今回はCoco Teaのアルバム

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「In His Early Days 84, 85, 86 - 1998」です。

Coco Teaはダンスホール・レゲエの時代から
活躍するシンガーです。

アーティスト特集 Cocoa Tea (ココ・ティー)

今回のアルバムは1998年にCorner Stoneという
レーベルから出された彼のアンソロジーです。
タイトルに「84, 85, 86 - 1998」とあるように、
84~86年の彼の若い頃(Early Days)と、
98年の録音が収められたアルバムのようです。

このCoco Teaですが、レゲエがダンスホール・
レゲエからデジタルのダンスホール・レゲエ
へと移行する80年代の半ばあたりからVolcano
レーベルのHenry 'Junjo' Lawesの元で「Lost
My Sonia」などのヒット曲を出した事で、人気
アーティストとして活躍し始めるんですね。
その一番尖がっていた時代の録音のようです。

手に入れたのはCorner Stoneから出ているLP
でした。
CDも発売されているようですが、かなり入手が
難しいかもしれません。

ちなみにこのCoco Teaですが、途中から名前を
「Cocoa Tea」の変えているようです。
今回のアルバムも表ジャケの綴りはCoco Tea
でしたが、裏ジャケにはCocoa Teaと書かれて
いました。

Side 1が4曲Side 2が4曲の全8曲入りのアルバム
です。

ミュージシャンについては以下の記述があります。

All Song Written by Cocoa Tea
Arranged and Produced by: Michael (Pep) Chin
for Corner Stone Records
Record Executive: Yackoo Chin / Devonte Chin

Musicians:
Rhythm played by: Earl (Chinna) Smith,
The High Times Players, Roots Radics Band
Recorded & Mixed at: Channel One / Harry J. Studios
by Sylvan Morris & Soljie

となっています。

バックはChinna SmithのバンドThe High Times Players
と、この当時バック・バンドとして一世を風靡して
いたRoots Radics Bandが務めています。
この80年代の前半のダンスホール・レゲエでは、
このふたつのバンドの活躍が特に目立つんですね。
録音はChannel OneとHarry J. Studiosで行われ、
ミックスはSylvan MorrisとSoljieです。

さて今回のアルバムですが、このアルバムを買った
理由はその前にHenry 'Junjo' Lawesプロデュースの
アルバム「Weh Dem A Go Do...Can't Stop」を聴いた
からでした。

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Coco Tea - Weh Dem A Go Do...Can't Stop (1985)

それ以前にもCoco Teaを少し聴いた事はあったの
ですがそれほど印象に残っていなかったんですが、
このアルバムがすごく良かったんですね。
歌い手としての思いがこもった緊張感のある
アルバムだと思いました。
それ以来この初期のCoco Teaのアルバムを探して
いたのですが、ネットのレゲエレコード・コムで
このアルバムを見つけて、試聴した感じも良かった
ので購入しました。

実際に聴いてみた印象も、やはり緊張感があって
良いアルバムだと思いました。
この初期のダンスホールの時代のCoco Teaは、
やっぱり要チェックです。

Side 1の1曲目は「War」です。
エフェクトも印象的な強烈な曲です。
ダンスホールで活躍したCoco Teaですが、こうした
シリアスな歌が多いのも彼の特徴のひとつです。

Cocoa Tea - War


2曲目は「Send Them For Me」です。
一転してこちらは、スウィートなラヴ・ソングと
いった感じの曲です。

Cocoa Tea - Send Them For Me


3曲目は「Long Time」です。
こちらは語りかけるような曲調の曲です。
ヴァラエティのある彼の表現力がよく表れて
います。

4曲目は「The Voice」です。
刻むリズムにCoco Teaのヴォーカルが冴える
1曲。

Side 2の1曲目は「Sweet Cocoa」です。
自分の名前とココアをひっかけた、文字通り
スウィートなナンバーです。

2曲目は「Write Me A Letter」です。
この曲にはロックステディ期のKen Bootheの
ヒット・リディム「Moving Away」が使われて
います。

リズム特集 Moving Away (ムービング・アウェイ)

3曲目は「Don't Be Jumpy」です。
いかにもダンスホールといった面白いメロディ・
ラインに、ホーンもキマった1曲です。

Cocoa Tea - Don't Be Jumpy


4曲目は「Make Hay」です。
ホーンのイントロから入るちょっと楽し気な曲
です。

ざっと追いかけて来ましたが、初期のCoco Teaの
思いを込めたエネルギッシュな歌いぶりが印象に
残ります。
この初期のダンスほー・レゲエには、この時代で
なければ味わえない独特の魅力があります。
その魅力がたくさん詰め込まれたアルバムだと
思います。

機会があればぜひ聴いてみてください。


○アーティスト: Coco Tea
○アルバム: In His Early Days 84, 85, 86 - 1998
○レーベル: Corner Stone
○フォーマット: LP
○オリジナル・アルバム制作年: 1998

○Coco Tea「In His Early Days 84, 85, 86 - 1998」曲目
Side 1
1. War
2. Send Them For Me
3. Long Time
4. The Voice
Side 2
1. Sweet Cocoa
2. Write Me A Letter
3. Don't Be Jumpy
4. Make Hay