今回はRisco Connectionのアルバム

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「Risco Connection」です。

Risco ConnectionはJoe IsaacsとLorna Brooks、
Otis Gayleからなる、ジャマイカのディスコ・
ユニットとの事です。
ジャマイカにもこうしたディスコ・ユニットが
あったんですね(笑)。
それも1979年から80年にかけて短期間だけ
活動したグループらしいです。
リリースされた12インチ・シングルはすべて
レア化しているという、ディスコ・マニアの間
では大人気のグループという事です。

そのグループのレア化していたシングルを
アルバムにしたのが、今回のアルバムという
事なんだそうです。
書いたようにこのグループが活躍したのが
79~80年というほんの短期間なのですが、
そのレアなシングルをまとめてアルバム化した
のが、2010年の事のようです。

全12曲で収録時間は75分43秒。

今回のアルバムは紙ジャケで見開きになって
いて、見開きの左ページに曲ごとのプロデュース
やリード・ヴォーカル、作曲者などが英語で記載
されています。
例えば2曲目「I'm Caught Up」は、

2. I'm Caught Up (T.Gonzalez)
Lead Vocal: Lorna Brooks
Produced & Arranged by Joe Isaacs and Glen Johanson

といった具合です。
これにより「I'm Caught Up」は、T.Gonzalezと
いう人の作曲で、プロデュースとアレンジが
Joe IsaacsとGlen Johanson、リード・ヴォーカル
がLorna Brooksという事が解ります。
そういう12曲分の記述があります。
(ここではその記述は省略。)
残念ながらバック・バンドの記述はありません。

さて今回のアルバムですが、わずかの期間だけ
活躍したディスコ・ユニットのアルバムですが、
販売サイトのアルバム評などを見ても大絶賛
されているアルバムでした。
その理由がこのアルバムを聴いてみて、解る気が
しました。
基本的にディスコは私にとっては専門外で、
そういうアルバムについては書かない事にして
いますが、このアルバムについて言えば、曲が
実に丁寧に作らていて、とても聴き心地がイイん
ですね。
単にダンス・ミュージックという見方をして
みても、とても良く出来たアルバムだと思い
ます。

長い曲で7分53秒、短い曲で4分27秒と
1曲1曲が長く、とても充実した内容になって
います。

1曲目は「It's My House」です。
女性の声か子供の声かはっきりは解らないです
が、魅力的なリード・ヴォーカルが印象に残る
曲です。
オープニングからコーラス・ワークやエフェクト
まで、細部まで行き届いた曲作りが感じられる
曲です。

Risco Connection- It's My House


2曲目は「I'm Caught Up」です。
ネットの情報によると、レアなグループのレアな
曲の中でも、特にレア化していた曲なんだとか。
女性ヴォーカルLorna Brooksの張りのある歌声が、
強い印象を残す曲です。
ノリはディスコなんですが、硬いカシっとした
ドラミングがちょっとレゲエを感じさせます。

Risco Connection - I'm Caught Up


3曲目は「Argument」です。
話声や唸るようなギター、トースティングなどの
入ったかなり複雑な構成の曲です。
この1曲からも曲を作ったJoe Isaacsという人の、
只者でない感じが伝わってきます。

Risco Connection - Argument


4曲目は「Good Times」です。
Lorna Brooksでしょうか?女性ヴォーカルを
中心としたソウルフルな歌声が冴えるナンバー
です。
ギターとドラムのファンクなノリがカッコイイ
です。

5曲目は「Stopping Version」です。
エコーのかかったファンクなドラムに女性
コーラスからの男性ヴォーカル、さらには
ストリングスという凝った構成の曲です。
このあたりの作りは完全にディスコですが、
気持ちの良いグルーヴ感があります。

Risco Connection - Stopping Version


6曲目は「Sitting In The Park」です。
オリジナルはBilly Stewartという人の
ポピュラー曲ですが、レゲエのクラシックにも
なっている曲です。
ここではレゲエと違うディスコ・アレンジで、
聴かせる曲に仕上げています。

Sittng in the Park - Risco Connection


7曲目は「Bringing Out The Sunshine」です。
Otis GayleとJuliette Morganによる、男女の
デュエットの爽やかなディスコ曲です。
プロデュースとアレンジにはJoe Isaacsの他に
Jackie Mittooの名前もあります。

8曲目は「Reggae Music」です。
Otis Gayleがリード・ヴォーカルを務める曲
で、バックのコーラス・ワークが気持ちの良い
1曲です。

9曲目は「It's My House Version」です。
1曲目の「It's My House」ヴァージョン。

10曲目は「One More Time」です。
こちらも心地よいディスコのリズムを奏でる、
硬いドラムが気持ちの良いインスト・ナンバー
です。

11曲目は「Park Version」です。
こちらは6曲目「Sitting In The Park」の
ヴァージョン。
うまく心地の良いインスト・ナンバーに仕上げて
います。

12曲目は「Risco Music」です。
いかにもディスコといったほぼインストの
ナンバーです。
この曲も細部まで心の行き届いた構成が魅力
です。

ざっと追いかけて来ましたが、このアルバムは
レゲエではないですが、細部まで心を砕いた
構成で聴き心地の良いグルーヴ感のあるアルバム
だと思いました。
やはり嬉しいのは、ちゃんとディスコ好きにも
評価されているアルバムだという事です。
好みもあるので、必ずしもレゲエ好きにおススメ
出来るというアルバムではありませんが、
ジャマイカで作られた音楽のレベルの高さを
証明しているアルバムだと思います。

機会があれば聴いてみてください。


○アーティスト: Risco Connection
○アルバム: Risco Connection
○レーベル: Musica Paradiso
○フォーマット: CD
○オリジナル・アルバム制作年: 2010

○Risco Connection「Risco Connection」曲目
1. It's My House
2. I'm Caught Up
3. Argument
4. Good Times
5. Stopping Version
6. Sitting In The Park
7. Bringing Out The Sunshine
8. Reggae Music
9. It's My House Version
10. One More Time
11. Park Version
12. Risco Music