一昨日(4日)にネットのTower Records
で注文したフランスのレゲエ・グループ
Mellow MoodのCDを、駅前のセブン
イレブンで購入して来ました。

●セブンイレブンで購入したCD
〇Mellow Mood「2 The World」

2019_02_04_01a


Mellow Moodは200年代ぐらいから
フランスで活動している、双子を中心と
したレゲエ・グループのようです。
今回のアルバムは2015年にリリース
された、彼らの4枚目ぐらいにあたる
アルバムのようです。
このアルバムでは女性シンガーHempress
Sativaとの共演曲「Inna Jamaica pt. 2」
をはじめとして、彼ららしいレゲエを聴か
せています。

Mellow Mood feat. Forelock & Hempress Sativa - Inna Jamaica pt. 2


Mellow Mood - Write To You


今やレゲエは世界的な音楽となり、こう
した白人のアーティストでもレゲエという
音楽を理解して、素晴らしい音楽を作る
時代になったんですね。
このフランスのMellow Moodの他にも、
イタリア人のAlborosieやドイツ人の
Gentlemanなど多くの白人のアーティスト
が、素晴らしい活躍をしています。
そうした活躍がレゲエという音楽を、より
面白くしているんですね。

ただこうしたフランスのMellow Moodや
アフリカン・レゲエのAlpha Blondyや
Tiken Jah Fakoryなどの本場ジャマイカ
でないアーティストのアルバムは、
ちょっと手に入れづらいところがあり
ます。
このMellow Moodも2018年リリースの
最新アルバム「Large」のLPがネットの
Tower Recordで売られていたので申し込ん
だのですが、すでに「お取り寄せ」で結局
キャンセルになり、今は「廃盤」となって
います。
そうした手に入れづらさはちょっと困った
ものです。

他のアルバムも「お取り寄せ」となって
いて、あまり手に入りそうになかったの
ですが、久しぶりに見たらこのアルバムが
「在庫わずか」となっていて、少し入荷
したようで今回購入出来ました。
(ただその後見たら「お取り寄せ」に
なっていたので、現在では売り切れている
ようです。)
まあ、聴くだけならデータでダウンロード
という方法もない訳では無いのですが、
私のようなオジサンはやっぱり「もの」と
して手元に置きたいところがどうしても
あります(笑)。
そういうこだわりはやっぱり無くしたく
ないんですね。

Mellow Mood - Dance inna Babylon (videoclip)


Mellow Mood feat. Richie Campbell - Inna Jamaica


Mellow Mood - Large (Official Video)



最近すごく興味を持ったネットの話題が
ありました。
シンガポールの人気のティラミス屋さん
「ティラミスヒーロー」を、大阪のパン
ケーキ専門店gramという会社が、勝手に
ロゴなどを登用して先に商標登録してしま
い、本家のティラミスヒーローが名前が
使えなくなったという、いわゆる「パクリ
騒動」です。
しかも手口が本家のティラミスヒーローが
名前を使えなくした上で、CMにタレント
を起用して「あのティラミスがついに日本
に上陸!」と、まるで本物のシンガポール
の会社が出店したように装うというかなり
悪質なもので、それがネット民の怒りの
感情に火をつけたようで、「日本人として
恥ずかしい」と大炎上したという騒動でし
た。
(本家のティラミスヒーローという
シンガポールの会社は「ティラミス
スター」という名前で、商品を販売する事
になったようです。)

この問題の経緯はいろいろなところで書か
れているのでここでは省略しますが、元の
シンガポールのティラミス会社はこの騒動
で知名度が上がり大人気で、名前をパクっ
た会社gramは元のパンケーキ会社自身が
パクリではないかという疑惑が起きたり、
他の商標も乗っ取ろうとしている事が発覚
したりで、不買運動が起こるなどかなりの
ダメージを受けているようです。
まあ「人のものを盗む」ような人とは関り
になりたくないというのは、自然な感情だ
と思います。

個人的に最も興味を惹かれたのは、この
gramという会社のネットの使い方でした。
本家のシンガポールの会社にはかなり
モラルに欠けた敵対的な方法で対抗して
いるのですが、その分タレントを起用した
り、ネットの人気ブロガーを雇っていわ
ゆる「ステルス・マーケティング」の手法
で「このティラミス美味しい!」と書かせ
たりと、そういう「嘘を広める」事には
お金を使っているんですね。
さらに問題が発覚して炎上すると、九州の
gramのフランチャイズ店(4店舗あるよう
です)のオーナーをやっている人の娘を
名乗る人物のブログで「両親は悪くないの
で食べに来て!」という記事が出て来た
り、事件が発覚して以降に明らかに捨て垢
(捨てアカウント)と思われる「gramの
パンケーキ美味しい!」という書き込みが
増えたり、「法律的には問題ない」とする
怪しい弁護士事務所の書き込みがあったり
と、明らかにネットを利用して事件を揉み
消そうという動きがあったんですね。
そういうネットを利用して嘘を嘘で固めた
売り出しや、さらに嘘の情報で同情を集め
ようとしたり、沈静化を図る手法が、
いかにも今の時代らしいところで、面白い
と思いました。

人気ブロガーの方は意外とアッサリと
「お仕事の依頼だったので…」と、ステマ
(ステルス・マーケティング)である事を
白状していますが、ネットに溢れる情報の
かなりの数がこうしたステマであるのかも
しれませんね。
そう思うと「このパンケーキ美味しい!」
は、あまり信じない方が良いのかもしれま
せん。
そうでないと「ヒーロー(英雄)」という
名前の、「極悪人」の作ったティラミスや
パンケーキを食べてしまうかもしれません
からね(笑)。

ネットの話はあまり信じ過ぎない方が良い
という事ですね。
そういえば「ネトウヨ」というのは、日本
の人口の1割に満たない人達なんだとか。
いわゆる「ノイジー・マイノリティ(声高
の少数者)」というべき人達で、その層は
引き籠りの貧乏人ではなくて、中小企業の
経営者などある程度資産を持っていて時間
に余裕のある人が多いんだとか。
そういう少数者の書き込みに多くの人が
影響を受けて、実情以上に大きな力と思い
込んでいるだけなんだとか。

現在多くの人がネットを見て暮らしていま
すが、その情報の中にはたくさんの作為的
な「嘘」が紛れ込んでいるのかもしれま
せん。

その全てを防ぐ事は不可能ですが、例え
高評価のラーメン屋さんだとしても、
「このスープ、化調の味がするな」とか、
「なんだか麺に腰がない」とか、自分の
感覚で見極める事も必要だと思います。
そうでないと安物で作ったマズい食べ物を
「美味しい!美味しい!」と食べる事に
なりかねませんから。
まあ、それで逆にお金が貰えるならまだ
良いのですが…。

ネットを使って豊かに生きているつもり
が、実はネットのマリオネット(操り
人形)になっていた…。
そうならないように気を付けたいものです
ね。

ではこの辺で。