今回は私がどういう風にレゲエのアルバムを
集めているかについて書いてみたいと思います。
まあ、私の場合は本当に特別な事をしている訳
ではなく、普通にネットからアルバムを検索して
購入したり、月に一度か二度都内のレゲエの
アルバムを売っているショップを回って購入
しているだけです。

今はネットからダウンロードという方もけっこう
多いのでしょうが、私は古い人間なのでどうして
もモノとして手元に置きたいところがあるんです
ね(笑)。
なのでCDやLPなどを中心にレゲエの中古
などを収集しています。
もっとマニアの人ならシングルのEP盤を集め
たり、ヴィンテージのアルバムを集めたりする
のでしょうが、私の場合はそこまで凝っていな
くてあくまで聴ければ良い、ボロな中古もOK
というスタンスです。
シングルよりアルバムを集めているのは、単純
に多くの曲が聴けるという事と、ジャケットの
楽しみがあるからなんですね。
極度のマニアではないけれど、ちょっとだけ
マニア、そんな感じですかね(笑)。

さてまずはレゲエでどういうネットを利用して
いるか?
これはもう単純にレゲエレコード・コムと
disk unionのオンライン・ショップのレゲエの
ページの2つです。

レゲエレコード・コム

ディスクユニオン・オンライン・ショップ(レゲエ)

もっとマニアックな方だと他のオンラインの
レゲエ・ショップを利用している方も居るかも
しれませんが、私の場合はこの2つでだいたい
足りています。

まずレゲエレコード・コムの方ですが、ここの
長所は何といっても在庫の豊富さと、多くの試聴
が可能な点です。
曲の途中までしか聴けませんが、多く聴けるので
自分の買いたいアルバムかどうか、目安が付け
易いんですね。
ここで試聴して買ったアルバムがけっこうあり
ます。

このレゲエレコード・コムは新宿にあるDub Store
が運営しているサイトです。
オンラインで買った商品は発送してもらって買う
事が出来ますが、東京近郊に住んでいる人に
とって便利なのが、「取り置き」というシステム
です。
初めの注文から1ヵ月以内は、注文した商品を
保管しておいてもらえるんですね。
1カ月経つと送って来てしまうようですが、それ
までは後からの追加注文が可能です。
また1ヵ月以内に新宿のDub Storeに取りに行け
ば、商品を直接手渡しで受け取る事が出来ます。

私の場合は月に一度くらい都内に買い物に出る
ので、この「取り置き」を利用して、お店で
商品を受け取るという事が多いです。

もうひとつのdisk unionのオンライン・ショップ
のレゲエのページですが、こちらもよく覗いて
いるページです。
このページの良いところは情報の速さで、これ
から出るアルバムなどの情報などがけっこう
早くから載っているんですね。
あと仕入れるルートがレゲエレコード・コム
とは多少違うようで、紹介しているアルバムが
多少違うんですね。
そのあたりもこのサイトをよく覗いている理由
です。

ただ実際にネットから商品を購入する頻度は、
それほど高くありません。
理由は単純で、使い勝手がレゲエレコード・
コムほど良くないんですね。
「取り置き」が出来ない、追加注文が出来ない、
送られて来るまでメール1本が自動で配信される
だけで何の連絡もないなど、サービス面がどうも
イマイチなんですね。
すぐに売り切れてしまいそうなどうしても買い
たいと思うアルバムを見つけた時以外は、あまり
利用していないのが実情です。

あとあまり試聴できる曲が少ないのも、かなり
のマイナス・ポイントだと思います。
やっぱり音楽なので、途中までで良いので試聴
させないと、購買意欲は湧かないと思うんです
が…。

さて次にどういうレゲエ・ショップで買い物を
しているのか?
これもおそらくありきたりですが、新宿のDub
Storeと都内のdisk union巡りをしています。

書いたように新宿のDub Storeではネットで
注文した「取り置き」してもらった商品を取り
に行く事が多いのですが、そのついでに
お店にあるCDや中古のLPなどもついでに
買ってくる事が多いです。
またお店の店員の方におススメのアルバムなど、
いろいろと教えてもらう事もあります。
もともとマニアだったような方が店員として
働いてるので、ここで教えてもらう事はいろ
いろ参考になるんですね。

レゲエの中古のCDやLPは、おもにdisk
unionで購入する事が多いです。
中古CDなどでは大手でレコ・ファンなどもあり
ますが、私が今まで行った中ではレコ・ファンの
品揃えは全くダメで、おそらくレゲエに詳しい人
がほとんど居ないように思います。
数はあっても私が買いたいアルバムが、全くと
言って良いほど無いんですね。
レコ・ファンはほんのたまに渋谷や横浜の店舗を
覗くぐらいで、まず利用する事はほとんどあり
ません。

ただレゲエはかなり縮小している市場のようで、
disk unionの店舗の中でも、レゲエを置いて
いる店舗と置いていない店舗の格差がかなり
あります。
私は月に一度か二度都内のdisk unionを中心
にレゲエの中古のアルバムを探し歩いています
が、だいたい回っているのがdisk unionの
池袋店、disk unionの高田馬場店、新宿の
disk union新宿中古センター、disk union新宿
本店ラテン・ブラジル売場、渋谷のdisk union
ジャズ・レアグルーヴ館の5店舗です。
そうした店舗を池袋→高田馬場→新宿→渋谷
と回って来るのが月に一度の行事です。

その中でもレゲエの品揃え的に良いのが、
高田馬場店とラテン・ブラジル売場。
disk unionの店員さんに聞いても名前の出る
のが高田馬場店で、ここはかなりレゲエに
力を入れている店舗のようです。

他は正直そこそこといったところで、場合に
よると売場がかなり縮小している事もあり
ました(苦笑)。
ただまた元に戻っていたりで、おそらく入荷の
関係もあるのでしょうが、行ってみないと解ら
ないというのが本当のところです。

あとたまに気が向いた時に回ってみるのが、
disk unionの下北沢店と吉祥寺店、他に
御茶ノ水店や横浜店なども行ってみる事が
あります。
この辺は何か見つかればラッキー!ぐらい
な感じです。

もうこの中古のアタリハズレというのは、
行ってみないと解らないとしか言いようが
ありません(笑)。
欲しくても見つからなかった商品が見つかって
大喜び!という時もあれば、今回はあんまり
目ぼしいものが無かったなぁという時もある。
基本的に地味に地味に集めて行く作業なので、
たとえ目ぼしい商品が無くても廉価でちょっと
欲しいかなぐらいのアルバムでも、聴いてみる
とけっこう発見があったりする…。
要はそういう小さなことを、いかに喜べるか
という事なんですね。
諦めうに差がしていればいつかは見つかる、
地味に地味に小まめに小まめにが基本です。

ではどういう本を読んで、レゲエのアルバム探し
をしているのか?
それも書いておきたいと思います。

まずは2002年シンコー・ミュージック刊行
の本「Roots Rock Reggae」です。

roots_rock_reggae_01a
Roots Rock Reggae

たぶんこの本の事はブログにたびたび書いて
いるので解ると思いますが、私が6年ぐらい前
から再びレゲエを集め始めてからずっと収集の
手助けに使ってきた本です。
帯に「ジャマイカのスピリット溢れる硬派レゲエ
の定番ディスク500枚!」と書いてあります
が、実際にレゲエの収集にとても役に立った本
です。

正直なところ私は20代の頃同時期にルーツ・
レゲエ(当時はただレゲエと言っていました)を
聴いていて、それから長いブランクがあり再び
レゲエを聴き始めた人間なのですが、そんな
「浦島太郎状態」の私の手助けになったのが
この本でした。
この本やレゲエレコード・コムで試聴する事
などで、徐々にルーツ以外のレゲエも覚えて
行ったんですね。

ただ敢えて書きますが、この本に載っている
音楽評論家の先生の文章にはかなりガッカリ
させられる文章が多いのも事実です。
中にはまともな文章もありますが、紹介して
いるアーティストをクサしていたり、自己顕示
欲の塊りのような文章もあったりで、正直
あまりちゃんとした考察や評論がわりと少ない
のが欠点です。
正直なところ日本の音楽評論て、ちっとも進歩
していないなぁと痛感させられたのもこの本
でした(苦笑)。
なので評論の中身はあまり期待しない方が良い
です。
あくまでこういうアルバムがあるという資料
として使うのに最適な本です。

そしてもうひとつ言っておくと、この本に載って
いるから良いアルバム、載っていないから悪い
アルバムという見方も、あまりしない方が良いと
思います。
実はこの本の中に収められていない良いアルバム
も、たくさんあるんですね。
レゲエをこうして集めていると徐々に解って来る
のですが、この本に収められていないレゲエの
重要なアルバムってけっこうあるんですね。

例えばですがU Royの初めてのディージェイ・
アルバム「Version Galore」は、歴史的にも
とても重要なアルバムです。

u_roy_05a
U Roy - Version Galore

この世界で初めてのディージェイ・アルバムが、
この本には載っていないんですね。
おそらくはこの出版時に市場に出回っていなかっ
たとか、いろいろな事情があると思うのですが、
意外と抜けている良いアルバムがあるんですね。

ついでだから、出来ればこのアルバムも入れて
欲しかったというアルバムを書いてみます。

まずは初期ダブのアルバムとして知られている
Randy'sのThe Impact All Starsによる「Java
Java Java Java」とHerman Chin-Royの
「Aquarius Dub」の2枚。

randy's_02a
The Impact All Stars - Java Java Java Java (1973)

aquarius_dub_01a
Herman Chin-Roy - Aquarius Dub (1975)

初期のダンスホールのアルバムとしては
Techniquesレーベル初のダンスホール・アルバム
Ranking Slackness (General Echo)の「Slackest
LP」や、Scientistの「漫画ジャケ」シリーズ
から1枚はアルバムが入っても良かったのかなと
思います。

general_echo_02a
Ranking Slackness (General Echo) - Slackest LP (1979)

scientist_01a
Scientist ‎– Scientist Rids The World Of The Evil Curse Of The Vampires (1981)

特に「Slackest LP」は、今でもそれほど注目
されるアルバムになっていないのが、本当に
残念なアルバムです。
調べてみるとけっこう歴史的な意義のある
アルバムなんですよね。

あとKeith Hudsonの「Flesh Of My Skin Blood Of
My Blood」は、ぜひ入れて欲しかった1枚です。
やっぱりKeith Hudsonといえばこれ!という
アルバムですよね。

keith_hudson_02a
Keith Hudson ‎– Flesh Of My Skin Blood Of My Blood (1975)

そうした抜けているアルバムもあるものの、
この本が私のレゲエ収集の役に立ったのは事実
です。
集めたアルバムにはピンクの丸いシールを貼って
いるのですが、今ではそのシールもだいぶ増え
ました(笑)。
レゲエのアルバムのコレクションには、役に立つ
1冊だと思います。

あとSteve Barow & Peter Daltonの「ラフガイド・
トゥ・レゲエ」も持っています。
ただその本の分厚さに負けて、あまり読んでい
ません(笑)。

rough_guide_to_reggae_01a
Steve Barow & Peter Dalton - ラフガイド・トゥ・レゲエ(The Rough Guide To Reggae)

どうも文の翻訳もなんか読みづらい感じなん
ですね。
ただ載っているアルバムをチラっと見るだけ
でも、価値のある本だと思います。

あと2003年リットーミュージック刊行の本
「スカ・ディスク・ガイド」という本も、時々
見ています。

ska_disc_guide_01a
スカ・ディスク・ガイド

こちらはタイトル通りスカに焦点を当てた本
なんですが、400枚のディスクが紹介されて
いて、ルーツ・レゲエやロックステディの
アルバムもけっこう載っているんですね。
「Roots Rock Reggae」とはちょっと視点が違う
セレクトなのが、面白いところです。

以上が私がここ6年ぐらい行っているレゲエの
探し方や、レゲエを探す時に使っているツール
です。
正直特別な事はしていません。
おそらくルーツ・レゲエが好きな人などは、
私と同じような探し方をしているんじゃないか
と思います。

あとはコンピュレーションに入っていたりする
知らないアーティストなどを見つけたら、ネット
などでいろいろ調べてみる事ぐらいですかね。
やはり昔と違うのはこのネットというものが
発達したお蔭で、私のような素人でも知らない
アーティストの情報が手に入り易くなった事
ですかね。
ネットがあるから、このアーティストはどういう
人なのか調べる事が出来、私のような者でもア
ーティストの情報が解るようになったんですね。

実はこうしたブログを始めたのも、レゲエが
好きな人が一人でも増えてくれればイイなと
いう思いで始めました。
レゲエって聴き始めれば面白い音楽だと思う
んだけれど、今はその間口がすごく狭くなって
いて、聴くきっかけがない音楽になっている
気がしたんですね。

ただ実際にこうしたブログを書き始めてみる
と、レゲエがすごく膨大な世界だと気付かされ
ました。
だいたい70年代のルーツ・レゲエから80年代
前半のダンスホール・レゲエあたりを中心に
それ以前のスカやロックステディ、デジタル以降
のダンスホールなども書いていますが、大事な
アルバムだけでもすべてを網羅するのはまず
無理でしょう。
まだまだ深い所までは全然行けずに、浅瀬で
パチャパチャやっているようなものです(笑)。
ただ少しでもレゲエの面白さが伝えられたら…、
そういう思いでブログを書いています。

まあいろいろ書きましたが、音楽はその字の
通り、「音とを楽しむ」事が一番大事なんだと
思います。
どんなに良い音楽であったとしても、楽しめ
なければ意味はない。
要はいかに楽しんで聴くかという事に尽きる
と思います。

レゲエという音楽の楽しさを、一人でも多くの
人が知ってくれる事を願っています。

2016_05_19_01a