今回はThe Third World All Starsのアルバム
「Rebel Rock」です。
Third WorldはＵＫのサウンド・システムの運営者で
あった、Count Shellyが主催するレーベルです。
このCount ShellyはプロデューサーでありＵＫにも
ジャマイカのレゲエを売り込んでいたBunny Leeと仲が
良く、サウンド・システムのためのアルバムを
Bunny Leeから買い付け、販売もしていたんですね。
その買い付けた音源の中にあったのがErrol Dunkley
のアルバム「Sit And Cry Over You」のリズム・
トラックで、元のアルバムの演奏はGladstone Anderson
& His Allstarsという事だったのですが、その演奏を
さらにＵＫで活躍するレゲエ・ミュージシャンの演奏を
足してオーヴァー・ダビングしたのが今回のアルバム
「Rebel Rock」
なんですね。The Third World All Starsというのは、
Third Worldレーベルのオールスター・メンバーという
事ですが、実際にはGladstone Anderson & His Allstars
+ ＵＫのレゲエ・ミュージシャンという事で、半分は
架空のバンドみたいな事のようです。
なおインターナショナルに活躍したレゲエ・バンド
Third Worldとは、全く別のグループです。
元のアルバムのリリースは１９７５年で、今回の
アルバムはレゲエ・リイシュー・レーベルPressure
Soundsが２０１３年にリイシューしたアルバムです。
全１０曲で収録時間は２８分４１秒。
ミュージシャンについては以下の記述があります。
Hornes:
Saxophone: Michael 'Bammi' Rose, Lester Sterling
Trumpet: Lester Sterling
Alto Saxophone: 'Buggis' Norman
Keyboards & Piano: 'Organ D' aka Tyron Downie,
Gladstone 'Gladdy' Anderson, Winston Wright
Guitar: 'Ronnie Bop' aka Ranford Williams, Hux Brown
Bass: Jackie Jackson
Drums: Winston Grennan
Album Co-ordination Pete Hoidsworth
Cover Illusyratio by Tylon Whyte of Freelance Graphics
Artwork and Design by Tflon aka John Sims
Produced by and under license from Count Shelly
Studios: Chalk Farm Studios & EFM Studio, London, England
Engineer: Sid Bucknor
Mastering and Restoration by Dave Blackman at Hiltongrove
and Rinus Hooning at Record Industry
となっています。
さて今回のアルバムですが、実際に聴いた印象として
なかなか良いインスト・アルバムだと思いました。
タイトルはRebel Rockということで「反逆のロック」
というなかなか勇ましいタイトルですが、実際の
サウンドはホーンを中心としたJazzyなインスト
といった感じです。
オーヴァー・ダビングの成果なのかホーンが際立って
おり、１曲１曲が作りこまれている感じでヴォーカルが
なくても軽く流れないしっかりした曲になっています。
ちなみにこの時代には発売元の意向などで、オーヴァー・
ダビングが自由に行われていたようです。
こうなると元になったアルバムErrol Dunkleyの
「Sit And Cry Over You」の方も聴いてみたい気が
しますが、こちらはなかなか入手が困難そうです。
それにしてもよくこういう音源を見つけてくるなぁと
いうのが、いつもこのPressure Soundsには感心する
部分ですよね。
やっぱりレゲエという音楽が好きでないと、なかなか
こういうアルバムは見つけて来られないものです。
レゲエという音楽の中でも、こういうインストもの
というのは評価の難しいジャンルですが、この
Pressure Soundsはちゃんと聴き分けてセレクトしている、
それが解るからこそこのレーベルのリイシューには
価値があります。
全部で２９分弱とリイシューにしては短めの内容
ですが、かなり充実した内容のアルバムだと思い
ました。
レゲエのインストものの好きな人、ルーツ・レゲエ
の好きな人におススメ出来る内容です。
機会があれば聴いてみてください。
Third World All Stars - Moog in Blues
○アーティスト: The Third World All Stars
○アルバム: Rebel Rock
○レーベル: Pressure Sounds
○フォーマット: ＣＤ
○オリジナル・アルバム制作年: 1975
○The Third World All Stars「Rebel Rock」曲目
1. Rebel Rock
2. Repatriation Remedy
3. Our Dream World
4. Patricia's Love
5. Soothing In The Mind
6. Black Moon
7. For All Ways
8. Just For You
9. Train To Skaville
「Rebel Rock」です。
Third WorldはＵＫのサウンド・システムの運営者で
あった、Count Shellyが主催するレーベルです。
このCount ShellyはプロデューサーでありＵＫにも
ジャマイカのレゲエを売り込んでいたBunny Leeと仲が
良く、サウンド・システムのためのアルバムを
Bunny Leeから買い付け、販売もしていたんですね。
その買い付けた音源の中にあったのがErrol Dunkley
のアルバム「Sit And Cry Over You」のリズム・
トラックで、元のアルバムの演奏はGladstone Anderson
& His Allstarsという事だったのですが、その演奏を
さらにＵＫで活躍するレゲエ・ミュージシャンの演奏を
足してオーヴァー・ダビングしたのが今回のアルバム
「Rebel Rock」
なんですね。The Third World All Starsというのは、
Third Worldレーベルのオールスター・メンバーという
事ですが、実際にはGladstone Anderson & His Allstars
+ ＵＫのレゲエ・ミュージシャンという事で、半分は
架空のバンドみたいな事のようです。
なおインターナショナルに活躍したレゲエ・バンド
Third Worldとは、全く別のグループです。
元のアルバムのリリースは１９７５年で、今回の
アルバムはレゲエ・リイシュー・レーベルPressure
Soundsが２０１３年にリイシューしたアルバムです。
全１０曲で収録時間は２８分４１秒。
ミュージシャンについては以下の記述があります。
Hornes:
Saxophone: Michael 'Bammi' Rose, Lester Sterling
Trumpet: Lester Sterling
Alto Saxophone: 'Buggis' Norman
Keyboards & Piano: 'Organ D' aka Tyron Downie,
Gladstone 'Gladdy' Anderson, Winston Wright
Guitar: 'Ronnie Bop' aka Ranford Williams, Hux Brown
Bass: Jackie Jackson
Drums: Winston Grennan
Album Co-ordination Pete Hoidsworth
Cover Illusyratio by Tylon Whyte of Freelance Graphics
Artwork and Design by Tflon aka John Sims
Produced by and under license from Count Shelly
Studios: Chalk Farm Studios & EFM Studio, London, England
Engineer: Sid Bucknor
Mastering and Restoration by Dave Blackman at Hiltongrove
and Rinus Hooning at Record Industry
となっています。
さて今回のアルバムですが、実際に聴いた印象として
なかなか良いインスト・アルバムだと思いました。
タイトルはRebel Rockということで「反逆のロック」
というなかなか勇ましいタイトルですが、実際の
サウンドはホーンを中心としたJazzyなインスト
といった感じです。
オーヴァー・ダビングの成果なのかホーンが際立って
おり、１曲１曲が作りこまれている感じでヴォーカルが
なくても軽く流れないしっかりした曲になっています。
ちなみにこの時代には発売元の意向などで、オーヴァー・
ダビングが自由に行われていたようです。
こうなると元になったアルバムErrol Dunkleyの
「Sit And Cry Over You」の方も聴いてみたい気が
しますが、こちらはなかなか入手が困難そうです。
それにしてもよくこういう音源を見つけてくるなぁと
いうのが、いつもこのPressure Soundsには感心する
部分ですよね。
やっぱりレゲエという音楽が好きでないと、なかなか
こういうアルバムは見つけて来られないものです。
レゲエという音楽の中でも、こういうインストもの
というのは評価の難しいジャンルですが、この
Pressure Soundsはちゃんと聴き分けてセレクトしている、
それが解るからこそこのレーベルのリイシューには
価値があります。
全部で２９分弱とリイシューにしては短めの内容
ですが、かなり充実した内容のアルバムだと思い
ました。
レゲエのインストものの好きな人、ルーツ・レゲエ
の好きな人におススメ出来る内容です。
機会があれば聴いてみてください。
Third World All Stars - Moog in Blues
○アーティスト: The Third World All Stars
○アルバム: Rebel Rock
○レーベル: Pressure Sounds
○フォーマット: ＣＤ
○オリジナル・アルバム制作年: 1975
○The Third World All Stars「Rebel Rock」曲目
1. Rebel Rock
2. Repatriation Remedy
3. Our Dream World
4. Patricia's Love
5. Soothing In The Mind
6. Black Moon
7. For All Ways
8. Just For You
9. Train To Skaville
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