今回はCornell Campbellのアルバム

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「My Destination」です。

Cornell Campbellはロックステディの時代に
The Eternalsのリード・ヴォーカルとして活躍
し、「Stars」や「Queen Of The Minstrels」
などのヒット曲を持つシンガーです。
その後のレゲエの時代になっても同郷のプロ
デューサーBunny Leeの元で、「Natty Dread
In A Greenwich Town」など多くの名曲を
残した事でも知られています。

アーティスト特集 Cornell Campbell (コーネル・キャンベル)

今回のアルバムは2005年にレゲエ・
リイシュー・レーベルJamaican Recordings
傘下のKingston Soundsからリリースされた、
Cornell Campbellの埋もれていた楽曲を集めた
コンピュレーション・アルバムです。
このJamaican RecordingsやKingston Sounds
というレーベルは、プロデューサーのBunny
Leeの所持している音源、いわゆる「Bunny Lee
音源」のリリースが多いレーベルなんですが、
今回も御多分に漏れずその「Bunny Lee音源」
を集めたアルバムです(笑)。

手に入れたのはKingston Soundsからリリース
されたCDでした。

全15曲で収録時間は約47分。

ミュージシャンについては以下の記述があり
ます。

Musicians include:
Drums: Carlton 'Santa' Davis
Bass: Robbie Shakespeare
Lead Guitar: Earl 'Chinna' Smith
Rhythm Guitar: Tony Chin, Winston 'Bo Beep'
Organ: Winston Wright
Keyboards: Robbie Lynn
Percussion: Skully Simms
Tenor Saxophone: Tommy McCook
Trumpet: Bobby Ellis
Trombone: Deadley 'Headley' Bennett, Vin Gordon

Recorded at Randy's Studio 17, Harry J's & Dynamic
Voiced at King Tubby's
Produced by: Bunny Lee

Design by: H. Cassell @ Voodoo London
Photography: Penny Reel / Jah Floyd Archive

となっています。

今回のアルバムは「Bunny Lee音源」なので、
バックはBunny Leeのハウス・バンド
The Aggrovatorsだと考えられます。
参加しているミュージシャンは、ドラムに
Santa Davis、ベースにRobbie Shakespeare、
リード・ギターにChinna Smith、リズム・
ギターにTony ChinとWinston 'Bo Beep'、
オルガンにWinston Wright、キーボードに
Robbie Lynn、パーカッションにSkully、
テナー・サックスにTommy McCook、トラン
ペットにBobby Ellis、トロンボーンに
Deadley 'Headley' BennettとVin Gordonと
いう布陣です。
時期としては70年代中頃か後半ぐらいの
ルーツ・レゲエの時代の録音と思われます。

バックの録音はRandy's Studio 17とHarry
J's、Dynamicで行われ、歌の録音はKing
Tubby's(おそらくミックスも)、プロデュース
はBunny Leeとなっています。

さて今回のアルバムですが、このCornell
Campbellはロックステディの時代に「Stars」
などのヒット曲で知られるシンガーですが、
埋もれていた曲の「発掘モノ」とあって
全体に選曲は地味目な印象です(笑)。

ただこのアルバム個人的には、けっこう
お気に入りのアルバムでした。
理由は単純でThe Sensationsのロック
ステディのヒット曲「Every Day Is Just
A Holiday」のCornell Campbellヴァージョン
の「Everyday Is A Holiday」が入って
いたからなんですね。
私は7,8年ぐらい前から再びレゲエを聴く
ようになったんですが、その早い時期にこの
アルバムを買っていて、たびたび聴いていた
アルバムだったんですね。
特にこの「Everyday Is A Holiday」は
お気に入りで、ブログのタイトルを
「毎日がほりで~!」にしようかと考えた
ほどでした(笑)。
当時はこの曲がThe Sensationsの曲だという
事も知らなかったんですが、こういうお気に
入りの曲が増える事で、徐々にレゲエという
音楽を覚えて行ったんですね。

選曲が地味だと書きましたが、このアルバム
に関してはむしろその点が良いところで、
「Bunny Lee音源」の中では比較的良い
アルバムではないかと思います。
「Bunny Lee音源」を使っているJamaican
RecordingsやKingston Soundsにありがちな、
他のアルバムとの曲のダブりが少ない印象
なんですね。

1曲目は「How Does It Feel」です。
心地良いシンセとピアノのメロディに乗せて、
ジックリと語るようなCornell Campbellの
ヴォーカルが魅力的な曲です。

Cornell Campbell - How does it feel


2曲目は「Everyday Is A Holiday」です。
オリジナルはThe Sensationsのロックステディ
のヒット曲「Every Day Is Just A Holiday」。
書いたように個人的にも大好きな曲です。
浮遊感のあるシンセのメロディが何とも
魅力的。
ネットで調べてみると、実はこの
The SensationsもCornell Campbellが加入
していたグループで、メンバーは他に
Jimmy RileyとBuster RileyとAaron Davis
の4人組コーラス・グループだったよう
です。
つまり自身の所属したグループのカヴァー
だったんですね。

Cornell Campbell - Everyday Is A Holiday


3曲目は表題曲の「My Destination」です。
明るいホーンのメロディに乗せた曲です。
Cornell Campbellのファルセットのかかった
ヴォーカルが、心地良い曲です。

Cornell Campbell - My True Destination


4曲目は「Politricks」です。
ギターのメロディを中心とした、Cornell
Campbellの伸びのあるヴォーカルが心地良い
曲です。

5曲目は「You Lie, You Cheat」です。
こちらも浮遊感のあるシンセのメロディに、
語りかけるようなCornell Campbellの
スウィートなヴォーカルが魅力的な曲です。

6曲目は「Fire, Mek It Come」です。
ルーツ期らしい心地良いリズムに、Cornell
Campbellの伸びのあるヴォーカルが魅力的な
曲です。

7曲目は「It's A Miracle」です。
こちらもシンセのメロディに、刻むようなギター
とドラムのリズムが心地良い曲です。
気持ち良さそうに歌うCampbellのヴォーカル
も魅力。

It’s A Miracle


8曲目は「Have Some Mercy」です。
ルーツ・レゲエらしい歯切れの良いリズムに
乗せた曲です。

9曲目は「All In The Game」です。
ホーン・セクションのユッタリしたメロディ
に、心地良いドラミング、通るCornell
Campbellのヴォーカルという組み合わせが
魅力的な曲です。

10曲目は「Righteous Man」です。
語るような丁寧なCornell Campbellに、寄り
添うようなドラムとギターのリズム。
スウィートな歌声とビターなルーツのリズム
が心地良い1曲。

CORNELL CAMPBELL - RIGHTEOUS MAN


11曲目は「Keep My Fire Burning」です。
ギターとベースを中心としたメロディに
合間良く入るシンセ、Cornell Campbellの
ヴォーカルがディープな世界を作り上げて
いる曲です。

12曲目は「If You Want To Cry」です。
重いベースと浮遊感のあるシンセのメロディ、
Cornell Campbellの通るヴォーカルと
ファルセットのコーラス。
ルーツ・レゲエらしい心地良さが詰まった曲
です。

13曲目は「Give Me Strength」です。
ギターのこちよいリズムと時折入る明るい
ホーン、Cornell Campbellのノビノビとした
ヴォーカルの組み合わせが魅力的。

Cornell Campbell - Give Me Strength Oh Jah


14曲目は「Lets Make Up」です。
Cornell Campbellのファルセットも入った、
伸びのあるヴォーカルがとても心地良い曲
です。

15曲目は「Send Another Joshua」です。
ちょっと楽し気なシンセのメロディに、高音
を生かしたCornell Campbellのヴォーカルが
心地良い曲です。

ざっと追いかけて来ましたが、このアルバム
はコンピュレーションなので、オリジナル・
アルバムよりも優先順位は劣るかもしれま
せん。
ただCornell Campbellというヴォーカリスト
の、ファルセットも駆使した魅力的な
ヴォーカルが収められたアルバムだと思い
ます。

機会があれば聴いてみてください。


○アーティスト: Cornell Campbell
○アルバム: My Destination
○レーベル: Kingston Sounds
○フォーマット: CD
○オリジナル・アルバム制作年: 2005

○Cornell Campbell「My Destination」曲目
1. How Does It Feel
2. Everyday Is A Holiday
3. My Destination
4. Politricks
5. You Lie, You Cheat
6. Fire, Mek It Come
7. It's A Miracle
8. Have Some Mercy
9. All In The Game
10. Righteous Man
11. Keep My Fire Burning
12. If You Want To Cry
13. Give Me Strength
14. Lets Make Up
15. Send Another Joshua