今回はJohn Holtのアルバム

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(外カヴァー)
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(内ジャケ)

「1000 Volts Of Holt (Deluxe Edition)」
です。

John Holt(本名:John Kenneth Holt)は
レゲエの60年代後半のロックステディの
時代にコーラス・グループThe Paragonsの
リード・ヴォーカルとして活躍し、
「The Tide Is High」などの数々のヒット
を飛ばした事で知られるシンガーです。
その後70年代のルーツ・レゲエの時代、
80年代のダンスホールの時代になっても
ソロとして活躍し、数多くのヒット曲を
放ち、常に第一線で活躍し続けたシンガー
として知られています。

そうした活躍をしたJohn Holtですが、
2014年に67歳という若さで亡く
なっています。

その生涯で共演盤を含めて64枚ぐらい
のアルバムと、495枚ぐらいのシングル
盤、52枚ぐらいのコンピュレーション・
アルバムを残しています。

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The Paragons - Riding High On The Beach

アーティスト特集 John Holt (ジョン・ホルト)

今回のアルバムは1973年にUKの
Trojan Recordsからリリースされた彼の
ソロ・アルバムです。

オリジナルの「Never, Never, Never」
をはじめ、Chris Kristoffersonの
「Help Me Make It Through The Night」
や、Nitty Gritty Dirt Bandの
「Mr. Bojangles」、Roberta Flackの
「Killing Me Softly With His Song」
をもじった「Killing Me Softly With
Her Song」、「Girl From Ipanema
(邦題:イパネマの娘)」、Poppy Family
の「Which Way You Goin' Billy」など、
ポピュラーのヒット曲がたくさん収められ
たアルバムで、ヴォーカリストとしての
John Holtの魅力が充分に味わえる
アルバムになっています。

手に入れたのは2002年にTrojan
Recordsからリリースされた「Deluxe
Edition」の中古盤で、オリジナルの
12曲に加えて、さらにその曲の
ジャマイカン・ヴァージョンが8曲加え
られたCDと、もう1枚ボーナスCDと
して「The Best Of John Holt, 1967 to
1972」と題された、John Holtの67年
から72年までの25曲のヒット曲が
集められたベスト・アルバムが付いた
CD2枚組のアルバムでした。

Disc 1が全20曲で収録時間は約70分。
オリジナルは12曲で、残りの8曲はその
オリジナルのジャマイカン・ヴァージョン
のミックスです。
Disc 2が全25曲で収録時間は約69分。
「The Best Of John Holt, 1967 to 1972」
と題されたボーナスCDで、1967年
から72年までのJohn HoltのThe Paragons
時代の曲も含めたヒット曲集です。

詳細なミュージシャンの表記はあり
ません。

残念ながら詳細なミュージシャンの表記
はありません。
ただDisc 1の11曲目「Girl From
Ipanema」などを聴くと、けっこう特徴的
なドラミングをしていて、もしかすると
Leroy 'Horsemouth' Wallaceなのでは
ないか?と思いました。
そう思って聴くと彼独特の、心にちょっと
引っかかる感じのドラミングのような…。
ハッキリは解りませんがレゲエらしさの
ある、悪くないバックの演奏なんですね。

さて今回のアルバムですが、オリジナル
12曲に加えてそのジャマイカン・
ヴァージョン8曲、さらにはボーナスCD
として彼のヒット曲25曲も付いた
アルバムで、サービス精神に溢れた聴き
応えたっぷりのアルバムで、内容は悪く
ないと思います。

70年代のルーツ・レゲエの時代になる
とソロとして活動しているJohn Holtです
が、70年にStudio Oneレーベルからの
ファースト・アルバム「A Love I Can
Feel」をリリースしてから73年までの
約4年間に、このアルバムを含めてなんと
10枚ものソロ・アルバムをリリースして
いるんですね。
その事実からも、いかにこのJohn Holtの
人気が高かったのかがよく解ります。

今回のアルバムはそんなJohn Holtの
オリジナル曲の「Never, Never, Never」
をはじめ、Chris Kristoffersonの
「Help Me Make It Through The Night」
や、Nitty Gritty Dirt Bandの
「Mr. Bojangles」、Roberta Flackの
「Killing Me Softly With His Song」
をもじった「Killing Me Softly With
Her Song」、「Girl From Ipanema
(邦題:イパネマの娘)」、Poppy Family
の「Which Way You Goin' Billy」などの
ポピュラーのヒット曲のカヴァーが
たくさん収められたアルバムです。

John Holtというシンガーの歌唱力で聴か
せるという意図は解るものの、今の時代
となるとむしろレゲエのオリジナルで押す
方が良いように感じられますが、見逃して
ならないのはこのアルバムが73年に
リリースされたアルバムだという事です。
この時代は徐々にジャマイカの音楽レゲエ
の人気が出始めていたものの、あの
The Wailersのメジャー・デビュー・
アルバム「Catch A Fire」がリリースされ
たのがこの年で、レゲエという音楽は
まだまだマイナーな音楽だったんですね。

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The Wailers ‎– Catch A Fire (1973)

そういう事もあってか、このアルバムでは
レゲエというよりも「歌手」としての
John Holtを売り込もうという意図が
うかがえるんですね。
ポピュラー曲が多いのは、その為だと思い
ます。
その期待に応えるようにJohn Holtは、
ソフトでありながら説得力のある見事な
歌声を披露しています。
ただ今の時代になると少しポピュラー音楽
色が強く感じられるアルバムで、その
あたりは多少物足りなく感じるところ
です。

販売しているTrojan Recordsもそのあたり
を考えたのか、今回のCDではオリジナル
の12曲に加えて、さらにその曲の
ジャマイカン・ヴァージョンが8曲加え
られたCDと、もう1枚ボーナスCDと
して「The Best Of John Holt, 1967 to
1972」と題された、John Holtの67年
から72年までの25曲のヒット曲が
集められたベスト・アルバムが付いた
CD2枚組のコンピュレーションという
体裁に変更しているんですね。
彼のディスコグラフィとしての聴き応えも
ありますが、その分オリジナル・アルバム
の印象が弱くなった事は否定が出来ま
せん。
実は今回このアルバムを調べるまで、私
自身もこのアルバムをJohn Holtの
ヒット曲を集めたベスト・アルバムだと
思っていました(笑)。

ボーナスCDの方もけっこうな聴き応え
で、John Holtの60年代後半からの
The Paragon時代の活躍ぶりや、70年代
前半の初期レゲエの頃のヒット曲が多く
聴けるのは、資料としてけっこう役に立ち
ます。

Disc 1の1曲目から12曲目までは、
John Holtの73年のアルバム「1000
Volts Of Holt」のオリジナル曲が収め
られています。
全体にストリングスなどを使った
スウィートな曲が多いですが、わずかに
Horsemouthかと思われるイナタい
ドラミングがレゲエらしさを感じさせ
ます。

Disc 1の1曲目は「Never, Never,
Never」です。
ストリングスも使ったポピュラー音楽の
匂いのする曲で、John Holtの優しく丁寧
なヴォーカルがとても良いです。

John Holt "Never, Never, Never"


2曲目は「Morning Of My Life」です。
教会音楽酔うようなソフトなオルガンに
ストリングス、John Holtのアダルトな
ヴォーカルも素晴らしい曲です。

3曲目は「Stoned Out Of My Mind」
です。
こちらもストリングスをバックに、女性
コーラスに乗せたJohn Holtのスウィート
な歌声が魅力。

john holt stoned out of my mind


4曲目は「Baby I'm A Want You」
です。
ちょっとイナタいドラミングに
ストリングスのメロディ、John Holt
の歯切れの良いヴォーカル。

5曲目は「Help Me Make It Though
The Night」です。
ポピュラーのChris Kristoffersonの
ヒット曲です。
ホーンのイントロからピアノのメロディ、
ストリングスに乗せたJohn Holtのソフト
なで力強いヴォーカル。

John Holt - Help Me Make It Through the Night (Official Audio)


6曲目は「Mr Bojangles」です。
こちらもNitty Gritty Dirt Bandのヒット
曲として知られるポピュラー・ソング
です。
優しいピアノのメロディに乗せた、John
Holtのソフトなヴォーカルが心に沁みる
1曲。

John Holt Mr Bojangles


7曲目は「I'd Love You To Want Me」
です。
ピアノとギターのメロディに乗せた、
John Holtのノビノビと歌うヴォーカルが
魅力的。
途中にThe Beatlesの「Let It Be」の
メロディが、少しだけ挿入されています。

8曲目は「Killing Me Softly With Her
Song」です。
アメリカの女性シンガーRoberta Flackの
ヒット曲「Killing Me Softly With His
Song(邦題:やさしく歌って)」を、
男性ヴァ-ジョンに置き換えた曲です。
多くの人はネスカフェのテーマ・ソングと
して覚えている曲ではないでしょうか。
ちなみにこのRoberta Flackのシングル盤
を私がまだ学生だった頃に買っていて、
探してみたらまだ持っていました(笑)。

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ロバータ・フラック:やさしく歌って

優しいピアノのメロディに、ジックリと
歌い込むようなJohn Holtのヴォーカルが
魅力的。

John Holt - Killing me softly with her song


9曲目は「You Baby」です。
心地良いドラミングにホーンのメロディと
ストリングス、女性コーラスに乗せた
John Holtのヴォーカルが魅力的。

10曲目は「Too Much Love」です。
ハーモニカのようなメロディに
ストリングス、John Holtのノビのある
ヴォーカルが魅力。

11曲目は「Girl From Ipanema」です。
「イパネマの娘」というタイトルでよく
知られた、ボサノバ調のポピュラーの
ヒット曲です。

イパネマの娘 - Wikipedia

心地良いドラミングにギターと
ストリングスのメロディ、John Holtの
落ち着いたヴォーカル…。

John Holt - Girl From Ipanema


12曲目は「Which Way You Going Baby」
です。
The Poppy Familyというグループの
「Which Way You Goin' Billy」という
タイトルの、69年のポピュラーのヒット
曲のようです。
ホーンとストリングスのメロディに、
John Holtのソフトで優しい歌声が
魅力的。

Which Way You Going Baby, John Holt


Disc 1の11曲目から20曲目までは、
「1000 Volts Of Holt」のジャマイカで
発売されたジャマイカン・ヴァージョン
と、エクステンデッド・ヴァージョンが
収められています。
アルバムではストリングスとなっている
ところが、このヴァージョンではギターや
ピアノなどでメロディを作っていて、
こちらの方がレゲエとして聴き易い印象
です。
ここでは説明を省略します。

Disc 2は「The Best Of John Holt, 1967
to 1972」となっていて、1967年から
72年までのJohn HoltのThe Paragon時代
のヒット曲やJoya LandisやLeroy Sibbles
との共演曲なども収められたヒット曲集と
なっています。

1~5曲目まではJohn Holtがリード・
ヴォーカルとしてThe Paragonsに在籍して
いた時代の曲が収められています。
このあたりの曲は60年代後半のロック
ステディの時代の曲と思われます。
ちなみにロックステディとはレゲエの前身
となった音楽で、スローなテンポと甘い
メロディが特徴的な音楽です。
66年から68年までのわずか3年だけ
流行した音楽なんですね。

ロックステディ - Wikipedia

The Paragonsはそのロックステディの時代
に、人気を博したグループだったんです
ね。

Disc 2の1曲目は「On The Beach」です。
ギターの刻むようなメロディに、John Holt
の伸びやかな甘いヴォーカルとコーラス・
ワークが魅力。

2曲目は「The Tide Is High」です。
印象的なヴァイオリンのメロディに乗せ
た、John Holtのヴォーカルとコーラス・
ワーク。

The Paragons - "The Tide Is High" (Official Audio)


リズム特集 Tide Is High (タイド・イズ・ハイ)

3曲目は「Wear You To The Ball」です。
ロックステディらしいギターのメロディ
に、息の合ったコーラス・ワークが魅力
的。

パラゴンズ(Paragons) - Wear You To The Ball - 1967 - リリック

4曲目は「Talking Love」です。
ホーンとギターのメロディに、スウィート
なヴォーカルとコーラスがとても魅力的。

5曲目は「Memories By The Score」
です。
ギターとピアノのメロディに、John Holt
のソフトなヴォーカルと蕩けるような
コーラス・ワークがとても魅力的な曲
です。

6曲目は「Moonlight Lover」のヒットで
知られる女性シンガーJoya Landisとの
共演曲「I'll Be Lonely」です。
この曲もロックステディの時代のものか?
ギターとキーボードのメロディに、
John HoltとJoya Landisとの息の合った
ヴォーカルがとても魅力的です。

John Holt - I'll Be Lonely


リズム特集 I'll Be Lonely (アイル・ビー・ロンリー)

7曲目は「Tonight」です。
こちらもJohn Holtのヒット曲としてよく
知られる曲です。
オルガンのメロディにのせた、彼の流れる
ような心地良いヴォーカルが魅力。

8曲目は「Ali Baba」です。
こちらもJohn Holtの代表曲であり大ヒット
曲です。
ホーンとギターのメロディに、語るように
歌うJohn Holtのヴォーカルが素晴らしい
曲です。

9曲目は「Stealing, Stealing」です。
こちらもJohn Holtの大ヒット曲です。
ホーンの印象的なメロディに、John Holt
のソフトでありながら力強いヴォーカルが
魅力的。

John Holt - "Stealing Stealing" (Official Audio)


リズム特集 Stealing (スティーリング)

10曲目は「(Give Her) All The Love
I've Got」です。
キーボード印象的なのメロディに刻む
ようなギター、ノビのあるJohn Holtの
ヴォーカルが魅力的。

11曲目は「(There Is) No Love」です。
ギターの踊るようなメロディに、John Holt
の伸びやかなヴォーカル。

12曲目は「Sometimes」です。
ギターとピアノのメロディにコーラス、
伸びやかなJohn Holtのヴォーカルが
イイ感じの曲です。

13曲目は「A Love I Can Feel」
です。
John Holtの初期レゲエの頃の代表曲の
ひとつです。
この曲は名リディムとして多くの
アーティストに使われている曲です。
ホーンの印象的なメロディに乗せて、
John Holtのヴォーカルが冴える曲です。

John Holt "I Want A Love I Can Feel"


リズム特集 Love I Can Feel (ラブ・アイ・キャン・フィール)

14曲目は「My Heart Is Gone」
です。
浮遊感のあるオルガンのメロディと刻む
ようなギター、歌い込むようなJohn Holt
のヴォーカル…。

15曲目は「Strange Things」です。
刻むようなギターとキーボードのちょっと
陰のあるメロディに、John Holtの丁寧な
ヴォーカルが魅力的。

16曲目は「Sister Big Stuff」です。
Prince Busterのカヴァー曲か?
ギターとピアノのちょっとファンキーな
メロディに、女性コーラスに乗せた
John Holtのイカしたヴォーカル…。

17曲目はLeroy Sibblesとの共演曲
「Let's Build Our Dreams」です。
キーボードとギターのメロディに、
コーラスに乗せたLeroy Sibblesと
John Holtのヴォーカルの入れ替わりが
絶妙な曲です。
元々はロックステディの時代に、
The HeptonesとThe Paragonsという
ライヴァル関係にあったグループの、
リード・ヴォーカリストによる共演曲
です。

John Holt & The Soul Gang - Let's Build Our Dream - tresure isle pre blanc tis 311


18曲目は「It's A Jam In The
Streets」です。
ギターと浮遊感のあるキーボードの
メロディに、伸びやかに歌うJohn Holt
のヴォーカル…。

19曲目は「Stick By Me (And I'll
Stick By You)」です。
こちらも彼の代表曲のひとつ。
キーボードとギター、ピアノのメロディ
に、説得力のあるJohn Holtのソフトな
ヴォーカル…。

リズム特集 Stick By Me (スティック・バイ・ミー)

20曲目は「Riding For A Fall」です。
Delroy Wilsonのロックステディの時代
のヒット曲です。
刻むようなギターのフレーズにキーボード、
丁寧なJohn Holtのヴォーカルに、スッと
入って来る甘いホーンのメロディ…。
名曲です。

21曲目は「Lost Love」です。
ボワっとしたトロンボーンのメロディに、
エコーの効いたJohn Holtのヴォーカル、
刻むギターとキーボードのメロディも
印象的な1曲。

22曲目は「Looking Back」です。
甲高いキーボードのメロディと刻む
ギター、丁寧に歌うJohn Holtの柔らかい
ヴォーカル…。

23曲目は「Pledging My Love」です。
ホーンとギターのメロディに、John Holt
の語るように歌うヴォーカル…。

24曲目は「The Treasure Of Love」
です。
ギターと浮遊感のあるキーボードの
メロディ、ちょっと甲高いJohn Holtの
ヴォーカル…。

25曲目は「Anymore」です。
ギターとトロンボーンのちょっと甘い
メロディに、ソフトで心地良いJohn Holt
のヴォーカル。

John Holt - Anymore


ざっと追いかけてきましたが、CD2枚で
45曲というのは結構な聴き応えがあり
ます。
John Holtの初期のヒット曲が解るベスト
盤としても使えるというのは利点でもあり
ますが、その分オリジナル盤としては
少し印象が薄くなっているのが良し悪しと
いったところがあります。

このアルバムの魅力を言えば、やはり
John Holtのヴォーカリストとしても魅力
がよく解るという事で、そのソフトであり
ながら力のあるヴォーカルはやはりとても
魅力的です。
彼はそのヴォーカル力を武器に、70年代
のルーツ・レゲエの時代、80年代の
ダンスホール・レゲエの時代と、常に一線
で活躍し続けるんですね。
誰もが認める本物のシンガー、それがこの
John Holtという人です。

機会があればぜひ聴いてみてください。


○アーティスト: John Holt
○アルバム: 1000 Volts Of Holt (Deluxe Edition)
○レーベル: Trojan Records
○フォーマット: CDX2
○オリジナル・アルバム制作年: 1973

○John Holt「1000 Volts Of Holt (Deluxe Edition)」曲目
Disc 1
1. Never, Never, Never
2. Morning Of My Life
3. Stoned Out Of My Mind
4. Baby I'm A Want You
5. Help Me Make It Though The Night
6. Mr Bojangles
7. I'd Love You To Want Me
8. Killing Me Softly With Her Song
9. You Baby
10. Too Much Love
11. Girl From Ipanema
12. Which Way You Going Baby
Bonus Tracks (Jamaican Mixes):
13. Stoned Out Of My Mind
14. Baby I'm A Want You
15. Help Me Make It Though The Night
16. Mr Bojangles
17. Killing Me Softly With Her Song
18. Girl From Ipanema
19. Which Way You Going Baby
20. Too Much Love (Extended Version)
Disc 2
Bonus Disc: The Best Of John Holt, 1967 to 1972
1. On The Beach (with The Paragons)
2. The Tide Is High (with The Paragons)
3. Wear You To The Ball (with The Paragons)
4. Talking Love (with The Paragons)
5. Memories By The Score (with The Paragons)
6. I'll Be Lonely (& Joya Landis)
7. Tonight
8. Ali Baba
9. Stealing, Stealing
10. (Give Her) All The Love I've Got
11. (There Is) No Love
12. Sometimes
13. A Love I Can Feel
14. My Heart Is Gone
15. Strange Things
16. Sister Big Stuff
17. Let's Build Our Dreams (& Leroy Sibbles)
18. It's A Jam In The Streets
19. Stick By Me (And I'll Stick By You)
20. Riding For A Fall
21. Lost Love
22. Looking Back
23. Pledging My Love
24. The Treasure Of Love
25. Anymore