今回はGregory Isaacsのアルバム

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「My Number One」です。

Gregory Isaacsは、レゲエを聴く人なら知らない
人は居ないぐらいに有名なシンガーです。
ルーツ・レゲエの時代から活躍を始めた彼は、
その後のダンスホール・レゲエの時代になって
からも常に一線で活躍した名シンガーとして
知られています。

アーティスト特集 Gregory Isaacs (グレゴリー・アイザックス)

今回のアルバムは1990年にHeartbeat Records
から発売されたアルバムです。
彼のヒット曲「My Number One」や「Border」など
の、前半が歌で後半がディージェイという
ディスコ・ミックス・ヴァージョンが4曲も収め
られたかなり充実した内容のアルバムです。

なおGregory Isaacsのこの時期のベスト盤
「Willow Tree」というアルバムがありますが、
全10曲中このアルバムの曲が5曲入っています。

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Gregory Isaacs - Willow Tree: Best Of Gregory Isaacs (1977)

全13曲で収録時間は58分37秒。
7曲目「No Speech, No Language」と12曲目
「Lonely Teardrops」の2曲はCDボーナス・
トラックです。

ミュージシャンについては以下の記述があります。

Produced by Alvin Ranglin
All tracks recorded in Kingston, Jamaica
Studio include:
Channel One / Engineer:Ernest HooKim
Harry J / Engineer: Sylvan Morris

Musician include:
The Revolutionaries, Soul Syndicate Band, GG All Stars

となっています。

プロデュースはGG Recordsの主催者Alvin Ranglin
なので、元の音源はGG Recordsの為の録音と考え
られます。

バックはThe RevolutionariesとSoul Syndicate Band、
GG All Starsとかなり豪華です。

90年に発売のアルバムですが、表題曲の
「My Number One」のTrinityヴァージョンが
1974年にシングルで出ていているようなので、
70年代のルーツ・レゲエの時代の音源という
事で間違いなさそうです。
そうしたGG Recordsのシングルやディスコ・
ミックス・ヴァージョンを集めて、90年に
Heartbeat Recordsが発売したアルバムという
事のようです。

さて今回のアルバムですが、このルーツ期の
Gregory Isaacsの充実ぶりがよく解る内容で
なかなか良いアルバムだと思います。
Gregory Isaacsのアルバムなんだからディスコ・
ミックスでない方が良いという人も居ると思い
ますが、今回のアルバムではこのディスコ・
ミックスが目玉でもあり、良いアクセントにも
なっているんですね。
Gregory Isaacs好きの人からレゲエの初心者
まで楽しめる内容のアルバムだと思います。

1曲目は「Philistines」です。
彼らしい説得力のあるヴォーカルの1曲です。
ユッタリしたリズムで歌い込む彼のヴォーカルは、
やはり魅力的なんですね。

2曲目は表題曲の「My Number One」です。
こちらは7分越えのディスコ・ミックス・ヴァージョン
で、ディージェイはTrinityです。
Gregory Isaacsの素晴らしいヴォーカルに、Trinity
のトースティングというレゲエの楽しさがいっぱい
詰まった1曲です。

Gregory Isaacs - My Number One


3曲目は「Want To Go」です。
The Revolutionariesでしょうか?気持ちの
良いリズムにGregory Isaacsの艶のある歌声、
満足度の高い1曲です。

4曲目は「Special Guest」です。
こちらも名曲度の高い1曲。
Gregory Isaacsのセクシーさ全開のシビレる
曲です。

5曲目は「I Will Cool You」です。
こちらも彼の得意なジックリ聴かせる1曲です。

7曲目は「No Speech, No Language」です。
この曲はCDボーナス・トラックとして入って
いる曲です。
ユッタリしたメロディから、Gregory Isaacsの
ヴォーカルに絡むコーラスもうまくハマった
1曲です。

8曲目は「Jailer」です。
ちょっとアクセントの付いた面白い曲です。
ちなみに「Jailer」とは「(拘置所・刑務所の)
看守」という意味のようです。

9曲目は「Border」です。
こちらも9分越えのディスコ・ミックス・ヴァージョン
で、ディージェイはU-Brownです。
曲自体もコーラスなども入って素晴らしい曲ですが、
さらにディージェイも入ったかなりの力作です。
レゲエの面白さ全開の1曲です。

Gregory Isaacs & U Brown - The Border


10曲目は「Lonely Days - Version Ⅱ」です。
「Version Ⅱ」となっているところから、「Version 1」
もあるようです。

11曲目は「Tumbling Tears」です。
こちらも5分42秒のディスコ・ミックス・ヴァージョン
で、ディージェイはRanking Barnabbasです。
サビの繰り返しが印象的な曲です。

Gregory Isaacs - Tumbling Tear


12曲目は「Lonely Teardrops」です。
こちらもCDボーナス・トラックです。

13曲目は「Can I Change My Mind」です。
こちらも6分越えのディスコ・ミックス・ヴァージョン
で、ディージェイはRanking Barnabbasです。

Gregory Isaacs - Can I Change My Mind_2.mp4


ざっと追いかけて来ましたが、やっぱりディージェイ
入りのディスコ・ミックス・ヴァージョンが入って
いる事で、よりヴァラエティに富んだアルバムに
なっていると思いました。
Gregory Isaacsの好きな人はもちろんですが、
初心者でも聴き易いアルバムじゃないでしょうか。
レゲエの楽しさが詰まったアルバムだと思います。

機会があればぜひ聴いてみてください。


○アーティスト: Gregory Isaacs
○アルバム: My Number One
○レーベル: Heartbeat Records
○フォーマット: CD
○オリジナル・アルバム制作年: 1990

○Gregory Isaacs「My Number One」曲目
1. Philistines
2. My Number One - featuring D.J. Trinity
3. Want To Go
4. Special Guest
5. I Will Cool You
6. I Am Struggling
7. No Speech, No Language *
8. Jailer
9. Border - featuring D.J. U-Brown
10. Lonely Days - Version Ⅱ
11. Tumbling Tears - featuring D.J. Ranking Barnabbas
12. Lonely Teardrops *
13. Can I Change My Mind - featuring D.J. Ranking Barnabbas

* Bonus Tracks issued on CD and cassette only
All songs are Written by Gregory Isaacs,
except 'Tumbling Tears' and 'Can I Change My Mind' which are adapted