今回はMabrakのアルバム

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「Drum Talk」です。

今回は昨年2014年にdisk unionなどで
売ってたCorn-FedというレーベルのCD-R
からの1枚です。
まず注意しておきたいのはCD-Rなので、
プレイヤーの機種によっては再生出来ない
事があるようです。

今回のアルバムは、ネットのdisk unionの
情報によると、
「キング・タビーとアフリカのトーキング・
ドラム奏者であるリロイ・マブラックが組んだ
『ダブ・ミーツ・アフリカ』のありえない
組み合わせの一枚!」
で、「珍盤中の珍盤!」なんだそうです。

表ジャケの裏側に書かれている制作年は
1976年になっています。
ネットに書かれている記述では1978年に
なっているところが多いんですが、この記述
を見ると76年にUK Jigsaw、78年に
UK Differentというレーベルからアルバム
が出ている為のようです。

全11曲で収録時間は35分58秒。

詳細なミュージシャンの表記はありません。

ミキシング・エンジニアがKing Tubby、
プロデューサーがMabrakとなっています。
ジャマイカのHarry Jで録音が行われ、King
Tubby's Studioでミキシングが行われた
ようです。

さて今回のアルバムですが、まさに「珍盤
中の珍盤!」といったアルバムなんですが、
意外にKing Tubbyのミキシングは控えめな
印象です。
もともとこのKing Tubbyという人はLee Perry
などと違って、「俺が俺が」と前に出て来る人
では無いんですね。
むしろ逆に自分の匂いや影はなるべく残さない、
あくまで裏方で、曲の陰影を濃くする為だけに
ダブという手法を用いている人です。
今回もこのMabrakという人の演奏を際立たせ
る事だけに集中してミキシングをしている
感があります。

ただ今回のアルバムを聴いた感想としては、
そのKing TubbyのKing Tubbyらしい姿勢が、
このアルバムを地味なアルバムにしちゃった
かなぁと気がします。
異文化との出会いなので、もうちょっと前に
出た方が華やかな感じのアルバムになったの
かなぁという気がしました。

ただファースト・インプレッションがちょっと
弱いかなと思う反面、しっかりと聴き飽きない
音を作っている所にKing Tubbyらしさが出て
いる気もします。
音を整理して人の長所を引き出す事に長けた
King Tubbyらしい音の処理なんですよね。
このアルバム聴けば聴くほど味の出て来る
アルバムなのかもしれません。

このアルバムは必ずしもレゲエのアルバム
ではありません。
かといってアフリカ音楽のアルバムとしても
ちょっと位置付けが難しいアルバムだと
思います。
ただレゲエの歴史、アフリカ音楽の歴史の中に
こうした挑戦的なアルバムがあったという事は、
とても重要な事だと思います。

機会があれば聴いてみて下さい。

Mabrak - Locks Talk


Mabrak - Drum Talk


Mabrak - Serenade Talk



○アーティスト: Mabrak
○アルバム: Drum Talk
○レーベル: Corn-Fed
○フォーマット: CD-R
○オリジナル・アルバム制作年: 1976

○Mabrak「Drum Talk」曲目
1. Locks Talk
2. Ital Talk
3. Liquid Talk
4. Macka Talk
5. Serenade Talk
6. Fat Talk
7. Drum Talk
8. Roots Talk
9. Late Late Talk
10. The Reverend Talking
11. Drum Talk (Forever Drums)