエの魅力が、この人の音楽の中には
あるんですね。

機会があればぜひ聴いてみてください。

PHILLIP FRAZER...JUST A DREAM 1985