今回はErnie Ranglin (Ernest Ranglin)の
アルバム

ernest_ranglin_02a

「Boss Reggae」です。

Ernie Ranglin (Ernest Ranglin)はスカの
時代から活躍するジャマイカを代表する
ギタリストです。
スカの時代には伝説のグループThe Skatalites
でそのギターの腕前を披露したほか、多くの
セッションやグループに参加したし、ソロと
しても多くのギタ-・インストのアルバムを
残しています。
ジャマイカを代表するギタリストのひとりが、
このErnest Ranglinなんですね。

アーティスト特集 Ernest Ranglin (アーネスト・ラングリン)

今回のアルバムは1969年にジャマイカの
FRMというレーベルからリリースされた、
Ernie Ranglin (Ernest Ranglin)のソロ・
アルバムです。
「大きなのっぽの古時計~♪」という歌詞で
童謡として知られている「Grandfather's
Clock」(邦題:大きな古時計)や、映画
「真夜中のカウボーイ」のテーマ・ソング
「Everybody's Talking」など、ポピュラリ
ティーのある曲が多く収められたアルバムに
なっています。

手に入れたのはSteady Recordsというレーベル
の中古のCD‐Rでした。

全10曲で収録時間は約29分。

このアルバムについて以下の記述があります。

Arranger: Ken Lazarus
Design: Ian Roberts
Photography: Richard Khouri, Karl Whitbourne
Producer: Richard Khouri
Recording Engineer: Paul Khouri
Technical Superviser: Louis Davidson

Recorded in the Federal Record Mfg. Co. Studios, Kingston, Jamaica

となっています。

レコーディングしたメンバーについて解らない
のは、ちょっと残念なところです。

さて今回のアルバムですが、このErnest
Ranglinはジャズの素養のあるギター・プレイ
を得意とする人ですが、このアルバムでも
彼らしいJazzyなプレイが堪能できるアルバム
になっています。
書いたように「Grandfather's Clock」や
「Everybody's Talking」といったポピュラ
リティーのある曲をうまく活用しながら、
彼らしい聴き易くて大人の味わいのある
アルバムに仕上げています。

1曲目は「Grandfather's Clock」です。
あの歌手平井堅さんも歌っている「大きな
古時計」です。
Ernest Ranglinらしい軽快でJazzyな、
ギター・インストに仕上がっています。

Ernest Ranglin - Grandfather's Clock


2曲目は「」です。
こちらはスキンヘッド・レゲエ時代の
The Upsettersの同名曲のカヴァーのよう
です。
軽快なリズムに乗せた、Ernest Ranglinの
ギターが冴えを見せる曲です。

Ernest Ranglin - Soulful I


3曲目は「Liquidation」です。
原曲はThe Harry J All Starsのヒット曲
「The Liquidator」です。
こちらもスキンヘッド・レゲエを思わせる
メロディの曲です。
この69年当時はこうしたスキンヘッド・
レゲエが、UKのスキンヘッド(不良少年)
の間で人気があったんですね。

Ernest Ranglin - Liquidation


4曲目は「Dr. No-Go」です。
こちらはギターのメロディが心地良い、軽快
なインスト・ナンバーです。

5曲目は「Everybody's Talking」です。
こちらが映画「Midnight Cowboy(邦題:
真夜中のカウボーイ」のテーマ曲として知ら
れるHarry Nilssonの「Everybody's Talking」
です。
爽やかなインスト・ナンバーに仕上がって
います。

Ernest Ranglin - Everybody's Talkin'


6曲目は「Pop-A-Top」です。
こちらは初期レゲエらしいリズムカルな曲
です。

7曲目は「Sweet Sensation」です。
こちらはロックステディの時代に活躍した
The Melodiansの同名ヒット曲です。
オルガンのメロディにコーラスと、ロック
ステディの匂いのする1曲。

8曲目は「Scoopy」です。
刻むようなレゲエのリズムに、ちょっとJazzy
な味わいのあるErnest Ranglinのギターが
魅力的な曲です。

Ernest Ranglin - Scoopy


9曲目は「There's A Fire」です。
元の曲は誰なのかは突き止められませんでした
が、Studio Oneの生み出したリディムのよう
です。
後にSoul Syndicateがアルバム「Was, Is &
Always」の中で演奏している曲なんですね。

soul_symdicate_03a
Soul Syndicate ‎– Was, Is & Always (1980)

オルガンの浮遊感のあるメロディにコーラス、
良い感じで入って来るErnest Ranglinの
ギターと、グルーヴ感満点の曲です。

Ernest Ranglin - There's a Fire


10曲目は「My Elusive Dreams」です。
こちらはスキンヘッドらしい性急なリズムに
乗せた曲です。

ざっと追いかけて来ましたが、いかにもこの
人らしいJazzyなギターはやっぱり魅力的な
ものがあります。
あまり重くなり過ぎず軽やかに流れて行く
ギターは、やはり一味違う魅力があります。
心が疲れた時に聴く一服の清涼剤、そんな
グルーヴ感タップリのアルバムが今回の
アルバムなんですね。。

機会があればぜひ聴いてみてください。


○アーティスト: Ernie Ranglin (Ernest Ranglin)
○アルバム: Boss Reggae
○レーベル: Steady Records
○フォーマット: CD‐R
○オリジナル・アルバム制作年: 1969

○Ernie Ranglin (Ernest Ranglin)「Boss Reggae」曲目
1. Grandfather's Clock
2. Soulful I
3. Liquidation
4. Dr. No-Go
5. Everybody's Talking
6. Pop-A-Top
7. Sweet Sensation
8. Scoopy
9. There's A Fire
10. My Elusive Dreams