今回はThe Skatalitesのアルバム

skatalites_02a

「Occupation Ska! The Very Best Of The
Skatalites」です。

Skatalitesは1960年代に活躍したスカを
代表する名バンドです。
Tommy McCook、Roland Alphonso、Jackie
Mittoo、Don Drummondといった当時の
ジャマイカの一流ミュージシャンが集結した
スーパー・バンドだったんですね。
ジャマイカにはスカ以前に1950年代に
ソカやメントといった音楽がありましたが、
このスカという音楽が50年代の半ば頃に
誕生して、その後スカ→ロックステディ→
レゲエとなり、ジャマイカの音楽は発展して
行くんですね。
その世界への出発点になった音楽がこのスカ
で、そのスカでStudio Oneのバック・バンド
としてジャマイカの音楽の発展に大きな役割
を果たしたのが、このSkatalitesだったん
ですね。

その活動時期は1963年から66年の
わずか3,4年だったと言われています。
素晴らしいグループだったのですが、メンバー
のDon Drummondが精神に障害を起こし、殺人
事件を起こして投獄されたことをきっかけに
解散してしまうんですね。
それを機にスカの時代は終わり、時代はJackie
MittooやLyn Taittなどが中心となるロック
ステディの時代に移行してしまいます。
それから3年後にまた新しいレゲエという
音楽が誕生するんですが、ジャマイカの音楽史
の一番初めに来るビッグ・ネームが、この
スカの時代に活躍したThe Skatalitesという
グループなんですね。

アーティスト特集 Skatalites (スカタライツ)

今回のアルバムは2009年にUKのNascente
というレーベルからリリースされた、
The Skatalitesの曲を集めたCD2枚組の
コンピュレーション・アルバムです。

ネットの販売サイトなどの情報によると、
Treasure IsleやTop Deck、Randy's、King
Edwardsの4レーベルに残した曲を集めた曲
を集めたアルバムなんだとか。
The Skatalitesという名称はStudio Oneの
バック・バンドとしての名前なんですが、
当時はあまりそういう事を気にしていなかった
のか…?
いずれにしても素晴らしい演奏である事には、
変りはありません。

Justin Hinds & The Dominoesの「Carry, Go
Bring, Come」やJackie Opelの「Turn To The
Almighty」など、スカの時代の名シンガーの
歌ものも入っていたり、スパイ映画007の
テーマ曲「James Bond」や「Goldfinger」、
映画「ナバロンの要塞」のテーマ曲「Guns Of
Navarone」、さらにはあの日本の名歌手
美空ひばりさんの「リンゴ追分」のスカ・
ヴァージョン「Ringo Rides」など、ヴァラ
エティに富んだ選曲になっていて、かなり
楽しめるアルバムになっています。

CD 1は全20曲で収録時間は約54分。
CD 2は全20曲で収録時間は約58分。

詳細なミュージシャンの表記はありません。

このThe Skatalitesはその後も何回も再編成
されていますが、ジャマイカの音楽史的に
見ると本当に影響があったのはこの1963年
から66年のスカの時代に活躍したSkatalites
なんですね。
このThe Skatalitesの事をOriginal Skatalites
という言い方がよくされます。
主要なメンバーとしてはドラムのLloyd Knibbs、
ベースのLloyd Brevett、サックスのRoland
AlphonsoにTommy McCook、トロンボーンの
Don Drummond、トランペットのJohnny ‘Dizzy’
Moore、ピアノのJackie Mittoo、ギターの
Ernest Ranglinといったところが有名な
メンバーです。

このスカという音楽はもともとはアメリカの
リズム・アンド・ブルース(R&B)などに
影響を受けて、1950年代にジャマイカで
誕生した音楽です。

スカ - Wikipedia

もともとはR&Bやブルースなどの影響が
大きい音楽だったのですが、それが人気を
博した事でジャズの素養を持ったアーティスト
も、このスカを演奏するようになって来るん
ですね。
このThe Skatalitesも不良の更生施設
アルファ・ボーイズ・スクールでジャズを
学んだプレイヤーが多く在籍していて、
ホーンを中心としたジャズのビッグ・バンド
のような演奏形態になって行ったんですね。
特にトロンボーンのDon Drummondはこのバンド
の中でもスター・プレイヤーだったようです。

このアルバムに収められている歌手にも、
一言触れておきたいと思います。

Justin Hinds & The Dominoesはこのスカの
時代の人気シンガーのひとりで、今回収め
られている「Carry, Go Bring, Come」が
この人の最大のヒット曲です。
また70年代のルーツ・レゲエの時代に
なっても「Jezebel」や「Just In Time」
などの素晴らしいアルバムを残しています。
今ではいとこのHorace Andyの方が有名です
が、初めは彼の方がジャマイカで知られた
シンガーだったんですね。

justin_hines_01a
Justin Hinds & The Dominoes ‎– Jezebel + Just In Time (1976, 1978)

ジャスティン・ハインズ - Wikipedia

Jackie Opelはバルバトスからジャマイカ
に渡ったシンガーで、The Skatalitesの
リード・ヴォーカルを務めるなど、スカの
時代の人気シンガーのひとりとして知られ
ている人です。
「Cry Me A River」などのヒット曲があり
ます。

アーティスト特集 Jackie Opel(ジャッキー・オペル)

他にもAlton Ellisなどのシンガーの曲が
収められているのが今夏のアルバムなん
ですね。

さて今回のアルバムですが、Don Drummondの
アンソロジーとしてよく出来たアルバムで、
歌手ではJustin Hinds & The Dominoesや
Jackie Opel、Alton Ellisなどの歌もの、
さらにはKing Sportyをはじめとする初期の
ディージェイのものまで、かなりヴァラエティ
に富んだ選曲で、内容はとても良いです。

特に面白いのが名前が入っていない曲も
かなりありますが、初期のディージェイが
口で「チュキチッ、チュキチッ…」と、
スキャットをしている曲が多く含まれている
事です。

スキャット - Wikipedia

ディージェイというとレゲエの初期に登場した
U Royの曲の中でしゃべる「トースティング」
がよく知られていますが、それ以前から
ディージェイという仕事はジャマイカにあった
んですね。
ただこの当時はサウンド・システムの会場で
場を盛り上げる「掛け声係」「盛り上げ係」
のような扱いで、曲の間奏部分で掛け声を
かけたりするのが仕事だったんですね。
ただ当時はあまり高い評価がされておらず、
曲に参加してもクレジットされない事も
多かったんだそうです。

今回クレジットされているのはKing Sporty
のみのようですが、他にもKing Stittなど、
すでに多くのディージェイがこの時代に活躍
していたようです。
今聴くとそうしたイントロに入る口上や、
全編に入るスキャットがとても面白いです。
そのあたりもかなり楽しめる要素だと思い
ます。

CD 1の1曲目は「Ska-ra-van (Caravan)」
です。
華やかなホーンが楽しい1曲です。
また硬くてガシッとした、このスカの時代の
ドラミングはとても魅力的です。

2曲目は「James Bond」です。
映画「007」シリーズのテーマ曲のスカ・
ヴァージョンです。
(with Roland Alphonso)となっているように
Roland Alphonsoのサックスがメインの1曲。

The Skatalites - James Bond


3曲目は「The Reburial」です。
こちらはピアノのメロディから始まり、
ホーン・セクションの厚みのある演奏が魅力
の1曲。

4曲目は「Carry, Go Bring, Come」です。
(with Justin Hinds & The Dominoes)となって
いるように、彼らJustin Hinds & The
Dominoesの最大のヒット曲です。
今聴いてもその演奏の重厚さと、Justin Hinds
のヴォーカルが本当に素晴らしい曲です。

Justin Hinds & The Dominoes/Carry Go Bring Come


5曲目は「African Queen」です。
(with Ronald Wilson)となっているように、
Ronald Wilsonのサックスがメインの1曲。
陰影のあるメロディと、自在なサックス・
プレイが光る曲です。

6曲目は「Don De Lion 」です。
(with Don Drummond)となっているように、
トロンボーン奏者Don Drummondを中心と
した1曲。
タイトルはタンポポを意味するダンデライオン
(Dandelion)と、「Don Drummondはライオン」
という意味をかけ合わせた造語のようです。
ノビノビとしたトロンボーンが心地良い1曲。

7曲目は「Rocket Ship」です。
(with Tommy McCook & Baba Brooks)となって
いるように、Tommy McCookとBaba Brooksの
サックスを中心とした曲です。
全編に掛け声と「チェキトッ、チェキトッ…」
という、誰かは解りませんがディージェイの
スキャットが入っているのが面白い曲です。
さらには雷のようなエフェクトが入っている
のも、面白いところ。

Tommy McCook / Baba Brooks & Their Bands - Rocket Ship


8曲目は「Tribute To Nehru」です。
こちらは統制のとれたホーン・セクションが
心地良い1曲。
パートごとに入れ替わるサックス・ソロも
グッド。

9曲目は「Special Event」です。
(with Baba Brooks)となっているように、
Baba Brooksのサックスをメインとした曲
です。
激しい中にも哀愁を帯びた、サックスが
とても魅力的。

10曲目は「Turn To The Almighty」です。
(with Jackie Opel)となっているように、
Jackie Opelのヴォーカルの入った曲です。
この60年代の録音なので多少音質は悪い
ですが、それでもシッカリとヴォーカリスト
Jackie Opelの質の高さを感じる曲です。
途中に入るサックス・ソロも魅力。

JACKIE OPEL - Turn To The Almighty (Take 2) [1965]


11曲目は「Treasure Island (Aka
Thoroughfare)」です。
(with Don Drummond & Drumbago)となっている
ように、トロンボーンのDon Drummondと
ドラマーのDrumbagoを中心とした曲です。
甘く茫洋としたトロンボーンの調べに、ハード
に打ち込むドラミング。
合間よく次々に入って来るサックが魅力的。

12曲目は「Ringo Rides」です。
日本の歌手美空ひばりさんの名曲「リンゴ追分」
のスカ・ヴァージョンです。
ウマのは知る蹄の音や銃の発射音などの
エフェクトが入っていますが、「Ringo」を
ウェスタンの主人公の名前と解釈している
のが面白いところです。

the skatallites ringo rides


13曲目は「Goldfinger」です。
こちらも映画「007」シリーズの中の
「Goldfinger」のテーマ曲のスカ・ヴァー
ジョンです。
(with Tommy McCook)となっているように、
こちらはサックスのTommy McCookがメインの
1曲。
オープニングにディージェイの口上が入り、
さらにホーン・セクションに合わせて
スキャットに掛け声も…。
メインはTommy McCookのサックスですが、
かなり凝った作りの曲なんですね。

Tommy McCook Goldfinger


14曲目は「China Clipper」です。
こちらはギターのイントロから、ホーン・
セクションの心地良いリズムの曲です。

15曲目は「Teenage Ska」です。
(with Baba Brooks)となっているように、
Baba Brooksのサックスがメインの曲です。
こちらもディージェイのスキャットが
良い味を出しています。

16曲目は「Pipeline」です。
(as The King Edwards All-Stars)となって
いますが、The Skatalitesというよりは
The King Edwards All-Starsの曲か?
おそらくどちらも同じようなメンバー編成と
思われます。
当時は同じバンドがいろいろな名前で演奏を
行う事が、普通に行なわれていたんですね。
あのエレキ・バンドThe Venturesのヒット曲
「Pipeline」のスカ・ヴァージョンですが、
かなりユーモラスなぐらい明るい曲に…。

17曲目は「Skaramont」です。
(with Lester Sterling)となっているように、
Lester Sterlingのサックスがメインの哀愁の
ある曲です。

18曲目は「Lon Chaney」です。
(with Sir Lord Comic)となっていますが、
掛け声をかけているのがSir Lord Comicなの
か?
こちらもディージェイによる掛け声と
スキャットがイカす曲です。

Lon Chaney - The Skatalites


19曲目は「Woman A Come」です。
(with Margarita Mahfood)となっていますが、
このMargarita MahfoodがDon Drummondの恋人
と言われる人です。
後に彼に殺されてしまう悲劇の人なんですね。
その歌声が収められた曲です。

20曲目は「Marcus Junior」です。
ホーン・セクションの圧倒的な演奏から始まる
曲です。
この時代の熱い息吹を感じる1曲。

CD 2の1曲目は「Guns Of Navarone」です。
映画「ナバロンの要塞」のテーマ曲のスカ・
ヴァージョンです。
こちらもホーン・セクションの華々しい
メロディに、ディージェイのスキャットと
掛け声が、この時代らしい魅力の曲です。

Guns Of Navarone - The Skatalites


2曲目は「Chinatown」です。
こちらもいかにもThe Skatalitesらしい
サックスを中心とした演奏が心地良い1曲。

3曲目は「Marcus Garvey」です。
(with Bongo Man Byfield)となっている
ように、Bongo Man Byfield)による歌もの
です。
明るい歌声が心地良い1曲。

4曲目は「Girls Town Ska」です。
(with Baba Brooks)となっているように、
Baba Brooksのサックスを中心とした曲
です。
スキャットや掛け声も入った明るい曲です。

5曲目は「Shank I Sheck」です。
(with Baba Brooks)となっているように、
Baba Brooksの代表曲ともいえる曲です。
スカの時代の名リディムとして、よく知られ
ている曲です。

リズム特集 Shank I Sheck (シャンク・アイ・シェック)

6曲目は「Malcom X」です。
アメリカの黒人解放運動のリーダーの名前を
タイトルにした曲です。
滑らかなサックスが魅力的な曲です。

7曲目は「Lawless Street (DJ version)」
です。
(DJ version)となっているように、ディー
ジェイKing Sportyの掛け声とスキャットが
入った曲です。

King Sporty, Justin Yap & The Skatalites - Lawless Street


8曲目は「Independent Anniversary Ska
(I Should Have Known Better)」です。
こちらは軽快なピアノのメロディが印象的な
名ナンバーです。

9曲目は「Smiling」です。
ギターのイントロからホーンのメロディに、
硬いドラムのサウンドが冴える1曲。

10曲目は「Mouth A Massy」です。
(with Alton Ellis)となっているように、
Alton Ellisのヴォーカルが収められた曲
です。
こちらもThe SkatalitesとAlton Ellisを
代表する、名曲で名演です。

Mouth A Massy - The Skatalites & Alton Ellis


11曲目は「Four Seasons」です。
(with Sir Lord Comic)となっていますが、
ディージェイSir Lord Comicの掛け声と
スキャットの入った曲です。

Sir Lord Comic & The Skatalites - Four Seasons - GIANT 2 (JAM)


12曲目は「Determination」です。
(with Roland Alphonso)となっていますが、
Roland Alphonsoのサックスがメインの曲
です。
ホーン・セクションがとても魅力的。

13曲目は「Vitamin A」です。
(with Baba Brooks)となっていますが、
Baba Brooksのホーンがメインの曲です。
こちらもディージェイのスキャットと
掛け声があり。

14曲目は「Latin Goes Ska」です。
こちらもホーンの明るいメロディの曲です。

15曲目は「Confucious」です。
ギターのイントロからホーン・セクション
の醸し出す、スカの空気感が魅力。

16曲目は「Silver Dollar (original
version)」です。
いかにもThe Skatalitesらしいキリリと
引き締まった演奏が魅力。
次々と飛び出すホーン・ソロが、さらに
この曲に魅力をプラスしています。

Don Drummond (The Skatalites) Silver Dollar


17曲目は「Alley Pang (aka Alley Pon)」
です。
(with Don Drummond)となっていますが、
Don Drummondのトロンボーンが主役の曲です。
スカのリズムにJazzyなトロンボーンが
すごく良いです。

18曲目は「Lucky Seven」です。
こちらもディージェイの口上から、ホーンに
乗せたスキャット、掛け声と、楽しい1曲。

19曲目は「Country Town」です。
(with Baba Brooks)とあるように、Baba Brooks
のホーンがメインの曲です。

20曲目は表題曲ともいえる「Occupation」
です。
最後はいかにもThe Skatalitesらしい
名リディムでシメています。
憂鬱な気分が吹き飛ぶような、勢いのある
曲です。

The Skatalites - Occupation


ざっと追いかけて来ましたが、このThe
Skatalitesのメンバーが、ジャマイカの音楽
に新しいページを開き、さらにはロック
ステディからレゲエ(ルーツ・レゲエ)と
いう時代を支え続けた事は間違いのない事実
だと思います。
彼らのバックボーンには、アルファ・ボーイ
ズ・スクールなどで学んだジャズの素養があり、
それが少なくとも70年代ぐらいまでの
ジャマイカの音楽を支え続ける力になったの
ではないでしょうか。

この2枚組のアルバムに溢れているのは、
なんとか音楽で人々を楽しませようという
情熱なんですね。
その想いがあったからこそジャマイカの音楽
は、第三世界から初めて世界で通用する音楽
にまで発展出来たのではないでしょうか。

機会があればぜひ聴いてみてください。


○アーティスト: The Skatalites
○アルバム: Occupation Ska! The Very Best Of The Skatalites
○レーベル: Nascente
○フォーマット: CD
○オリジナル・アルバム制作年: 2009

○The Skatalites「Occupation Ska! The Very Best Of The Skatalites」曲目
CD 1
1. Ska-ra-van (Caravan)
2. James Bond (with Roland Alphonso)
3. The Reburial
4. Carry, Go Bring, Come (with Justin Hinds & The Dominoes)
5. African Queen (with Ronald Wilson)
6. Don De Lion (with Don Drummond)
7. Rocket Ship (with Tommy McCook & Baba Brooks)
8. Tribute To Nehru
9. Special Event (with Baba Brooks)
10. Turn To The Almighty (with Jackie Opel)
11. Treasure Island (Aka Thoroughfare) (with Don Drummond & Drumbago)
12. Ringo Rides
13. Goldfinger (with Tommy McCook)
14. China Clipper
15. Teenage Ska (with Baba Brooks)
16. Pipeline (as The King Edwards All-Stars)
17. Skaramont (with Lester Sterling)
18. Lon Chaney (with Sir Lord Comic)
19. Woman A Come(with Margarita Mahfood)
20. Marcus Junior
CD 2
1. Guns Of Navarone
2. Chinatown
3. Marcus Garvey (with Bongo Man Byfield)
4. Girls Town Ska (with Baba Brooks)
5. Shank I Sheck (with Baba Brooks)
6. Malcom X
7. Lawless Street (DJ version) (with King Sporty)
8. Independent Anniversary Ska (I Should Have Known Better)
9. Smiling
10. Mouth A Massy (with Alton Ellis)
11. Four Seasons (with Sir Lord Comic)
12. Determination (with Roland Alphonso)
13. Vitamin A (with Baba Brooks)
14. Latin Goes Ska
15. Confucious
16. Silver Dollar (original version)
17. Alley Pang (aka Alley Pon) (with Don Drummond)
18. Lucky Seven
19. Country Town(with Baba Brooks)
20. Occupation