今回はTigerのアルバム
「Me Name Tiger」です。
Tigerは８０年代のデジタルのダンスホール・レゲエ
の時代に活躍したディージェイです。
１９８７年に今回のアルバム「Me Name Tiger」で
いきなり世界デビューして、その独特のユーモラスな
個性で人気を博しましたが、９３年にバイク事故で
声帯を痛めて事実上の引退状態になってしまった
ちょっと悲運なところのある人です。
アーティスト特集：Tiger （タイガー）
今回のアルバムはその８７年の彼のデビュー・
アルバムです。
このアルバムで一躍人気者となった彼は、その後
JammysやMusic Worksなど多くのスタジオと仕事を
し、事故に遭うまでは順調にキャリアを積み重ねて
いったようです。
全１０曲で収録時間は３８分４８秒。
詳細なミュージシャンの表記はありません。
All Songs Written, Aranged & Played By Norman Jackson (Tiger)
Exept Mi Lover Mi Lover
Backed by Riddim Kings
Executive Producer: Harold 'Papa Biggs' McLarty
Recorded & Mixed at Aquarius Recording Studio by Mervin Williams
Eccept Puppy Love Mixed at Harry J Studio and
i Lover Mi Lover Mixed at Music Mountain
Edited by Spiderman
という記述があります。
これによるとバックはRiddim Kingsという
グループが担当しているようです。
TigerことNorman Jackson という人は、作曲、
アレンジ、そしてプレイもしているようで、
かなり多才な人だった事がうかがえます。
今回のアルバムは、前に９０年代ぐらいの雑誌に
レゲエのベスト１００のような特集があるのを
見ていたら、このアルバムが１３位ぐらいに
載っているのを見た事があったので買って
みました。
しかもこのアルバム３００円ちょっとぐらい
のすごく廉価で売っていたんですよね（笑）。
さてアルバムを聴いた感想ですが、「ああ、
やっぱり…」というのが正直な感想でした。
この人陽性ですごく明るい個性があり、当時と
してはすごく新鮮なアーティストだったのだと
思うんですが、そうした目新しさが消えた今に
なるとちょっと浅いというか…、要するに
今の時代に昔のレゲエを聴いている人の
ニーズに合っていないんですよね。
要するに「もみじ饅頭！」という昔はドッカン
ドッカンとウケたギャグを、何も知らない
今の人が冷めた目で見ている、みたいな
感じになっちゃうんですね。
ただ丁寧に聴いてみると、１曲１曲の出来は
それほど悪くはありません。
ある程度当時の平均点ぐらいのレベルは
あると思います。
１曲目「No Wanga Gut」は、当時のTigerの
ヒット曲だったらしく、２曲目の「Puppy Love」
とともに表ジャケットにも「Featuring The Hits」
として名前が載っています。
この曲には「African Beat」というリディム
が使われているようです。
Tiger - No wanga gut
リズム特集：African Beat/Under Mi Sensi（アフリカン・ビート/アンダー・ミ・センシ）
２曲目の「Puppy Love」も彼の代表曲の
ひとつのようです。
こちらもStudio Oneの代表的なリディム
「Answer」が使われているようです。
Tiger - No Puppy Love [Best Quality]
リズム特集：Answer（アンサー）
６曲目「Don't Be Greedy」も１曲目
「No Wanga Gut」と同じ「African Beat」
のリディムが使われているようです。
８曲目「The Works」は、「News Flash
Time」というリディムが使われている
ようです。
Tiger - The Works
この時代のダンスホール・レゲエが好きな
人ならけっこう楽しめる内容なのかなと
思います。
そのレゲエ・ベスト１００のような事が
載っていた雑誌は、一応読者投票という事
になっていたのですが、「Super Ape」の
ような定番のアルバムの中にこのアルバム
が入っていたのは、さすがに９０年当時でも
それは無いかなという気がしました（笑）。
しかしこういう曲が好まれて聴かれていた
時代が、確かにあったのも事実です。
このTigerは虎の背広というタイガーズ・ファン
真っ青なスタイルで、レゲエ界で人気を博した
とてもユニークなディージェイです。
機会があれば聴いてみてください。
○アーティスト: Tiger
○アルバム: Me Name Tiger
○レーベル: Ras Records
○フォーマット: ＣＤ
○オリジナル・アルバム制作年: 1987
○Tiger「Me Name Tiger」曲目
1. No Wanga Gut
2. Puppy Love
3. Tiger Talking
4. Me Name Tiger
5. Mi Lover Mi Lover
6. Don't Be Greedy
7. Move Up
8. The Works
9. Follow Mi Model
10. Na Lef Ya So
●今までアップしたTiger関連の記事
〇Tiger「Shockin' Colour」
「Me Name Tiger」です。
Tigerは８０年代のデジタルのダンスホール・レゲエ
の時代に活躍したディージェイです。
１９８７年に今回のアルバム「Me Name Tiger」で
いきなり世界デビューして、その独特のユーモラスな
個性で人気を博しましたが、９３年にバイク事故で
声帯を痛めて事実上の引退状態になってしまった
ちょっと悲運なところのある人です。
アーティスト特集：Tiger （タイガー）
今回のアルバムはその８７年の彼のデビュー・
アルバムです。
このアルバムで一躍人気者となった彼は、その後
JammysやMusic Worksなど多くのスタジオと仕事を
し、事故に遭うまでは順調にキャリアを積み重ねて
いったようです。
全１０曲で収録時間は３８分４８秒。
詳細なミュージシャンの表記はありません。
All Songs Written, Aranged & Played By Norman Jackson (Tiger)
Exept Mi Lover Mi Lover
Backed by Riddim Kings
Executive Producer: Harold 'Papa Biggs' McLarty
Recorded & Mixed at Aquarius Recording Studio by Mervin Williams
Eccept Puppy Love Mixed at Harry J Studio and
i Lover Mi Lover Mixed at Music Mountain
Edited by Spiderman
という記述があります。
これによるとバックはRiddim Kingsという
グループが担当しているようです。
TigerことNorman Jackson という人は、作曲、
アレンジ、そしてプレイもしているようで、
かなり多才な人だった事がうかがえます。
今回のアルバムは、前に９０年代ぐらいの雑誌に
レゲエのベスト１００のような特集があるのを
見ていたら、このアルバムが１３位ぐらいに
載っているのを見た事があったので買って
みました。
しかもこのアルバム３００円ちょっとぐらい
のすごく廉価で売っていたんですよね（笑）。
さてアルバムを聴いた感想ですが、「ああ、
やっぱり…」というのが正直な感想でした。
この人陽性ですごく明るい個性があり、当時と
してはすごく新鮮なアーティストだったのだと
思うんですが、そうした目新しさが消えた今に
なるとちょっと浅いというか…、要するに
今の時代に昔のレゲエを聴いている人の
ニーズに合っていないんですよね。
要するに「もみじ饅頭！」という昔はドッカン
ドッカンとウケたギャグを、何も知らない
今の人が冷めた目で見ている、みたいな
感じになっちゃうんですね。
ただ丁寧に聴いてみると、１曲１曲の出来は
それほど悪くはありません。
ある程度当時の平均点ぐらいのレベルは
あると思います。
１曲目「No Wanga Gut」は、当時のTigerの
ヒット曲だったらしく、２曲目の「Puppy Love」
とともに表ジャケットにも「Featuring The Hits」
として名前が載っています。
この曲には「African Beat」というリディム
が使われているようです。
Tiger - No wanga gut
リズム特集：African Beat/Under Mi Sensi（アフリカン・ビート/アンダー・ミ・センシ）
２曲目の「Puppy Love」も彼の代表曲の
ひとつのようです。
こちらもStudio Oneの代表的なリディム
「Answer」が使われているようです。
Tiger - No Puppy Love [Best Quality]
リズム特集：Answer（アンサー）
６曲目「Don't Be Greedy」も１曲目
「No Wanga Gut」と同じ「African Beat」
のリディムが使われているようです。
８曲目「The Works」は、「News Flash
Time」というリディムが使われている
ようです。
Tiger - The Works
この時代のダンスホール・レゲエが好きな
人ならけっこう楽しめる内容なのかなと
思います。
そのレゲエ・ベスト１００のような事が
載っていた雑誌は、一応読者投票という事
になっていたのですが、「Super Ape」の
ような定番のアルバムの中にこのアルバム
が入っていたのは、さすがに９０年当時でも
それは無いかなという気がしました（笑）。
しかしこういう曲が好まれて聴かれていた
時代が、確かにあったのも事実です。
このTigerは虎の背広というタイガーズ・ファン
真っ青なスタイルで、レゲエ界で人気を博した
とてもユニークなディージェイです。
機会があれば聴いてみてください。
○アーティスト: Tiger
○アルバム: Me Name Tiger
○レーベル: Ras Records
○フォーマット: ＣＤ
○オリジナル・アルバム制作年: 1987
○Tiger「Me Name Tiger」曲目
1. No Wanga Gut
2. Puppy Love
3. Tiger Talking
4. Me Name Tiger
5. Mi Lover Mi Lover
6. Don't Be Greedy
7. Move Up
8. The Works
9. Follow Mi Model
10. Na Lef Ya So
●今までアップしたTiger関連の記事
〇Tiger「Shockin' Colour」
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