今回はDelroy Wilsonのアルバム


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「The Best Of Delroy Wilson: Original Twelve」です。

Delroy Wilsonはロックステディ期から活躍する
シンガーです。

Delroy Wilson(デルロイ・ウィルソン)

今回のアルバムは彼のStudio Oneの音源を集めた
ベスト盤です。

全12曲で収録時間は46分05秒。

バックの詳細なミュージシャンの表記はありません。
ただロックステディ期のStudio Oneの録音という
ことを考えると、Soul Defenders、Soul Vendors、
Sound Dimensionあたりがバックを務めているの
だと思います。
実際に10曲目「Conquer Me (Extended Version)」
はSound Dimensionのアルバム「Jamaica Soul Shake
Vol.1」の中の1曲目「Heavy Beat」のリズムが
使われています。

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Sound Dimension - Jamaica Soul Shake Vol.1

プロデュースはStudio Oneの主催者Clement S. Dodd
です。

さて今回のアルバムですが、1曲目の「Riding For
A Fall」から曲にグッと惹きつけられてしまうような
魅力があります。
このロックステディ→初期レゲエと続くStudio Oneの
サウンドというのは、ちょっと昔懐かしいような
甘い香りの漂うような独特の魅力があります。
Studio Oneにハズレなし。
そう言い切って良いほどにStudio Oneのサウンドは
しっかりと作られていて、間違いなく私たちリスナー
を楽しませてくれる、そういうサウンドなんですね。
それはこのClement S. Doddの目が効いているから
なんじゃないかと思います。
このClement S. Doddという人は、すごく音楽愛を
感じるサウンドを作り続けた人なんですよね。

ネットで調べたところ、「Riding For A Fall」や
2曲目「Run Run (Extended Mix)」、10曲目
「Conquer Me (Extended Version)」などが
Delroy Wilsonのヒット曲だった模様です。
さすがにベスト盤だけあって1曲1曲に聴き
ごたえがあって素晴らしい内容のアルバムだと
思います。

今回のアルバムもロックステディ期のアルバム
ですが、このDelroy Wilsonはロックステディの
時代にもっとも輝いた歌手だったようです。

ちなみにロックステディというのはレゲエの前身と
なった音楽で、1960年代後半のわずか3年間だけ
続いた音楽なんですよね。
甘いメロディ・ラインが特徴的な音楽なんですが、
わずか3年しか続かなかったのに、不思議と魅力的な
曲やアルバムが多く作られています。
その時代の忘れてはいけない歌手がこのDelroy Wilson
なんですね。

このアルバムはそうしたロックステディ期のDelroy
Wilsonの魅力が解る1枚です。
ロックステディが好きな人、レゲエという音楽を
もっと深く知りたい人にはおススメです。

機会があれば聴いてみてください。

DELROY WILSON - RIDING FOR A FALL



○アーティスト: Delroy Wilson
○アルバム: The Best Of Delroy Wilson: Original Twelve
○レーベル: Heart Beat
○フォーマット: CD LP
○オリジナル・アルバム制作年: 1991

○Delroy Wilson「The Best Of Delroy Wilson: Original Twelve」曲目
1. Riding For A Fall
2. Run Run (Extended Mix)
3. Feel The Spirit
4. Get Ready
5. Troubled Man
6. True Believer
7. Ungrateful Baby
8. Run For Your Life
9. Gonna Make It
10. Conquer Me (Extended Version)
11. Someone's Gonna Cry
12. Impossible