今回はNiney The Observerのアルバム

niney_the_observer_12a

「Reggae Anthology: Roots With Quality」
です。

Niney The ObserverことWinston Holness
は、70年代のルーツ・レゲエの時代から
80年代のダンスホール・レゲエの時代に
活躍したプロデューサーです。
Dennis Brownをはじめとする多くの
アーティストのプロデュースを行い、自身
のレーベルObserverから「Blood & Fire」
や「Westbound Train」などのヒット曲を
出しています。

Niney the Observer

レーベル特集 Observer (オヴザーヴァー)

今回のアルバムは2009年にUSの
VP傘下のレーベル17 North Paradeから
リリースされた、「Reggae Anthology」
シリーズのアルバムで、Niney The Observer
の70年代から80年代にかけて
プロデュースしたアーティストの楽曲を
集めた、2枚組のコンピュレーション・
アルバムです。

Niney The Observerといえば自身のヒット
曲「Blood & Fire」や、Dennis Brownの
「Westbound Train」など、ディープな
ルーツ・レゲエのサウンドを得意とした
プロデューサーとして知られています。
ルーツ好きには絶対に聴いておきたい
楽曲が多い人なんですね。
今回のアルバムはそのディープな楽曲が
山のように集められたアルバムで、1枚
のCDに20曲ずつ、全40曲が収め
られたアルバムです。
これを聴けばNiney The Observerの全て
が解るという、決定盤のようなアルバム
なんですね(笑)。

手に入れたのは17 North Paradeから
リリースされたCDでした。

Disc 1は全20曲で収録時間は約71分。
Disc 2は全20曲で収録時間は約79分。

ミュージシャンについては以下の記述があり
ます。

Produced & Arranged by: Niney The Observer
Backed by: The Soul Syndicate, The Aggrovators, The Revolutionaries,
The Cimarons, Steely & Clevie
Recorded & Mixed at: Randy's Studio 17 (Kingston, JA), King Tubby's (Kingston, JA),
Dynamic Sounds (Kingston, JA), Channel One (Kingston, JA), Joe Gibbs (Kingston, JA),
Black Ark (Kingston, JA), Treasure Isle (Kingston, JA), Chalk Farm (London, UK),
Mixing Lab (Kingston, JA)
Recording & Mixing Engineers: Errol Thompson, King Tubby, Phillip Smart, Sid Bucknor,
Crucial Bunny, Maxie, Barnabas, Lee Perry, Peter Chemist, Scientist, Soljie Hamilton,
Errol Brown

Executive Producer: Christopher Chin, Niney The Observer
Project Manager: Chris Goins
Reissue Co-ordinator: Donald Clive Davidson
Liner Notes: Daddy Lion Chandell
Artwork: Supercinq
Photography by: Niney The Observer, Marlon 'Ajamu' Myrie, Julian Schmidt
Mastered by: Paul Shields at VP Mastering NY

となっています。

プロデュースとアレンジはNiney The
Observer、バックはThe Soul Syndicateと
The Aggrovators、The Revolutionaries、
The Cimarons、Steely & Clevie、
レコーディングとミックスはジャマイカの
キングストンにあるRandy's Studio 17と
King Tubby's、Dynamic Sounds、Channel
One、Joe Gibbs、Black Ark、Treasure
Isle、Mixing Lab、UKのロンドンにある
Chalk Farmで行われています。
レコーディングとミックスのエンジニアは
Errol ThompsonとKing Tubby、Phillip Smart、
Sid Bucknor、Crucial Bunny、Maxie、
Barnabas、Lee Perry、Peter Chemist、
Scientist、Soljie Hamilton、Errol Brown
といった人達です。

エグゼクティブ・プロデューサーは
Christopher ChinとNiney The Observer。

アート・ワークはSupercinq、フォトグラフィ
はNiney The ObserverとMarlon 'Ajamu' Myrie、
Julian Schmidtとなっています。

収められているアーティストはNiney The
Observer、Big Youth、Max Romeo、
Lee Perry、Delroy Wilson、Sang Hugh &
The Lionaires、Michael Rose、Delroy
Washington、Reggae Crusaders、Slim Smith、
Gregory Isaacs、Ken Boothe、Dennis Brown、
I Roy、Johnny Clarke、Ranking Trevor、
Junior Delgado、Junior Byles、Tyrone
Taylor、Bongo Herman、Ranking Buckers、
Freddie McGregor、Leroy Smart、Horace
Andy、Jacob Miller、Glasford Manning、
The Ethiopians、The Heptones、Third
World、Sugar Minott、Don Carlos、Barry
Brown、Jimmy Riley、Baby Wayneといった
人達です。

さて今回のアルバムですが、いかにもNiney
The Observerらしいディープで濃いルーツ
色の強い楽曲が収められたアルバムで、
内容はとても良いと思います。

このNiney The Observerが活躍した70年
代のルーツ・レゲエの時代は、ジャマイカ
の音楽がそれまでのアメリカ志向の音楽
から自分の原点に根差したアフリカ志向の
音楽となり、ようやく世界に認められる
「レゲエ」という音楽として花開いた時代
だったんですね。

ジャマイカの音楽は元々は労働歌の
「メント」が、50年代ぐらいから流行
していたんですね。
50年代の後半にはアメリカのブルース
やR&Bなどに影響を受けた「スカ」が
登場します。
そのスカがイギリスの不良少年などの間
で輸入元のレーベルの名前から「ブルー・
ビート」という名前で流行し、ジャマイカ
の音楽産業は徐々に栄えて行くんですね。

その音楽産業の隆盛から、スカにジャズの
素養を持ったミュージシャンが参加する
ようになり、スカは徐々にジャズのビッグ・
バンドのようなブラスを中心とした形態に
なり、さらに発展するんですね。
その後60年代の後半にはスローで
メロディアスな音楽、「ロックステディ」
が登場します。
ところがロックステディの中心だった
Jackie Mittooなどがカナダ移住を決めて
しまった為に、ロックステディの流行は
わずか3年で終わってしまうんですね。
そのあとの60年代後半に登場するのが
「レゲエ(ルーツ・レゲエ)」という音楽
だったんですね。

このルーツ・レゲエはミュージシャンの間
で広まっていた宗教ラスタファリズムの
影響を、強く受けた音楽なんですね。
ジャマイカのミュージシャンは黒人層の人
が多く、そういう人達はもともとは奴隷と
してアフリカから連れてこられた人達だった
んですね。
そういう黒人層はジャマイカの最下層で
貧困にあえいでいて、いつかはアフリカに
帰るというアフリカ回帰思想を持った
ラスタファリズムを信仰する人が多かった
んですね。

そしてレゲエという音楽は、ラスタファリ
ズムを精神的基盤として発展します。
それまでのアメリカ志向の音楽を捨て、
自分のルーツに根差したアフリカ志向の
音楽レゲエを作り出すんですね。
そしてこの自分のアイデンティティ(自己
同一性)に根差したルーツ・レゲエで、
ジャマイカの音楽レゲエは初めて第3世界
で成功した「世界の音楽」となるんです
ね。
日本の秋田県ほどの島国が、これだけの
大きい成功を収めたという事は、やはり
驚異的な事です。

話を戻しますが、今回のNiney The Observer
はルーツ・レゲエの中でも特にルーツ色の
濃い楽曲を得意としたプロデューサーです。
あのDennis Brownなどの彼のプロデュース
で、「Westbound Train」などそれまでに
無いようなルーツ色の濃い楽曲で新たな
一面を見せ、さらに素晴らしいシンガーへ
と飛躍させたんですね。
今回はそうしたNiney The Observerらしい
濃い楽曲揃ったアルバムで、そこがすごく
魅力です。

Disc 1の1曲目はNineyの「Blood & Fire」
です。
ギターとオルガンのメロディに乗せた、
通るヴォーカルとシャウト、コーラス・
ワークと凝った構成の曲です。
のちにリイシュー・レーベルの名前にも
使われた、ルーツ・レゲエらしい名曲
です。

NINEY - BLOOD & FIRE


2曲目はBig Youthの「Whole Lot Of Fire」
です。
1曲目Nineyの「Blood & Fire」の
Big Youthによるディージェイ・
ヴァージョンです。
よりファンキーなノリになっています。

3曲目はMax Romeo & Nineyの「The Coming
Of Jah」です。
ギターとオルガンに、パーカッションを
中心としたリズミカルなバックに、ノビの
あるMax Romeoのヴォーカルが魅力的。

4曲目はMax Romeo & Lee Perryの「Rasta
Bandwagon」です。
はモンド・オルガンとギターの刻むような
メロディ、歯切れの良いMax Romeoの
ヴォーカルが独特の世界を作り上げている
1曲。
Lee Perryの掛け声(トースティング?)も
入ります。

5曲目はDelroy Wilsonの「Rascal Man
(False Rasta)」です。
オルガンとギター、ピアノのメロディに
乗せた、名シンガーDelroy Wilsonの
ヴォーカルが冴える曲です。

6曲目はSang Hugh & The Lionairesの
「Rasta No Born Yah (Extended)」です。
これぞNineyといったホーンのイントロ
から、パーカッションとコーラスに乗せた
楽し気なヴォーカル。
独特な世界観を感じる曲です。
後半はベースを中心としたダブの
(Extended)ヴァージョンで、6分19秒
に及ぶ曲です。

sang hugh & the lionaires rasta nuh born yah (extended) dub


7曲目はMichael Roseの「Guess Who's
Coming To Dinner / Clap The Barber」
です。
あのBlack Uhuruのヴォーカリストも務めた
Michael Roseの曲です。
ギターのメロディに乗せた、味わい深い
ヴォーカル。
後半はベースを中心としたダブのの、
5分25秒の曲です。

8曲目はDelroy Washingtonの「The Way To
Reason」です。
Augustus Pabloの元からもアルバムを出し
ているシンガーの1曲。
オルガンとギターのメロディに、
ファルセットのコーラス、表情豊かな
ヴォーカル…。

Delroy Washington - The Way To Reason


9曲目はReggae Crusadersの「Bring The
Couchie Come」です。
ホーンとギターのメロディに乗せた、
ちょっと楽しげな雰囲気の曲です。

10曲目はSlim Smithの「I Need Your
Loving」です。
ロックステディの時代に活躍した
名シンガーの1曲。
はモンド・オルガンと刻むようなギター、
ノビのあるコーラス・ワークに乗せた
Slim Smithらしいファルセットな
ヴォーカルが魅力的。

Slim Smith - I need your loving ( Jackpot - 1972 )


11曲目はGregory Isaacsの「Rock On」
です。
ギターとベースを中心としたメロディに、
Gregory Isaacsらしいファルセットの
かかったアンニュイなヴォーカルが魅力。

12曲目はKen Bootheの「Silver Words」
です。
ギターと浮遊感のあるキーボードに乗せた、
Ken Bootheらしいソウルフルなヴォーカル
が魅力的な曲です。

13曲目はDelroy Wilsonの「My Baby Is
Gone」です。
ホーンとギターの奏でる華やかなメロディ
に、Delroy Wilsonらしい心地良い
ヴォーカル。

14曲目はDennis Brownの「Here I Come」
です。
キーボードのメロディに乗せた、Dennis
Brownらしい感情のこもったヴォーカルが
素晴らしい1曲。

(1977) Dennis Brown: Here I Come


リズム特集 Revolution/Here I Come (レヴォリューション/ヒア・アイ・カム)

15曲目はI Royの「Jah Come Here」です。
14曲目Dennis Brownの「Here I Come」の
I Royによるディージェイ・ヴァージョン
です。
切れ味のあるトースティングが魅力。

16曲目はJohnny Clarkeの「Warrior」
です。
リディムはJacob Millerの「False Rasta」。
メロディカのメロディはAugustus Pablo
か?
ピアノとメロディカのリリカルなメロディ
に乗せた、Johnny Clarkeのダブワイズした
ヴォーカルが素晴らしい1曲。

Johnny Clarke - Warrior


17曲目はRanking Trevorの「Whip Them
Jah」です。
こちらもリディムはJacob Millerの
「False Rasta」。
16曲目のディージェイ・ヴァージョン。

18曲目はJunior Delgadoの「Every
Natty」です。
ギターの刻むようなメロディに乗せた、
Junior Delgadoのよく通るヴォーカルが
素晴らしい1曲。

19曲目はJunior Bylesの「Weeping」
です。
華やかなホーンのメロディに、Junior Byles
のヴォーカルが魅力。

20曲目はTyrone Taylorの「Sufferation」
です。
Niney The Observerのアルバム・タイトル
にもなった1曲。
後半はダブの7分59秒にも及ぶ曲です。
イントロのギターとピアノによる、打ち
込むようなメロディが印象的。
リリカルなピアノを中心とした、陰影の
あるヴォーカルも魅力。

Tyrone Taylor - Sufferation


Disc 2の1曲目はDennis Brown & Bongo
Hermanの「Wolf & Leopards / Nosey Joe」
です。
Dennis Brownの名曲と後半は打楽器奏者
Bongo Hermanを中心としたダブとの組み
合わせの、5分46秒の曲です。
ホーンに乗せたDennis Brownのよく通る
ヴォーカル、後半は男女の会話から
いろいろの打楽器の音色が楽しいダブへ
と移行します。

2曲目はGregory Isaacs & Ranking Buckers
の「Slave Master / Captives」です。
リディムはThe Heptonesの「Get In The
Groove」。
前半はGregory Isaacsの歌、後半は
Ranking Buckersによるディージェイの、
6分08秒に及ぶエクステンデッド・
ミックスです。
ホーンとベース、ピアノを中心とした
バックに、Gregory Isaacsのよく通る
歌声が魅力。
後半のRanking Buckersによる楽し気な
トースティングもなかなか。

Gregory Isaacs & Ranking Buckner - Slavemaster & Captives (1977) ... Lovers Rock Reggae Jah Roots


リズム特集 Get In The Groove/Up Park Camp (ゲット・イン・ザ・グルーヴ/アップ・パーク・キャンプ)

3曲目はFreddie McGregorの「Chant It
Down」です。
ミリタント・ビートに乗せた、Freddie
McGregorのよく通るヴォーカルがすごく
魅力的な曲です。

4曲目はLeroy Smartの「Jah Is My Light」
です。
リディムはルーツの名曲The Abyssinians
の「Satta Massa Ganna」。
どすの効いたベースにホーン・セクション
のメロディ、ノビのあるLeroy Smartらしい
ヴォーカル。
ヤラレちゃいます(笑)。

leroy smart jah is my light.


リズム特集 Satta Massa Ganna (サタ・マサ・ガナ)

5曲目はDennis Brownの「No More Will I
Roam (Extended)」です。
こちらも後半はダブの(Extended)
ヴァージョンで、6分02秒の曲です。
あの「Westbound Train」を思い出させる
ようなギターのフレーズから、リリカル
なピアノのメロディに乗せたDennis Brown
らしいノビのあるヴォーカル。
後半ズシっとしたベースとギターが効いた
ダブ。

6曲目はHorace Andyの「Materialist」
です。
ギターのメロディにHorace Andyらしい
高音を生かしたヴォーカル。
こちらも後半はダブで、6分18秒の曲
です。

7曲目はJacob Millerの「Moses」です。
メロディカとキーボードのメロディに、
Jacob Millerの癖のあるヴォーカルが
魅力。

8曲目はGlasford Manningの「Prophecy
Call」です。
ギターとピアノのメロディに、Glasford
Manningの表情のあるヴォーカル…。

9曲目はNineyの「Mutiny」です。
ミリタント・ビートに乗せたホーンと
ベースの華やかなメロディに、Nineyの
ヴォーカルとコーラス・ワーク…。
こちらも後半はダブの5分18秒の曲
です。

10曲目はThe Jewelsの「I Jah I」
です。
叩きつけるようなミリタント・ビート
に、ピアノのメロディに乗せたヴォーカル
にファルセットのコーラス…。

11曲目はThe Ethiopiansの「Slave Call」
です。
The Ethiopiansの代表曲です。
ユッタリとしたパーカッションを中心と
したナイヤビンギ調の演奏に、伸びやかな
ヴォーカルと合間良く入るホーン…。
これぞルーツ!といった1曲。

The Ethiopians - Slave Call


12曲目はThe Heptonesの「Temptation,
Botheration & Tribulation」です。
リリカルなピアノにホーン・セクションの
メロディ、表情のあるヴォーカルに心地
良いコーラスといった組み合わせ。

13曲目はThird Worldの表題曲の
「Roots With Quality」です。
オルガンとギターのメロディに、コーラス
に乗せた心地良いヴォーカル。

Third World - Roots With Quality (Third World: Ultimate Collection)


14曲目はFreddie McGregorの「Tease My
Love」です。
ギターとベース、ピアノのメロディに
乗せた、Freddie McGregorらしいよく通る
ヴォーカルが魅力。

15曲目はSugar Minottの「Lover's
Race」です。
リディムはBarrington Levyの「Prison Oval
Rock」。
ギターに乗せたワン・ドロップのリズム
に、Sugar Minottらしいスウィートな
ヴォーカル。

16曲目はDon Carlosの「Mr. Sun」です。
リディムはBob Andyの「Unchained」。
ギターとピアノの陰影のあるメロディに、
Don Carlosの影を感じるヴォーカルが
魅力的。

Don Carlos - Mr Sun


17曲目はBarry Brownの「Thank You Mama」
です。
ギターのメロディに乗せた、Barry Brownの
味わい深いヴォーカルが魅力。

18曲目はFreddie McGregorの「Lover's
Rock J.A. Style」です。
ピアノのメロディに乗せた、伸びやかな
Freddie McGregorの爽やかなヴォーカル
が素晴らしい1曲。

FREDDIE McGREGOR - Lovers Rock, Ja Style


19曲目はJimmy Rileyの「Sweets For
My Sweet」です。
シンセのメロディに乗せたワン・ドロップ
に、Jimmy Rileyのベテランらしい落ち
着いたヴォーカル。

20曲目はLeroy Smart & Baby Wayneの
「Money Friend」です。
シンセのノリの良いリズムに、息の合った
トースティングとヴォーカルがモダンな曲
です。

ざっと追いかけてきましたが、時代の流れ
に対応しながらもどこかNiney The Observer
らしい味わいを残しているのはさすがです。
このプロデューサーが長く活躍で来たのも、
そうした自分の色を失わない、ハッキリした
個性を持っていたからなんですね。

機会があればぜひ聴いてみてください。


○アーティスト: Niney The Observer
○アルバム: Reggae Anthology: Roots With Quality
○レーベル: 17 North Parade
○フォーマット: CDX2
○オリジナル・アルバム制作年: 2009

○Niney The Observer「Reggae Anthology: Roots With Quality」曲目
Disc 1
1. Blood & Fire - Niney
2. Whole Lot Of Fire - Big Youth
3. The Coming Of Jah - Max Romeo & Niney
4. Rasta Bandwagon - Max Romeo & Lee Perry
5. Rascal Man (False Rasta) - Delroy Wilson
6. Rasta No Born Yah (Extended) - Sang Hugh & The Lionaires
7. Guess Who's Coming To Dinner / Clap The Barber - Michael Rose
8. The Way To Reason - Delroy Washington
9. Bring The Couchie Come - Reggae Crusaders
10. I Need Your Loving - Slim Smith
11. Rock On - Gregory Isaacs
12. Silver Words - Ken Boothe
13. My Baby Is Gone - Delroy Wilson
14. Here I Come - Dennis Brown
15. Jah Come Here - I Roy
16. Warrior - Johnny Clarke
17. Whip Them Jah - Ranking Trevor
18. Every Natty - Junior Delgado
19. Weeping - Junior Byles
20. Sufferation - Tyrone Taylor
Disc 2
1. Wolf & Leopards / Nosey Joe - Dennis Brown & Bongo Herman
2. Slave Master / Captives - Gregory Isaacs & Ranking Buckers
3. Chant It Down - Freddie McGregor
4. Jah Is My Light - Leroy Smart
5. No More Will I Roam (Extended) - Dennis Brown
6. Materialist - Horace Andy
7. Moses - Jacob Miller
8. Prophecy Call - Glasford Manning
9. Mutiny - Niney
10. I Jah I - The Jewels
11. Slave Call - The Ethiopians
12. Temptation, Botheration & Tribulation - The Heptones
13. Roots With Quality - Third World
14. Tease My Love - Freddie McGregor
15. Lover's Race - Sugar Minott
16. Mr. Sun - Don Carlos
17. Thank You Mama - Barry Brown
18. Lover's Rock J.A. Style - Freddie McGregor
19. Sweets For My Sweet - Jimmy Riley
20. Money Friend - Leroy Smart & Baby Wayne

●今までアップしたNiney The Observer関連の記事
〇Niney The Observer All Stars At King Tubby's「Dubbing With The Observer」
〇Niney The Observer Presents「Soul Syndicate Dub Classics」
〇Niney The Observer「At King Tubby's: Dub Plate Special 1973-1975」
〇Niney The Observer「Deep Roots Observer Style」
〇Niney The Observer「Microphone Attack 1974-78」
〇Niney The Observer「Sledgehammer Dub: In The Street Of Jamaica」
〇Niney The Observer「Sufferation: The Deep Roots Reggae Of Niney The Observer」
〇Page One(Niney The Obsever)「Rock A Dub」