今回はToots & The Maytalsのアルバム

toots_and_maytals_02a

「Live」です。

Toots & The Maytals(The Maytals)は
スカの時代から活躍する3人組のコーラス・
グループです
「Bam Bam」や「Monkey Man」などのヒット曲
を持ち、ロックステディからレゲエの時代
まで活躍したグループとして知られています。
Island Recordsと契約後はToots & The Maytals
に改名し、「Monkey Man」などでUKの不良
少年に人気の「スキンヘッド・レゲエ」の
グループとして人気を博しました。
スカからルーツ・レゲエ、さらにはその後の
時代まで、長く人気だったのがこのToots &
The Maytalsなんですね。

アーティスト特集 Toots & The Maytals (トゥーツ&メイタルズ)

トゥーツ・アンド・ザ・メイタルズ - Wikipedia

今回のアルバムは1980年にUKのIsland
Records傘下のレーベルMangoからリリース
された彼らのライヴ・アルバムです。
代表曲「Monkey Man」や「Funky Kingston」
など交えた、彼らの熱いライヴの模様が収め
られたアルバムになっています。

手に入れたのはMangoからリリースされた
CDの中古盤でした。

全8曲で収録時間は約43分。

ミュージシャンについては以下の記述があり
ます。

All tittles composed by F. Hibbert and published by Island Music, Inc.(BMI)

Lead Vocals: Toots Hibbert
Backing Vocals: Raleigh Gordon, Jerry Mathias
Keyboards: Harold Butler, Winston Wright
Bass: Jackie Jackson
Drums: Paul Douglas
Guitar: Hux Brown, Carl Harvey

Produced by Alex Sadkin
Engineered by Godwin Logie
Live sound mix by Richard 'Hutch' Hutchison
Special thanks to Ian Curd and Mobile One
Photography: Jonnie Black

となっています。

すべての曲の作曲はF. Hibbert。
Toots Hibbertの本名がFrederick Nathaniel
Hibbertなので、彼の作曲という事になります。

参加したミュージシャンはリード・ヴォーカル
にToots Hibbert、バック・ヴォーカルに
Raleigh GordonとJerry Mathias、キーボード
にHarold ButlerとWinston Wright、ベース
にJackie Jackson、ドラムにPaul Douglas、
ギターにHux BrownとCarl Harveyという布陣
です。

プロデュースはAlex Sadkinで、エンジニアは
Godwin Logie、ミックスはRichard 'Hutch'
Hutchison、「Special thanks」として
Ian Curd and Mobile Oneという名前があり
ます。

ジャケットの写真はJonnie Black。

他に「Toots and The Maytals Live at
Hammersmith Palais」という文字があります
が、詳しい日時や場所が書かれていません。
ただネットのDiscogsのこのアルバムの
いろいろなヴァージョンを調べてみると、

Recorded live at Hammersmith Palais, London, on september 29, 1980.

と書かれているアルバムがありました。
それを信じるなら、1980年9月29日の
ロンドンのHammersmith Palaisでのライヴの
模様を収めたアルバムのようです。

さて今回のアルバムですが、いかにもレゲエ
期以降のToots & The Maytalsらしいライヴ
が収められたアルバムで、内容は悪くありま
せん。
このグループの最大の魅力は、やはりリード・
ヴォーカルのToots Hibbertのソウルフルで
黒いヴォーカルなんですね。
そのヴォーカル力で観衆を徐々にヒート・
アップさせ、盛り上げて行く様は見事という
しかありません。

ファンクなノリの「Pressure Drop」に始まっ
て、人気曲の「Monkey Man」や「Funky
Kingston」などをうまく織り交ぜ、9分09秒
に及ぶ長尺の「54-46, That's My Number」
でも観衆を飽きさせずに楽しませるToots
Hibbertのパフォーマンス力には圧倒される
ものがあります。
サウンド自体はインターナショナルを意識
したロック色の強いものですが、あの
Bob Marleyなどと較べるとより黒い、
ソウルフルなヴォーカルが特徴的です。
彼らが世界を相手に活躍出来たのも、この
パフォーマンス力あっての事なんですね。
その事がよく解るアルバムに仕上がって
います。

1曲目は「Pressure Drop」です。
Tootsによる観客の煽りから始まる曲です。
ファンキーなオルガンに、Tootsらしい濃い
ヴォーカルが魅力。
ロックなギター・ソロもグッド。

2曲目は「Sweet 'N' Dandy」です。
ギターとオルガンのメロディに乗せた、
明るいヴォーカルが魅力。

3曲目は「Monkey Man」です。
Toots & The Maytalsといえばこれ!という
彼らのスキンヘッド・レゲエ時代を代表する
曲です。
オルガンのメロディに力強いドラム、ギター
のメロディが流れると、それだけでもう
ノリノリという1曲です。

Toots & the Maytals - Monkey Man [Live]


4曲目は「Get Up, Stand Up」です。
タイトルを聞くとThe Wailersのあの曲?と
思いますが、それとは別の曲のようです。
ユラユラするようなピアノのメロディから
ギュンギュン鳴くギター、Tootsのジワッと
入って来るヴォーカルにコーラス・ワーク…。
6分03秒にもわたる熱演で、観客が徐々に
ヒート・アップする空気が伝わってきます。

Toots and The Maytals - Get Up Stand Up


5曲目は「Hallelujah」です。
軽快なギターのメロディに乗せた、Toots
のヴォーカルとコーラスが魅力の曲です。
途中にオルガン・ソロなども入り、観客を
うまく乗せて行きます。

6曲目は「Funky Kingston」です。
こちらも彼らの代表曲のひとつ。
ファンクなオルガンとギターに乗せたToots
の黒いヴォーカルが、観客を一気にヒート・
アップさせます。
ライヴらしい口笛も入っていて、そのあたり
も魅力。
ファンクなオルガンもグッド。

Toots & the Maytals - Funky Kingston [Live]


7曲目は「54-46, That's My Number」です。
このアルバムで一番長い9分09秒にも及ぶ
曲です。
いきなりTootsのヴォーカル、観客も交えた
コーラスと、場内の熱い熱気が伝わって来る
ような曲です。
Tootsの煽りがより観客を熱くしています。

Toots & the Maytals - Funky Kingston [Live]


8曲目は「Time Tough」です。
ギターとベースを中心としたメロディに、
Tootsのちょっとしゃがれたヴォーカルが
魅力的。

ざっと追いかけて来ましたが、観客の反応も
良くとても聴き心地の良いライヴ・アルバム
になっています。
このToots & The Maytalsもレゲエを世界に
広めたグループだった事を、改めて認識させ
られる1枚に仕上がっています。

機会があれば聴いてみてください。

Toots & the Maytals - Pressure Drop - 11/15/1975 - Winterland (Official)



○アーティスト: Toots & The Maytals
○アルバム: Live
○レーベル: Mango
○フォーマット: CD
○オリジナル・アルバム制作年: 1980

○Toots & The Maytals「Live」曲目
1. Pressure Drop
2. Sweet 'N' Dandy
3. Monkey Man
4. Get Up, Stand Up
5. Hallelujah
6. Funky Kingston
7. 54-46, That's My Number
8. Time Tough